Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

穴を掘る

本日の仕事。

フロンドガーデンのツゲの木の間のスペースに穴を掘り始める。

長方形のサイズを決めて、その中を掘ってゆく。

最初はシャベルでやっていたが土が固すぎてどうにも進まない。

 

イギリスの土は基本大変な粘土質であって放置するととても固くなる。そこでフォークで穴をあけ、てこの原理で掘り起こす要領で少しずつ土をほぐしていく。土が固い上に根っこが絡まってなかなかほぐれない。いったい何の根だ。芝ってこんなに根を張るものなのか。辛抱強くやっていくと根っこがほどけて、突然ミミズが顔を出し、土が柔らかくなってきた。一応、土自体は生きているようだ。

 

それにしてもずいぶん芝にしては根が太い・・いや、これはツゲの根っこがここまできているのではないだろうか。やはりツゲ、成長しすぎだな。思い切って根を切ってしまう。枯れたらその時だ。

 

ツゲがだめになったときのヘッジの候補の植物もいくつか考えてはある。多分植えてから20年くらいは経っていそうだし、思い切って植え替えるというのも手だろう。

 

そしてツゲの木は病気なのではなく、最近この国に上陸してきた蛾の幼虫に食われていることが判明。尺取り虫のような幼虫発見。見つけたらつまみ出すことと、オーガニックの殺虫剤があったので、晴天の日に散布してみることにする。

下記はその幼虫の写真と説明。

https://www.rhs.org.uk/advice/profile?pid=760

 

フォーク大活躍。なんだかんだ言って20センチは掘れた。

だがまだ序の口。予定では最低3メートルは掘る予定なのだから。

一番固いところは通り過ぎたようなのでもう少しスピードアップできるかもしれない。

穴を掘るというかトンネルを掘る話を思い浮かべてみた。

 

いずれにしても上記に比べれば3メートルなど話にならないww

また掘り返した土は今度はふるいにかけて根や石を取り除くという作業も待っている。

土壌改良をどうするか。みみずを呼び込むというオーガニックの土壌改良剤をまいてゆっくり変化させようかなあ。鶏糞はとりあえず発注してしまったのだが。

もちろんこの土自体はあまり良い土ではないので市販の土を混ぜ込む予定でもある。ただ一応土は生きていることがわかったのは収穫。

 

午後はバックガーデンのヘッジングの続き。

芝が相当はみ出していた。昨日に比べるとコツをつかんでだいぶ早くできるようになってきた。

はみ出してきたところをカットして、土もついているのでフロントガーデンの雑草を抜いてできた穴に埋め込んで再利用。

犬たちが引っこ抜いた芝生を振り回したり、スコップをくわえて逃げて行ったりと、バックガーデンの作業は楽しく進む。フロントは囲いがなく犬が外に飛び出していったら終わりなので一緒の作業はできない。犬は庭仕事に飽きたら2匹でくっついて昼寝。

 

突然ミミズが飛び出してきたのでわっと叫んだら、チビが吠えながら向かってきた。さすがアルファ、群れを守るのは自分の役目と心得ている。ぷぐ子は座ったままぼけーっとしていたww

 

ラベンダーを発注した。

たまたま送料のみ、27ポンドオフというオファーを見つけたので。このくらい安いとあまりいい苗じゃないのかもしれない。あるいは作りすぎ等で無駄にするよりはまし、この機会にメンバーになってくれれば・・ということなのかもしれない。野菜や魚などはとれすぎてもダメだし、希少すぎても量が足りないから結局ペイしないという、天候とニーズを読む投機であるが、花もやっぱりそうなのだろう。でも生き物をとれすぎたから捨てるというのはつらいな。

 

あとは、矢車草の種、ワイルドフラワーミックスの種が手元にある。いずれも多年草だが、まあ今年限りのつもりで植えてもいいかなと思って買った。こちらもフロントガーデンに植える予定だが、せいぜい30センチくらい掘ればいいだけなので、同時並行で進めてさっさと撒いてしまわないと。

 

明日も穴掘りww