わが町にずーっとあるアンティークショップ。多分何十年もここで営業をしているのだと思うが、お客が店に入っているところを見たことが無い。そもそもオーナーの顔を見たこともなく、店内は真っ暗だ。
今日いつもと違う通りから歩いて行ってみると、フェンスが外れて裏庭が見えていた。動物に荒らされまくって近所から苦情が来てもおかしくないレベル。2階にオーナーが住んでいるのかと思っていたがそうではないのか・・。もちろんコロナでClosedの看板がかかっている。
ちょっとショーケースを覗いてみる。
よく見かける、伊万里に影響を受けたタイプのデザイン。状態がいいので30~50ポンドくらいかな。この店、品物に一切値札が付いてない。
バラがヘレンドっぽいけど、多分違うな。20世紀初頭くらいの英国産かな? でもこれも状態がいいのでそこそこするかも。専門店をうたっているくらいだから、50ポンドくらい取るかもしれない。地方のチャリティショップを根気強く見ていけば5~20ポンドくらいで掘り出せそう。
このへんはもうがらくた。貝に手書きの絵がかわいらしい。
色がはげかけてますが、左はユリ? 右はコーンフラワーですね。ちょっと眺める分には素敵。身に着けるには古めかしすぎる。
ネックレスも子供のおもちゃみたいなものですが、真ん中の緑色の鋭角的なデザインはひかれるものがある。これなら服装をうまく選べばつけられそう。ガラスだろうけど透明感があって美しい。でも微妙な欠けがあるよね。値切って10~20ポンドくらいで買えるかな。
ちらっと右下に映っているブローチも、色合いはいまひとつだがデザインを写して配色を変えれ素敵なものになるかもしれない。
最も気に入ったのがこちら。
黒地に銀の組み合わせがヴィクトリアンぽいですね。葉っぱの感じがアーツ&クラフト。
これは図案をコピーして刺繍にしてみようと思う。そうなのだ、今までぼけーっとアンティークとかヴィンテージを眺めてきたが、意匠を使えないかと思って眺めてみると、いろんなものが全く新しく見えてくる。
今日はDMCの糸を大量に注文しました。40本以上。届くのが楽しみ。