イギリスの「梅」
この花に関してはどこの木も今年は開花が遅め。いつもなら娘の誕生日の頃、2月の中旬から咲き始めるのに。
この花が咲くころのひんやりした早春の空気がとても好きで、冬のうつうつとした気分が洗われるのと、病院から帰ってきたらこの花が咲いていたんだなと懐かしくなる。
自分は本当に不器用である。なぜ不器用なのか? 考えてみた。
原因は
1 せっかちである。
2 指示をちゃんと読んでいない。
3 知識がない。求められる技術に慣れていない。
4 やっている作業の目的を理解していない。
3はまあ仕方がない。誰もが通る道である。初めてやるんだから、失敗したら理由を考えて、防止策を見つけ出し、次に生かすようにするしかないだろう。
1と2は、自覚をもって修正していかなければいけない。早く結果を求めようとして、必要なプロセスをすっ飛ばしてしまうからこうなるWW 隙間が空いているからといって針をぶっ刺すような行為は厳禁。
手順を1つ1つ確認し、失敗したかな? と思ったら元に戻ってやり直すようにしなければならない。
いつでもバックアップの策を用意しておかないといけないのである。山の遭難と同じで、おかしいと思っても引き返すのは実は簡単なことではない。、これがちゃんとできるのがプロなんだろう。
4は手ごわい。自分でも何をしているかわからない状態。こういうのは、人に教えを乞うしかない。今のところ、刺しゅうに関してはそこまで行き詰っていない。
一言で言うと、「自分を信用するな」ってことかなWW ちゃんとできているか、何度も確認をいれつつ、時間をかけてやるべきなのである。
というわけで・・
やっとまとまった時間が取れたので駒を進める。
布の裁断はすでにやってあったものの、もう一度サイズを確認することにした。市販の布を買ってきていたのであれば、布の端をそのまま利用して、裁断も簡単だったと思うのだが・・
そもそも、裏地は娘のいらなくなったドレスを再利用する予定であった。
しかし実際に見てみると、スカート部分はバイヤスだし、生地もジャージで伸びやすいので、何度計測してもサイズがあわない。
そこで今回はあきらめて、本体と同じ布で裏地も作ることにした。
本体生地は、これまたいらなくなったブロードのシーツである。さっくり切っておいたものを、アイロンかけてもう一度サイズ確認してみたら・・やっぱり狂ってたWW
実寸を確保し、縫いしろ自体は多少サイズが違っていてもなんとかなるはずなので、太すぎるところだけ切って修正した。
そしてアイロン当てて接着芯を表布の裏に貼って、ついでに中央部に折り目を入れておく。
印刷しておいた図柄の中心線を布の中心部の折り目に合わせ、いざ、写し作業に。
縫いしろなどのラインどりは、チャコペンよりもこっちのほうが断然便利。
水分で消えるので、半日くらいでラインが自然に消えてしまうから、消えないように上からチャコ等で目印をつけておく。さっと切って縫ってしまうようなものならこれ1本で済む。
ところでチャコってなんだ、女の子の名前? って子供の時に思っていたけど、チョークの略ですよね。しかしチャコペーパーはこちらでも製品名としては通用する。英語では正しくはTailor's chalk という。
ちなみに、日本の製品のほとんどがこちらでも買えることにびっくり。手芸関係でも日本のメーカーはトップブランド扱いです。
いつも非常に苦労する図案写しだが、秘密兵器導入でかなり楽になった。それがこれ
ライトボックスです。
もう何十年も自宅に埋もれていたものが日の目を見た。もともとは、ネガフィルムの確認用。まさかこれを再び使うことがあるとは・・最近は値段も安くなり、A4サイズでも普通に買える。
図案をマスキングテープで留め、その上に布を置いて、水で消えるタイプのチャコペンで図案を透かしながら写していくと、この通り。布もマスキングテープで留めることも忘れないように。
ペンはクロバーの「水で消えるチャコペン/Water Erasable Marker Fine」です。海外にも似たような製品はあるけどやっぱり日本製のほうがいいです。これもアマゾンUKで普通に買える。
ちょっと図案が潰れちゃいましたが、この程度なら手本を見ながら自分で修正できます。
が・・ 写し終えてガーン・・
地面の線がバッグの底の線に対して水平じゃなかった 爆
そこでバッグの反対側にもう一度図案を写しなおしました。
今回は、最初の時にうっかり忘れていたが、直線部分を定規で引いた。こういうこまかいところをちゃんとやらないとダメなのであります。刺しているときにどうしても曲がっちゃうから。
やっとこれで刺しゅうの準備ができました。はあ、疲れた・・