私が子育て、仕事、ランニングに明け暮れていたこの10年で、音楽はとてつもなく進化していた。
いつもいつでも音楽と一緒であったが、子供ができてからはもうそんなにお金も、気に入った音楽を見つける時間もなく、気づけば懐メロ的なものとクラシックばかりになっていたが、去年あたりからSportfyをはじめて、自分の好きな音楽をまた掘り出して驚いたのなんのって・・。
コードの複雑さ。ジャンルのあいまい化。ロックの死亡。あとラップが必須事項。
そしてミュージシャンそのものが現代音楽専攻など高度な学習をしているケースが多くなってきた。
たとえばこれとか
もうちょっとポップよりだったらこれとか
ちょっとレディオヘッドっぽいと思ったらファンでもあるそうだ。
とにかくジャンルをハズレまくっているし、どれでもありうる。
ただしモーゼスサムニーは音楽を学校で勉強したわけではない。
このアルバムAssume Formも、何とも形容しがたい。ポップでも、グライムでも、ラップでもなく、どこかバッハのようでもある。この曲は本当に美しいですね。
あと、アルバムに入っているMulholandにはやられた。いわずとしれた「マルホランドドライブ」を念頭に置いて作られているのですが・・
ジェームスブレイク本人は有名な音楽家の息子。
残念ながら乳がんのため活動を現在停止しているナイパーム。
初ソロのアルバムはとてもシンプルな構成なのに厚みがあって何度聴いても良い。
デヴィッドボウイのブラックスターやレディオヘッドのカバーなども入っている。
しかし良い世の中になったものだ・・
サブスク万歳。そしてインターネットから飛び出してスターになったミュージシャンもたくさんいるし、才能さえあれば、夢は開ける。21世紀も悪くないよ。