隣の家のさくらんぼの木がすでに満開。例年だと4月に入ってから花が咲いていたと思うのだが。我が家の、一度も実がなったことのないさくらんぼの木、これは遅咲きで4月後半くらいからの開花だが、こちらももうすでにつぼみが大きい。
さて、バッグを作る前にいろいろテストしたかったので、図案の中で最も重要なパーツを抜粋してまくらカバーに刺してみた。
今回の目的は
- 接着芯の貼り方
- 接着芯を貼った状態で図案を写せるか
- ウサギの顔の刺繍テスト
今回からこんなものを導入
刺しゅう台というか足ww
刺しゅう台とは、通常は腿の下に挟み込むか、テーブルに挟んで設置するもので、これに刺繍の枠を保持してもらうことで両手がつかえるようになる。
たとえばこういうの
刺しゅうの枠や布なんて大した重さじゃない気がするが、実は左手の疲労がバカにならないのと、左手も自由に動かせたほうが刺しやすいのである。
だがこの刺しゅう台結構なお値段がするのでして、安いものでも25ポンドくらいからで、どうしようかなと思っていたところ、これは安かった。15ポンドほど。
というか・・上にあげたDMCのスタンド、日本で買ったら1万円以上するのか・・暴利だなww
DMCのスタンドでもこちらでは35ポンドくらいから買える。
見ての通り、安いつくりではあるが、これでしっかりと枠を固定できる。そして左手が自由になるとびっくりするくらい疲労感が減り、刺すのも楽になる。もっと早く買えばよかった。使い終わったら片付けやすいのもポイント高い。
今回、接着芯というものを生まれて初めて使ってみた。
刺しゅう用ということで、どれがいいのかよくわからなかったから一番薄いものを買ってみた。
ウールの温度設定150度で15秒程度アイロンを当ててくっつける。
バッグの作り方を見ると、表布全面に貼る設定になっており、おそらく強度を増すために貼りたかったんじゃないかと思う。
今回買ったものは薄いからバッグそのものの強度アップには役に立ってないような・・。次回買う時にはもう一段厚いものを買ってみよう。今回買ったものは、刺しゅうの裏側の保護用に使えばいいかな。
ちなみに接着芯を貼った状態で図案を写すのは問題なかった。が、青地に青いペンで描いたので次第に見にくくなっていった。本番の布は緑なので問題なし。
さてウサギ
見ての通りいろいろ大失敗ww
今、失敗しておくことで、工程数が多いバッグ制作で悲惨な目にあうことを避けられるのだから、この失敗はすばらしいのであるww
まず・・
アウトラインステッチが残りまくり。隙間が空きすぎて、耳と顔の間を埋めたのが目立ちすぎ・・・っていうか1本の線でぶっつり入れたらあかんだろww
私はどうも、1目が小さくなってしまう傾向にあるので、耳のサテンステッチは思い切って一直線にしたら、いくらなんでも長すぎたww
今回、ブリックステッチという初のステッチが出てきた。
要は、ラインごとに、レンガを積むように互い違いに刺していくようにするというもので、耳の外側がそれに当たる。
で、輪郭線であるアウトラインステッチからして目の大きさがバラバラだから、ブリックの積み上げも統一できず。
ただこれはですね、とりあえず刺して行って間が空いたところをストレートステッチで埋めても、そんなに気にならないかもしれない。
耳の輪郭線に注意。
左耳は、とんがった感じがうまく出せたが、右耳はぼけてしまった。ステッチの入れ方で角度が出るように、どこに針を入れるかよく考えてから刺すこと。
葉っぱ。
フィッシュボーンステッチの指定だったが、うまくできなかったなあ~。
葉というより麦にしか見えねえだよ・・ww
真ん中にラインを入れてみたらいいんじゃないかと思ってやってみたら、ぼっこぼこになってしまい完全に余計なお世話だった。
まっすぐに刺すのが難しいので、葉っぱを刺し終えてから茎を葉っぱに合わせた位置になるように刺していくのがよさそう。
これなら素直にサテンステッチで刺したほうがきれいにできるような気がするが・・
でもなんといっても一番の問題は目かなwwエイリアンww
目の外側にも、ウサギの毛の色のアウトラインステッチをうっかり入れてしまったのがまず間違い。
本体のほうのロング&ショートステッチで塗りつぶしていく際に、できるだけ丸みを残すようにしていかないと、今回みたいにエイリアンぽい表情になってしまうのだな。
まあ、顔づくりは難しいわ。これは、指定では目を最後に入れるようになっていたが、それだとどうしても直線的になってしまうので、目を入れておいてから残りを刺すほうがいいのではないかな??
進歩をあげますと、苦手だったフレンチノットが割ときれいに刺せるようになりました。左手が自由に動かせるようになったことが大きい。
明日からいよいよ本番のバッグの作り込みに入る。
布の裁断そのものはすでに終了しているので、接着芯を貼り、図案を正しい位置に写し取るのが第一の関門である。