Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

クリフトンナーサリーズとリージェンツパーク再び

いままでいったことのないところに行ってみようと、前から気になっていたクリフトンナーサリーズに行ってみることにした。

 

www.clifton.co.uk

 

最寄り駅は、Warwick Avenue

長らくロンドンに住んでいるがこの駅に降りたのは初めてだよ。超・高級住宅街。東京なら麻布とか白金台とか・・? ちょっと苦手。

 

店内は写真を撮るのがはばかられたため写真なし。

さすが高級店、寄せ植えなどのディスプレイが素晴らしかった。とてもかわいらしい緑の鉢があったので、記念に・・ と思って値段を見たら極少サイズなのに22ポンド。そっと棚に戻す 笑

ただあの色はよかったな~。高いだけのことはある。ああいう色にペイントできないだろうか・・。

 

植物自体のお値段は、オンラインショップで買うのと変わらないかな。安くもないが高くもない。場所代を考えると良心的なほうかも。

 

実際に見てよかったものは、クレマチス

ジョゼフィン(薄紫系の八重)、ピスタチオ(白)、そしてなんといってもきれいだったのがコンテスドブールバール(ピンク)。

ネメシアも微妙な色がそろっていた。グレーがかったピンクなど、こういう色はありそうでない。買っても良かったのだが歩き回る予定だったので見送り。

 

ここのお店はベランダや小さいお庭でのガーデニング用なんだろうな。

東京の園芸店の感覚に近い。1ベッドルームでもミリオンとかするこのエリアで、庭などないだろうから、室内に近い光線でみればきれいだが、我が家の環境で見たときにどうか? となるとまた違う。

 

現在コロナのため・・といってもまもなくロックダウンもおしまいですが、一方通行システムで、出口は反対側。なんとなく歩いていたらリトルベニスを通過して、バス停があって、バスに乗ってベーカーストリートへ。

 

実はリトルベニスからそのままカナル沿いに歩いていけばリージェントパークに行けたのですね。そうすればよかった。

 

はい、再びリージェンツパークでバラを見てきました。

7月過ぎて、雨も多かったこともありオールドローズイングリッシュローズはボロボロ。

こんなときでもハイブリッドティーは強いな。まだまだ美しく咲いている。バラ園には無くてはならない存在。

 

ただ、ボロボロなればこその様子を見たかった。家に植えるなら季節ごとに、どう変わるのかを見なければいけない。

 

前にも見て気にいったナターシャ・リチャードソン。このバラ、うちにあってもいいかもな。

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これだけの悪天候が続いても花に乱れがなく樹木全体も整った感じ。

あとで調べたらハークネス作。ハークネスにしては珍しい整いぶり。ハークネスと言えば、ジャクリーヌ・デュ・プレとかカーディナルヒューム、コンパッションとか、花はめちゃくちゃ魅力的だけど暴れまくるのが多い。

 

これはフェリシアかな。ムスクの甘い香り。

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ダンス番組ですっかり茶の間(死語)の人になったダーシー・バッセル。

子供の頃はダンスシューズを買うお金もなく、ほぼ裸足で教室まで行ったりするくらい貧乏だったと知って驚いた。

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シャンドスビューティ、前回は変な酸っぱいような匂いだったけど、今日は何とも言えない甘い香りに変わっていて、この花容でこの香りならやっぱり名花だなと。気温やタイミングで香りが変わるものなんだね。

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ランブラー系はほとんど終わっていた。

このつるバラが気に入ったのだが、名前が違っている? ドリームガールとなっていたが、検索して出てくるのはピンクの整ったお花のみ。2番花で、低温と雨で色が変わった可能性もあるか・・。

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その後、クイーンメアリーの中を散策。

ラソン用のトレーニングで何十回とリージェンツパークには来ていたのだが・・このインナーサークルをまともに歩いたのは20年近く前のことかもしれない 汗

 

いやーさすが。写真ではいまひとつ伝わらないけどこの植栽のすばらしさ。

単一のバラの植え込みなど時代遅れにしか見えないww

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ふらふらしていたらイングリッシュローズボーダーと銘打ったエリアを発見。

イングリッシュローズのボーダーは他にも2か所あるのだけど、こういう表示板のあるコーナーがあるとは知らなかった。やや古いものらしく植えてある品種が最新のものではない。

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ここも花の盛りを過ぎて、花柄切りなどもできてないので基本はボロボロ。

そんな中でも気に入ったのは、

スカボローフェア 可憐です。香りなし。

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ジュードジオブスキュア

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これ購入候補だったんだけど、どうかな~。確かに樹勢はおとなしめで庭でも扱いやすい。

香りがすごく良い、ということだったけどほとんど感じられず、というか変なにおい・・。

そのお隣の、レディーエマハミルトンの香りがすごかった。まさにトロピカルフルーツ、バラでこんな香りがありえるのか・・。

 

リッチフィールドエンジェル

こういう淡い色のカップ咲きがやっぱりいいなあ。香りはあまりなかったような・・

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Wildeve

ピンクがかった大きめの花。形がきれい。香りは薄い。ジェネラスガーデナーみたいに暴れるので家で育てるのは難しいか?

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クロッカスローズ

デスデモーナを超小型にした感じ。香りもそっくり。

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我が家のグレイスもあったのだが、1.5メートル近くなっており、ぼさぼさで、夏になったからというせいもあるが、環境と手入れが違うとこんなにも違うか・・。したがって、ここで見て?? でも家でじっくり育てれば超美貌、もありうる。

 

苦手だと思ったのはクイーンオブスウェーデン

何がどうしたらこんなにまっすぐになるのか、花が見えない。

でも狭い場所に植えこむにはまっすぐだから便利。うちのミセスジョンレインもこんな感じ。

 

帰りは一つ手前の駅で降りて、大きなプランターを2個と、小さい鉢を3個、これだけ買っても14ポンド・・ネットで目をつけていた商品で、送料考えるとやっぱり実店舗で買うほうが断然お安い。

 

クリフトンナーサリーで得たアイデアとして、大鉢2つにアーチをさしてしまう。

クリフトンではジャスミンのアーチにしていたが、あまり大きくならないタイプのつるバラでやってみるか。

 

あと、深い鉢ではなく、プランターを使用してつるバラを育てるやり方もあるそうで、諸事情により地植えエリアが狭いため、やってみようかと思った次第。

 

クレマチスを見て、トレリスも自分で作ったほうがかわいいと思い、竹と柳の枝を買ってきて作成してみることに。バラもこれでいけるかも。

竹は地中に刺すので2メートル以上、柳の枝は50センチ幅が取れる長さで。

 

ポールも木材があれば夫に手伝ってもらいつつ作れそう。

大体横幅は50センチくらい。高さは2メートル、足が必要なので2.5メートルの資材があればできるのでは?

 

やはり実際のディスプレイを見るのは勉強になるな~。そして植物を見るのは本当に楽しくて、疲れがとれる。