Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

Bokashiとは

今日の堆肥は数日続いた発熱が収まって平熱に収まっていた。

そこでmanureを少し足しました。この袋がいっぱいになったらどうするか考え中。

予定通り庭に埋めるか、庭から出る芝や花柄などを足してコンポストとして量を増やす。

後者の場合は完全に仕上がるまでに1年は必要、と気の長い話。

 

オーガニックの土をドーンと買って庭の土を入れ替える! という手もある。90ポンドで数百リットルとかなり大量に買えるので、金に物を言わせてさっさと済ませる・・というのもありなのだろう。でももともとは、今ある庭の土を改良したいということで始めたので、本末転倒のような・・。

 

さて、今私がやっている堆肥の作り方は、「ぼかし」に近いものです。

ymmfarm.com

で、これ、Bokashiとして海外でもWheat Branを使った方法が広まっており、それ専用のキットも売られています。日本初のエコガーデニングというわけです。だが、高い! ぼったくりビジネスとしか思えない。

www.wiltonecostore.co.uk

Bokashi専用のコンポストボックスや、Bokashi用の種がセットになっているのですがそんなものはなくてもできるのになあ。特にこの種の購入がランニングコストとしてバカにならないと思う。

 

私は今のところ野菜と果物のくずしか使っていませんが、この方法だと生ごみはすべて使用できるらしく、その点は良いなと思います。でも発酵が十分でない場合は土にとって逆効果になる可能性もあるし、その点野菜くずだけならどのみち土に戻るものなので嫌になったら埋めてしまえばよい。

 

発酵を促進する種であるEM1は製品名で、身の回りのどこにでもある菌を米ぬかを使って培養させたもの・・らしい。これにモラセス(糖蜜)を足すことでより発酵しやすくなるとか。

糖蜜自体はわが国では激安だし、EM1そのものも買ってもそれほど高くないので、次回の堆肥の種はこれを使ってやってみようかと考えています。

 

いろいろと調べていくとやはり究極の肥料は馬糞でしょうww

馬は、Wheat Branはもちろん、こちらでの油粕に近いSoy Mealも主食にしており、それがすでに菌と混ざった状態になっているのが馬糞であります。

だが家の庭にまくのは無理。臭いのは我慢できたとしても、うちのパグどもが掘り返すのが目に見えています。馬糞まみれの犬のお世話はしたくないしな・・。

 

というわけで市販の土壌改良剤なども上手く使いつつ、3年かけて庭の土を少しずつ改良する予定。今年はフロントガーデンにフォーカスしてやっていきます。

 

ただ土壌改良と肥料は別の話であります。土壌改良の際に肥料も一緒に埋め込むというのはありですが。また化学肥料と有機肥料に違いはあるのか・・それは効きの早さに違いがあれど成分自体は同じ、だがゆっくり吸収されることが植物にとっては良いので、だから有機栽培の花や野菜は品質が良くなる、と・・

 

hige-oyaji.at.webry.info

まとめると、

土壌の改善→イギリスの土は粘土が多い。コンポスト・manure・自家製の堆肥の種などを混ぜると、土を柔らかくすることができる。かかる時間は2週間から1年くらい。

肥料→植える植物によって求める内容が異なる。早く効く化学性・ゆっくり効く有機性を組みあわせて使用するのが良い。窒素・リン・カリウムの比率を正しくやらないと効果が薄れる。

>今年は秋から冬にかけて、有機性の肥料を増やしてみるつもり。

 

でもまあ何もしなくてもそこそこ植物は育つし、やりすぎよりほったらかしておくくらいが良かったりします。気楽にいくのが吉です。

窓から外を眺めると、ローザンヌが花盛り。一生懸命作業したのが報われた気になるね。

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 御覧の通りまだスカスカでございます。先は長い。隣のつげも近日中に伐採予定。

ローザンヌの手前にある葉っぱがルドベキア・ゴールドスタム。