Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

リージェンツパークでバラを見る

雨が降り続き、そろそろ見ごろを過ぎる頃かと思い急いで行ってきた。去年も行きたかったがコロナ真っ盛りで外出どころではなかった。

 

結論。

やっぱりハイブリッドティーではなくオールドローズやそれに近い品種が自分は好きだなあ・・

 

1万5千本植えてあるというバラは、それは見事だが、品種の同定には役立つものの実際の庭づくりには参考にはならないかな。

 

巨大なスペースを埋めるのと、自分の庭とではやり方が違いすぎ、それならこのブログに頻繁に登場するご近所のウォールドガーデンのほうがよほどためになる。

 

とはいえやはりバラは美しい。携帯で撮っただけの写真ですがどうぞ。

 

一目ぼれしたバラ。

セレスティアル、アルバ系のバラ。思わず立ち尽くす美しさ。

やはりアルバ系のバラを1本は庭に植えたい。青みがかった葉が素晴らしい。

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写真がきれいに撮れなかったが紫系のタスカニ―スパーブもよかった。

 

あとランブラー。こういう繊細な感じのバラがやっぱりいい。実際のお世話は相当大変。7メートルとか平気で伸びるので自分で育てるのは無理。

 

ポールズヒマラヤンムスク。皆が熱狂するのもわかる。実に見事。

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それでもこれだけは我が家に欲しい! と思ったバラ。古い品種で、もはや流通していないようだ。残念。

アメリカの有名な作出家であるドクター・ヴァン・フリートの作品。Breeze Hill

似たような咲き方の花、探せばあるかも。

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スパニッシュビューティーは名札があるのに株がなかった。枯れてしまったのか・・。

ブラッシュノワゼットやギスレーヌがないのが意外。伸びが足りないからか。

 

マダムアルフレッドキャリエール。イギリスでは見事に咲いているところをあまり見たことが無い。日陰に強い、丈夫という理由でちゃんとお世話されてないからかも。

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そしてどういうわけか気に入ったバラほど名札が立ってない 怒

 

アイスバーグはうちのほうが見事であった。おほほ・・

もっともこれだけ広い敷地を管理するので、マスプランティングでないとやってられないだろう。

農薬とかまいているのだろうか、多分やっていないだろう。

黒点病やクロロシスが出やすいのがアイスバーグだということも良く分かった。もれなく発症してたww

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そのとなりがバーガンディアイスで、先祖返りして白くなった花も見える。

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イングリッシュローズもすごかった。ここまで大量にみられる場所はそうそうない。

デヴィッド・オースチンのカタログでもここで撮影したらしい花が見受けられる。

 

しかしここでも気に入ったものに名札がない。廃盤の可能性もあるな。

これ何かなあ。キアンティか、ムンステッドウッドか・・。写真は実際の色とかなり違う。本物は濃い紫。

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あっ、これはうちの子!

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こんなにでっかくなるのか・・  私の身長と同じだけある。もっともこちら少なくとも5本はまとめて植えているだろう。挿し木の2世、3世をフロントガーデンに植えればいずれはこうなるというわけか。2025年あたりにはこのような景色が我が家の庭にも出現するかも。

 

ジュビリー・セレブレーション。

写真ではちょっと傷みかかっているが、複雑な色で気に入った。この花は庭に欲しい。

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HT系ではシャンペーンモメントや、シャンドスビューティがよかった。前者は香りがない。後者はちょっと酸っぱいような変な匂いだったww

 

あとブルーフォー・ユーもきれいだったな。雨で痛んでいるのが残念だった。

時間がなかったのでバラ園だけ見てすぐに帰宅。

 

 

 まとめて買って割引を受けるとしてもこれだけ苗木があったら一体いくらかかるか・・ ちなみにリージェンツパークの年間維持費は億かかってます。バラ以外にもお世話が必要だし。

それにしても土が見事。この黒いふかふかの土が欲しいww7月にもう1回行くつもり。

 

疲れてたし、天候も良くなかったが無理して行ってよかった。晴天より曇りの日のほうが花は美しく見える。これからは毎月1回は行って、冬も剪定の状態などをじっくり観察したい。またここでトレーニングするかな。

 

フェリシテ・ペルペチュ。永遠の幸福

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 名前がわからないデヴィッド・オースチン

青みがかった葉との対比がとてもきれいだった。家でカタログを調べたが特定できず。

名前がわかる方教えてください。色は青ベースのピンクでカップ咲き。

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