Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

ウォールドガーデンの5月

咲きそうでなかなか咲かない我が家のバラにしびれをきらし、ご近所のウォールドガーデンに偵察に行ってきた。

 

マダムイサークぺレールが一番乗り。

去年も11月まで咲いていたし、力あるなあ。もっとも、こんな感じでぽつぽつとしか咲かない。誘引のせいなのか、もっと木が成熟しないとダメなのか。

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けばけばしい色に見えるが、無理がなく、本当にきれい。モダンローズではこういう発色にならない。そして香りも良い。ぐわっと満開にならないあたり、実は我が家にあってもよいのかも。ただ誘引してやらないと花がつかないから手間はかかる。

 

アリウムとアヤメが咲いて、だんだん庭に見ごたえが出てきた。

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しかしバラはまだ咲いていない。去年は6月には満開になっていたが、今年の見ごろは6月中旬以降かな。遅いよね。ここのところ少し肌寒いくらいだ。昨日もまたひょうが降った。

 

そんな中で健闘しているガートルード・ジェキル。このバラも、ぽつぽつとしか咲かない。背が高くなりすぎて香りも届かないのも残念。

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で、足元のアヤメですが・・今年は天候のせいなのか、どうもアヤメは不調のよう。

 

こちらは少しましかな。アヤメがあると庭に高さが出てかっこいい。

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ウィステリア=藤、これも今年は調子が悪い。雨が多いのと気温があがらないせいか。

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曇りの日だったせいか、これから最高の季節を迎えるというわりには、なんとなくお手入れ不足というか元気がないというか・・ 去年があまりに美しかったので、どうしても比較してしまう。ここのお庭もコロナ疲れかww

 

去年は3日に1回は水やりしていた気がするが、今年は10日に1回程度。雨が多いのも困りものだよ・・。 さて、今年の開花はどうなりますか。あんまり咲かないのでつい新しいバラを買いたくなるのだが、そういう問題じゃないよなあ・・。

切り花のバラを挿し木に

梅雨じゃないのかっていうくらい雨が多い5月。しかも強風。

ベルガモットの鉢が何度もひっくり返る。植え替え待ち、来週こそは新しい鉢に植え替える。

 

今日は、久しぶりに義両親と義妹家族とBBQ

イギリスの夏と言えばBBQ、これしかない。まあ簡単でいいんだよね。

 

しかし天気が・・ 義妹が庭に出せるマーキー(簡易テントのようなもの)を持ってきてくれたので、雨が降る中、無理やり肉を焼いて室内で食べた。

からあげ、ポテトサラダも用意。量が多いだけですぐに作れるものばかり。気楽でいいね~。先週からハグしてもいいことになったのだが、今回はなし。

 

お花をもらったので、2分割して活けなおし、バラが入っていたので思い付きで挿し木してみた。

花はこういうの

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切り花用のバラは、庭のバラとは違う育ちなので、根が出たとしても外の環境では生き残れないものも多い。このバラにはとげがなかった。

ついでだから伸びすぎたトーマス・A・ベケットのシュートを1本切ってこれも挿し木に。

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やっぱりベケット氏をあと2~3本植えて統一感を持たせたほうがいいのかも、とも思い、そうなるとバフ・ビューティは移動させることになる。鉢に植え替えて、ペニーレインの隣で育ててもいいかな。挿し木が地植えにできるようになるまで3年くらいかかるので、先は長い。

 

結局自分がくつろぐためのバックガーデンには、派手で格好のよいものではなく、いつもよりそってくれるようなバラがいいなあと。フロントが愛人でバックガーデンは本妻ってところww  それには花が美しいというだけじゃなく、樹容全体が美しいものがいい。花もずーっと咲いてなくても良い。

 

その点去年秋に買ったグレイスと、ファンタン・ラトゥールは及第。グレイスはその名の通り全身が優美で、花が咲いてくれなくてもこのままでいいと思うくらい。

 

グルス・アン・アーヘンはもう少し育ててみないとわからない。多めの肥料が苦手だったり、アブラムシよけにまいたポテトフラワー入りの水で葉っぱが痛んだりと、繊細な印象。うっかり台木を地中に埋め忘れて植えてしまったこともあり、来年はフロントガーデンで地植えにチャレンジしようかと思っている。

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 もらった花の一部。和風ですねー。

実はユリも菊も匂いが苦手。。玄関にこっそり置いた。




 

 

来年のバラを妄想する

いまだバラ咲かず 涙

つぼみはどの株も順調に上がっているのだが。あと一息、来週の中旬くらいから咲くかな。

 

思い切って摘蕾。

特に去年の秋買った苗は、しっかり大きくなっていただきたいので泣く泣くつぼみを落として数を減らした。

 

ファンタン・ラトゥールは1季咲き、つまり1年1回しか咲かない。それなのにつぼみを落とすのはつらい・・、今の時点でものびのび、すくすく育っているから来年はもっともっと花が咲くことを祈ってさようなら。

 

それ以外は四季咲きだから、秋まで我慢すればまた花が見られる。

アイスバーグも、側蕾はそんなにきれいに咲かないからやっぱり落とすことにした。子供のユキちゃんもつぼみがたくさんついたが、苗が小さすぎるのでごっそり切り落とした。本当はこの大きさではまだ花を咲かせてはいけないのだけど・・

 

庭の樹木は、やっぱり切らないとダメなのだ。

 

オリーブは、昨年は息を吹き返してもらいたかったから肥料だけ上げてましたが、剪定し忘れたためぼさぼさになってしまった。選定の時期を逃してしまったからもうちょっと我慢して、7月頃に少し鋏を入れる予定。

 

バラも、去年みたいにずーっと花が咲くのは見ていてつらいので、一番花が終わったら結構ざっくり切り戻すつもり。

 

あれだけ肥料をあげているのにアイスバーグは、つぼみ数が多いせいでまた葉っぱが栄養不足の症状に。放置しておいても死ぬことはないが、木をぴかぴかに保ちたいならひたすら栄養補給が必要ってことである。

 

アブラムシや、謎の葉っぱの虫食いなどもあるが、酢のスプレーやニームオイルをまく以外はもはや気にしないことにした。花が全部食い尽くされたりしたら考える。自分の庭だけが虫がいなければそれでいいのか? それなら手入れしないで放置しておくほうがましかもしれない。

 

トーマス・A・ベケットはあれだけいたアブラムシがぴたり、といなくなった。そのかわりにヒラタアブのさなぎがいっぱい。どしどし来ていただきたい。

どうもこの木はおいしいらしくて、挿し木にしたほうにもアブラムシが大量についた。やっぱり香りが良いバラは虫も好きみたいだ。

 

ついでにベルガモットのグレイ伯爵のほうも少し葉を整理して風通しを良くした。

グレイ伯爵夫人のほうはハート形で、中心部があいているせいか、うどん粉病もそれほどひどくなくて落ち着いている。

 

ところが伯爵のほうは葉っぱが茂りすぎて内側が全然見えず、全然病から回復する兆しがない。スプレーすると何か白っぽい虫が飛び出してくるようにもなったので、こりゃいかん、と、思い切って重なっている葉っぱを取り除いた。20枚近く落としただろうか。この葉っぱだけでもすごく香る。虫にとってはさぞやおいしいのであろうな・・。

 

柑橘系の木も、剪定は3月頃が理想であり、大幅な枝切りは今はしないほうがよい。このまま様子を見て、7月頃にまた少し整理してみるつもり。

 

さて、フロントガーデンのスキマ埋め植物として気に入っているネペタことキャットミントであるが・・

 

先日見ると根元からつぶれたようになっていた。強風で折れたのだろうか? 

強い植物だからこのくらいでどうにかなるようなものではない。

 

そして今日の夕方、手入れをしに外に出てみると・・何とネコが座っていた。そうか、こいつのしわざかww そりゃそうだ、キャットミントだからなあ・・。酢のスプレーで(といってもネコには当ててないけど)退散していただきました。いや、本当にネコが好む植物だったんだなあ。

 

でもネコは困る。周りの植物を踏み荒らしたり、トイレにされたのでは大事な植物が枯れてしまう。まさかの落とし穴ww ちょっと様子を見よう。場合によってはあきらめるしかないかも。せっかくのコンパニオンプランツだったのに残念。

 

さて、我が家にはつるバラがないので、秋につるバラをバックガーデンのコーナーのエリアに植えようと妄想中。

 

 

 

まず、ペニーレイン

名前がいい。私も好きなビートルズの名曲の、懐古的な明るさを花で表現。芸術や~。この花は購入決定。裸苗で秋に手に入れる。ハークネス作。

www.classicroses.co.uk

 

スノーグース

可憐で、香りも良くかわいらしい。やっぱりこれもあの小説からとったのかな。舞台はイギリスだし。デヴィッド・オースチンのバラは文学者にちなんだバラも多い。とげがほとんどない。

スノー・グースつる裸苗 - Snow Goose (Auspom)www.davidaustinroses.co.jp

 

アリババ

日本では、サンセットグロウという名前で流通しているが、本来の名前はこれ。

この色を気に入るかどうかが分かれ目。思ったよりきつめではないかも。香りが良く育てやすいのは折り紙付き。ワーナーもイギリスの作出家。

www.i-rose.net

 

スパニッシュビューティ

何も言うことなし、古典つるばらの名花。1季咲き

himenobaraen.jp

でも本当の名前は

www.classicroses.co.ukペドロ・ドットというスペインの作出家による。

 

レッドキャスケード

定番すぎて植えている人が少ないけど、かえって新鮮。赤のつる系は目立ちすぎるからこのくらい小さいのがいい。とげ少な目。とにかくいつまでもずーっと咲いている。鉢でフロントガーデンにまわしてもいいかも。

 

himenobaraen.jp

ヘリテージ

日本ではイングリッシュヘリテージとして流通していたもの。

アイスバーグが親ということで、アイスバーグの長所を受け継ぐ花。よって我が家のアイスバーグの隣に植えればぴったりなのでは?とげもアイスバーグ並みで扱いやすい。育てるなら地植えで少し誘引か。

 

我が家のアイスバーグ見てて思うのだが、珍奇な花より育てやすい花を丹精するほうが、美しい結果が得られてよい。どこの家庭にもあるようなバラだけど、育て方次第でこんなに見事になるとは、ガーデナーの腕次第。

 ヘリテージは公式には廃盤のため、画像なし。

 

 

アッシュウェンズデー

現在ピータービールスしかUKでは扱っていない。きれいだよなあ~。でも1季咲きだし・・とげも結構あるとかで・・悩む。そういえばこれも同じタイトルのアイルランドの貧しい家族の小説があったな。

 

himenobaraen.jp

パープルスカイライナー

ルーランブラーという見事な紫のつるバラがあるが、残念ながら大型&一季咲きで我が家には無理そう。こちらは小型でしかも四季咲きだから、こちらなら大丈夫かも。とげがない。こちらも鉢でフロントガーデンの影になりがちなところに置くこともできる。

www.classicroses.co.uk

 

アルバセミプレナ

憧れのアルバ。1季咲きだが、こちらは、おじいさんの家の木で覆われているエリアに植える。

去年からコンポストを地味に植えこんでいるところである。樹木として扱うつもりだから基本ほったらかし。1季咲きで秋には素敵な実が楽しめる。これもほぼ購入決定かな。ボッティチェリプリマヴェーラに描かれているのはこの花ではないか、といわれている。

www.classicroses.co.uk

 

 

YOU全部買っちゃいなよ! 裸苗なら安いじゃん、という悪魔の声が・・・

 

現実的にはペニーレイン、アルバセミプレナ、アリババかスパニッシュビューティ、レッドキャスケード・スノーグース・パープルスカイライナーの3つから1つで、4本かなあ。それでも多すぎる。でもヘリテージもいいなあ。今年もアッシュウェンズデーとは縁がないか・・うーん。

 

まあでも赤いバラはいらないか。よそさまのお庭で見れば十分かも。私はやっぱり淡い色のバラが好きなので・・ 

 

日々の散歩では、グラハム・トーマスがポチポチと咲き始めたのを見かける。

あとは、背が高くなっているバラが、一番上だけ開花しているのとか。アイスバーグはどのお宅でも開花はまだ。早く咲かないかな。それと、天気がもう少し良くなってくれないと困る。明日も雨。

 

もうすぐ開花

今年は2週間くらい開花が早まるのではと思っていたが、去年のアイスバーグの開花は5月15日ごろだったみたい。

 

今年の5月は気温が今一つ上がらないし、雨も多い。今週末あたりから咲き始めるかな。去年より遅い。

 

アイスバーグのつぼみ

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記憶があいまいになってしまうので全体像も。今年はとにかく葉の量が多いしきれい。健康な証拠。

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こちらはファンタン・ラトゥールのつぼみ。開花がとても楽しみ。本当は咲かせないで株を大きくしたほうがいいのだけど、一季咲きだからまあいいかな・・。

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グレイスとグルス・アン・アーヘンもふっさふさになってきた。今の時期、一晩明けて外に出てみるとびっくりするくらい成長しているのが面白い。グレイスはつぼみのつき具合が遅い、開花は6月になってからか。

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困っているのがベルガモットうどん粉病

こんな感じ。

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毎日酢のスプレーと、米のとぎ汁&モラセスを散布して様子見。少なくとも悪化はしていないみたい。

 

柑橘系は、葉っぱの維持が非常に重要だそうで、レモンの場合25枚につき1個の実と考え、それ以下の割合だったら間引いたほうがいいらしい。うどん粉や虫食いでも悪化しないようならそのままにしておくほうがいいそうだ。

 

早く花が咲かないかな~。大きな木に見えるが実は接ぎ木してしてある。今年は無理かもしれない。じっくり育てよう。

 

こぼれ種ではえてきた忘れな草。種を取って来年どこかにまいてみようか。

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フロントガーデンのお化けコーンフラワーは、大風で3分の1くらい折れてしまったが、花が咲き始めた。

 

オリーブの花が初めて咲いた。もう1本あれば実がなるのだけど。

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なしも無事に受粉できた模様。

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りんごも。これだけ花がつけば1個くらいは実るだろう。

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ちなみにさくらんぼは、数本だけ実が残っているが実るかどうかは??

やはり花で真っ白になるくらいに咲かないと、実がなるところまで行きつかないのではないかな~。ただ今年の花は香りもよく素敵であった。来年に期待。

 

最後の希望、アガスタ―シュの残り4つの種から芽が出てきた。徒長しないように時々外に出したりしながら見守る。

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今月で種まきは最後、今週末こそ残りを片付けてしまいたい。これ以上はもう育てる場所もないので、あとは来年に回す。

 

誰かに似てる。。コロンボか!

 

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ベルガモットがやってきた×2

さて、遅くなった2020年のクリスマスプレゼントとして夫がベルガモットの木を買ってくれたのですが・・・

 

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何で2本あるの?

 

「どうだ~サプライズ~けちけちしないでドーンと2本買っておいたから!」

 

そのもう1本分のお金でバラが何本買えるか、バラじゃなくても欲しいシュラブがあったんだが・・ガーミンの買い替えも計画してたし・・事前に相談してほしかったな~などと思ってしまいました・・いやいや、ありがたいことですがww

 

 

しかもでかいww 本当に45センチ?

オリーブと違いベルガモットは自家受粉します。結実のために2本は必要ない。

 

もちろん、ベルガモットのお世話は心してやるつもりなのですが、1本が枯れたら多分もう1本もダメになるであろう。何しろバラ以上に気を遣う。バラは地植えにしてほっとけば死ぬことはないが、この方は、夏はともかく11月~4月まではコンサバトリーなどで管理しなければならない・・ って、そんな設備は我が家にはない。

 

そこで夏の間に、ベルガモットを保護できる環境を作る予定。シェッド(小屋)か、庭の壁を利用したミニ温室のようなものを作り、そこに入れられるようにする。ついでにそこで苗の管理もできるようにすれば、種まきも少しは楽になるというもの。

 

虫もつくし、水やりも難しそうだし、専用の肥料に土、うう・・結構めんどくさい。園芸初心者にはお勧めしない。

 

しかも葉っぱが何だか白いな~と思って、よくよく見たら、見事なくらいのうどん粉病じゃありませんか。これだけ新芽が出ているから大丈夫だと思うけど。いやー前途多難だわ。

 

 

葉っぱをちぎってみるとあのベルガモットの香りが立ち上る。

これから花がどんどん咲いていく予定で、柑橘系の花の香りの素晴らしいことといったら・・しかも木が2本で2倍! 花が咲いている間は庭にくぎ付けになること間違いなし。

 

まあとにかく我が家で1本あたり最も高価な植物ですので、大事にせねば。

丸いほうが伯爵、ハート型が伯爵夫人ですよ。その名も「グレイ夫妻」

 

さっそく、米のとぎ汁にモラセスを溶かしたものを散布。モラセスは溶けにくいのでとぎ汁を温めてから溶かすべし。

 

我が家は風通しがよく、これまでほとんどうどん粉病は発生したことが無いのですが、無農薬の治療法としてはこれが最も効果的らしい。この溶液をエサに善玉菌が増えて、うどん粉菌を退治してくれるからだそうです。さて、実際はいかに。

 

アイスバーグ、冬に強剪定したのにあっという間にシュートが伸びて元通り。バラってやっぱり生命力が半端ない。今年はとりわけ葉が美しい。丹精のおかげ。

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小松菜の芽。スプリングオニオンはどこに行ってしまったのだろうか・・。

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トマト。5本植えて1本はヨトウムシらしきものにやられたが、まあまあ生育中。

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自己満足のハーブガーデンの一部。

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そしてリナリアも大量に発芽。やはりこぼれ種で増えるものは発芽率が良い。

発芽すると思わずガッツポーズしたくなるよね。

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すっかり暖かくなった。芝生でうたたね中のまぬ犬ども。チビは現在ヒートまっさかりのため公園行きを自粛中。

 

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5月のバラたち

今年はどうなっているのやら、5月になってもまだ霜が降りたり、ひょうが降ったり、農家だったらさぞ大変だろうと思う。

 

ウォールドガーデン入り口の、早咲きのカナリーバード。今年のバラ一番乗り。

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きれいなアーチになっていて素敵ですね。

 

 

大変元気なバラたちの中で唯一不調なバフ・ビューティ。こんな感じで、左半分がくたっとしている。今植え替えをするのもリスクがあるから迷う。

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 足元がきれいじゃないので嫌だな~汗 明日きれいに片付けよう。

 

昨年の秋まぬ犬にかじられたところをテープで留めた枝が調子が悪いので、傷口が治らず、うまく栄養分が回らないのかもしれない。一応つぼみもついていることだし、もう少し様子を見よう。と同時に早めのバックアップとして挿し木を作っておくことにする。

 

挿し木から育てたユキちゃんは見事に大きくなりました。

その隣はベケット氏2世。

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ベケット氏2世は、冬の初めに思いついて挿して、日の当たらないガレージで我々のDIYを見守っていたのだが、日当たりがないせいなのかやたらとかびて、唯一生き残った枝。

イギリスで挿し木するなら、8月までに苗を作り、ある程度大きくしてから冬越しさせたほうが成績が良いようだ。

 

 

 

 

去年ご近所さんが植えたトーマス・A・ベケットはこの通り。ここはほとんど日が当たらない。特に真ん中の1本は超絶日が当たらないせいか瀕死の状態。せっかく3本も植えたのに・・涙

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ここまで日陰なら、伸びるタイプのつるバラを植えればよかったのになあ~。3メートル以上伸びるバラなら、日が当たるところまで自力で登っていくから日陰にも強い。足元がスカスカになるという欠点があるが、それは日陰に強い宿根草でも植えればきれいになる。

 

こちらが我が家のベケット氏。ちなみに植えたのは去年でご近所さんと同じである。1本だけでこの大きさ。初年度はほとんど花をつけないようにしたのと、終日日が当たる環境にしているのが大きな違いなんだろうな。

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そして我が家のアリウムにもいよいよ花芽ができてきた。

唯一元気のなかった1本だけまだできていないが、先日の大雨で元気を吹き返したようでなんとか枯れずに済んだ。

 

どのバラにもしっかりつぼみがついてきた。さて我が家で最初に咲くのはどれだろうか。

 

 

 

 

 

 

3連休のガーデニング

今日で盛りも終わりかな・・の八重桜。この八重桜が終わるとイギリスは初夏といってもいい。

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3連休の週末。あいかわらずバタバタしておりますが・・

調子が悪く無理やりセッティングを変えようとしたらレバーが折れてしまった芝刈り機。

夫がYoutube見ながらなんとかマニュアルで直した。この家に引っ越してきたときに義理の弟がプレゼントしてくれたものなので、14年使っていることになる。あと数年は寿命が延びたかな~。

 

先週ガーデンセンターで買ってきたタイム、ローズマリーヒソップ、チリ、イチゴを鉢に植え付け、デリバリーで土付きで買ったパセリの残骸wwも植えた。自己満足のハーブガーデンの出来上がり。

 

もうダメかしら・・と思った種が徐々に芽吹いてきて、小松菜も芽が出たし、アップルミントも小さな芽がたくさん出てきた。アップルミントはハーブの中でも大のお気に入りだが、苗を買おうと思うと意外と売っていない。これでこれからはずーっと楽しめる。

 

ひまわりは、芽が出ないのでポットを変えてやり直し。これもテイクアウェイの容器で育てていたのだけど、浅すぎてうまくいかなかったみたいで、ほぐしたら途中まで発芽しかけていた。

 

ガウムは全く反応なし。ダメ元で植えなおし。これもガーデンセンターで今いくらでも売っているので損した気分ww

 

アガスタ―シュはもう種が4つしか残っていないが、再起をかけて室内でまき直し。これでだめだったら同じセージのグループのヒソップを代わりにフロントガーデンに植えるかな。

 

室内まき組は、どういうわけか1つだけ芽が出て、もう2か月近くなるのではないかと思うが成長の兆しもないアルミケラモリスと、期待の大物・リナリア・キャノンウェントをついにまいた。アルミケラ・モリスは今ならガーデンセンターでいくらでも売っているから、こんなに苦労しなくても買ったほうが早い。とほほ・・。

 

紫の花であるリナリア・パープレアは日本でもよく見かけるし、バラと組み合わせる宿根草の代表だけど、紫よりもこちらのピンクのリナリアのほうが私は好きなのであった。

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写真はこちらから借りました↓

engei.netパープレアはともかくキャノンウェントの苗は専門店でないと売ってないので、種まきで増やせるならそのほうがお得かな。

 

 

あとは・・オリーブの根元にまいたナスタチウムも何も反応がないので追加で種をまいたところ、やっと芽が出始めた。

 

うさぎのしっぽみたいな草(←いまだ名称を覚えていないww)も大きくなってきたからフロントガーデンに植えた。これは1年草で今年限り。

バラの根元に植えたカレンデュラも少しずつ発芽中。カレンデュラは発芽率が良い。

 

そして先週届いたゼラニウムエンドレッシもフロントガーデンに植えつけた。

ジャーマンカモミールもだんだん大きくなってきた。今週のどこかでフロントガーデンへ植える。

 

グローバッグに入れてフロントガーデンのポットに飾っていたタリアは完全に花が終わったのでバックガーデンに移動。このあと、ここに何を飾るか考え中。2つに分けて育てていたヒアシンスも1つは終わってしまったのでバックガーデンへ。これから葉っぱが枯れるまで水やりし、その後掘り上げてしまっておく。

 

地植えのタリアも今週で終わる。その後伸びっぱなしの葉っぱが見苦しいので結ぶ処理を行って、葉っぱが完全に枯れる6月の終わりごろに掘り上げ、そうすると場所があくのでバックガーデンで育てているピオニーかバラをここへ移動させる予定。

 

 

バックからフロントガーデンにやってきたアリウムのうち、1つがどうも元気がない。再度植えなおすか、このまま様子を見るか・・。よそのお宅ではすでに花芽が上がってきているが、我が家はようやく真ん中にそれらしきものができつつあるといった程度。どうもうちの庭は他の家よりも四季のめぐりが遅いようで・・

 

調子悪いと言えばクリスマスローズ・ニゲラもそうだ。葉っぱがガンガン茂ってくる頃だと思うのだが、色が悪く、さっぱり大きくならない。思い切って鉢上げしたほうがいいのかも。塀の影とは言え、日差しがそれなりにきついフロントガーデンは適していないんだろうなあ。

 

だがもう植え替えられる鉢がない。最近ガーデンセンターに行って夫に気づかれぬよう、こっそり小物を買ってくるという技を編み出した 爆 テラコッタの鉢を下げて2キロ歩くのはきついが、なんとか頑張ってみるか・・。とはいえカードの引き落としをすべてオンラインでチェックしているので、どうせばれるんだけど。

 

適所といえばシクラメン。去年の12月頃にガーデンセンターで買った小さな苗を、ポットのまま植え替えもしないでシキミアと一緒に鉢カバーの中に入れて玄関に置いているのが、ひたすら花が咲き続け、そろそろ半年くらい咲いていることになるのでは。

 

ここではいまだヒアシンスも咲いているし、クリスマスに買ったミニツリーも新芽を出していたりして、いまだに冬なのである・・。

 

3連休はロングランをする予定だったが、忙しすぎたのと、疲れたのかおなかが痛くなったので2時間程度ウォーキング。とにかく1日最低1万歩は移動しておけばなんとかなる。人さまの家のお花を見たり、森の中を歩いたりしてとても楽しかった。

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新緑がきれいで、何でも食べられそうな気がしてくるww

 

近所の豪邸ゾーンを歩いていたら、わりと最近引っ越してきたのであろう、2階の吹き抜けと思しきところに謎の金の円柱形の置物・・仏像?? フロントガーデンにはオリーブの古木が1本だけ。このサイズなら1本で下手すると1000ポンドはする代物である。インド系の家だと見たが・・ 写真撮りたかったが人さまの家なので遠慮。

 

 

日曜の夜ふと外を見ると救急車が家の前に止まっていて、近所の人がお隣のおじいさんの家に救急隊員と入っていくのが見えた。その後追加で2台、3時間くらいは止まっていただろうか。

 

翌日近所の人が来て説明してくれたところによると、しばらく姿が見えないので家に行ってみると、転んだのか動けなくなっており、3日間そのままの状態でいたのだそうで・・救急車を呼ぶも病院に行くのを拒否。何とか納得して麻酔を打ち、現在入院中。

 

その日、午後庭にいたらいつものようにラジオの音楽が流れていたし、そんなこととは全く気づかなかったのだ。

 

おじいさんは2年くらい前までは、歩くのも早く、うちの娘を追い抜かすくらいのペースであったし、自力で脚立を組んで2階の壁や屋根を自分で直したりするなどしていたのだが、背中が曲がってきて頭が上がらないようになってきて、特にコロナになってからは人に会う機会が減ったせいか、少し話しにくそうにしているな・・と思っていたのだが・・。

 

いつも庭の手入れをしていて、正直フロントガーデンもバックガーデンも木が育ちすぎてはみだしており少々迷惑ではあるのだが、それでも基本的にはとてもきれいに手入れしていたおじいさんの庭も、もう見られなくなるのかもしれない。

 

可能な限り元気でいたいものですが、何事にも終わりは来るし、それを見越してやはり今から少しずつ準備は必要だよなあ・・。

 

ちょっと気を明るくするお話。

ベルガモットの苗をようやく見つけたので遅れたクリスマスプレゼントとして注文。今、春だから届くころには花が咲くかな? 大事に育てよう。