トーマス・A・ベケット
さすが一番花はきれいだわ~。
これでローズシロップも作った。もうほとんど残ってないけど・・赤はやっぱり色がきれい。
この花と、いつまでも過ごしていたいと思ったグルス・アン・アーヘン。
香りといい、花の優美さといい、一番のお気に入り。
そしてこちらも。グレイス
ウォールドガーデンのグレイスは、黄色とオレンジの印象だったけど、今年の気候のせいなのか、アプリコットのかかった色で見事。これで香りがあったらお気に入りNo1なんだけど。
このバラたちを眺めながら夕刻、ブランコに座っていつまでも・・
今年はカウンシルが空き地にワイルドフラワーミックスの種をまいているようで、印象派の絵の美しさ。
そして今年実は初めて自分でエルダーフラワーコーディアルを作ってみた。
先週は忙しくてそれどころじゃなかったのだが、日曜に無理やり早起きして誰もいない草原に行ってとってきた。
エルダーフラワーはどこにでも生えている木。いつもは5月下旬くらいから咲くはずなのだが今年は開花が遅かった。森や野原を散歩しているとどこからかこのエルダーフラワーの香りが漂ってくるのがイギリスの夏。
花を摘んでいるときからもう幸せ。
花や果物を取ったりするのってどうしてこんなに楽しいのだろうね?
今回のレシピはこちら
花20個、砂糖1.5キロ~2キロ、水1・5~2リットルと覚えればよい。あとは適当に。
シトリックアシッドは長期保存用のため、なくてもよい。
今回レモンすらなかったので、瓶詰めの長期保存用のレモンとベルガモットオイルを足してみたが、やっぱり自然の酸味が欲しかった。飲むときに足せば解決。
で、摘むときに香りがあるもの、虫がついていないものを選んで取ってきたにもかかわらず、家に戻ってみると、なんだか妙な匂い。アンジェリカとかセリの匂いだなあ。
砂糖の溶液に入れるとさらにその匂いが強くなり、あのエルダーフラワーの香りはどこへ・・ちょっと心配になってきた。
調べてみたら、エルダーフラワーこと西洋ニワトコ・サンブーカの花は匂いにばらつきがあるそうで、白のエルダーフラワーでもネコのおしっこみたいな匂いがすることがあるそうだ 爆
確かに、園芸種のブラックレースは、花がくさいww
イギリスにはエルダーフラワー専門のナーサリーもあり、そこでは、チェリーの香りのするもの、チョコレートの香りのするものなど、そこでしか買えないエルダーフラワーもある。コーディアルもいいけどシャンパンにするといいらしい。
24時間後には良い匂いに戻っているとのことだったので、そのまま放置して翌朝蓋を取ってみると、あら素敵。あの何とも言えないさわやかな香りでいっぱい・・
取り切れなかった虫(アブラムシだろうな)や花を丁寧にこして、瓶に詰めてできあがり。
市販のものよりもやっぱり香りが良い。幸せ~。
少し薄めてジュースにしてもよいけど、これでお菓子作ろうかな。ケーキを焼いてシロップとして上からかければエルダーフラワーのケーキになる。紅茶に入れても香りが楽しめる。香りをかぐと、花をつんでいた場所の記憶がよみがえってくる。
家族に大人気。あっという間に量が減る。今週末可能ならもう1回作ろう。