Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

おおみそか

今日で今年も終わりか・・。

気温がマイナスのまま上がらない。庭には珍しく霜柱が立っていた。霜であたりが白くなることはよくあるが、霜柱は久しぶり。池も凍っていた。

 

晦日だというのに朝から病院。先日の検査の続き。

さすがにロックダウンでいつもなら混雑しているはずの街も静か。そういえばロックダウン以降、普段から割と静かなうちのエリアも、クリスマスの25日並みに人通りがなくなり、ひっそり。

 

ロックダウンにより規制がますます厳しくなったようで、検査の5分前にならないと建物の中に入れてくれない。時間ギリギリに行くようにしたのだが、それでも10分ほど外で待つ羽目に。寒かった・・本検査は、それほど待つこともなく、さっさと終わりました。

 

帰り、もう何年も見かけるものの一度も入ったことのない小さな中華スーパーに入ってみた。大体納豆以外のアジア食品は手に入るようだ。

冷凍の餃子の皮と干しエビ購入。そのほか、日本のお菓子のまねっこ製品も安いし、クコの実、ハスの実、干し芋なども買いました。次回は何を買うかリストアップしてから行こう。お店の主人も親切だった。

→家で味見してみたところ、お菓子は添加物満載の味・・。

イギリスの食べ物やお菓子はまずいといわれている反面、こういう添加物によるフレーバー付けがほとんどされていないから、素朴。素材がよければとてもおいしかったりもする。もう自分はこういう化学調味料での風味付けがきついものは食べられない舌になってしまったよ・・。

 

干しなつめ、クコの実は紅茶に入れて楽しみました。東洋と西洋の混在薬膳茶といったところ。これはなかなかよかった。ハスの実はご飯にしたり、おかゆにいれるといいようです。

 

ネットで評判の良い、日本製品の熊手を購入。

これを手に入れてから雑草取りが楽しくなった。今までの苦労がばかばかしくなるくらい、すぐにきれいになる。

気を良くして、ドライシェードのエリアを片付けたのち、植え付け位置が決まらなかったビバーナムを、例のサルココッカを最初に植えた場所に植え付けた。

 

このエリアはなかなか上手くいかない。白いアジサイは枯れ、サルココッカはもしかしたらあのまま風よけをつけて置いておけばよかったのかもしれないが、不安を感じたので鉢植えに変え、死にもしないが元気でもない状態で一応フロントガーデンの片隅にひっそりと生息中。

 

今回は堆肥や土の入れ替え、肥料を入れるなど工夫した。ビバーナムは布のバッグに無理やり植えつけられていたので、根っこが全く伸びておらず、逆にこれで生きているのが不思議なほど。

 

そして奥様を50センチの鉢から移動させ、バックガーデンに戻した。奥様はえらく重くなっていたのだがいったい何が・・??

 

鉢のほうは、下に敷いてある小石の層と土を混ぜないように、黒いシートを小石の上に載せて、その上から土を入れて何かを植える予定。何か、とは、バックガーデンで元気をなくしつつあるラベンダーか、グルス・アン・アーヘンのどちらかなんだけど、バラを本気の鉢植えにするとお世話が大変。まだ迷い中。

 

冬休みの間に、なんどかウォールドガーデンに足を運んだ。

確かに花は見るべきものが少ないものの、新しいバラがまたしても投入されていた。

地味なようでも植え付け、元気のなくなった植物を除去、土の手入れなど、ガーデナーたちは冬の間も忙しく働いているようです。むしろ冬のほうが忙しいのではないだろうか。そう思うと自分も少し元気が出てきた。

 

デヴィッド・オースチンのバラはここにきて鑑賞すれば十分です。ジュディ・デンチやウォラートン・オールド・ホールが新しく仲間入り。春には花が見られそうだ。

 

ピオニー(しゃくやく)は木立性のものとそうでないものがあり、木立性のものはつまり木なので、冬も地上部を切ってしまってはいけない。「これは木立性だから切るな!」と注意書きがしてあるのに思いっきり切られている株がありました・・ちーん。

 

あと、セレスティアルというブルボン系のバラが冬はどうなるのかを確かめた。

このバラは、花びら自体にも強い香りがあるので香料や薬用に昔から使われてきた。ローズヒップがきれいなバラが家にあってもいいかなと考えていて、色はやっぱりドッグローズのような赤いのがほしい。その点セレスティアルは赤い実がなるようで、ちょっとよさそうだ。

 

ローズヒップと言えば今年は、庭を片付けていると鳥が落としたらしい赤い実を何度か見かけた。そのうち思いがけないところからバラが出てくるかも・・。

 

我が家の挿し木であるユキちゃんことアイスバーグは元気です。トーマス・A・ベケットの挿し木の最後の生き残りも芽が出てきて、なんとか生き延びる模様。

 

明日から2021年。元旦は奥様を植え替えるとするか。