気温も下がってきて、挿し木を作るなら今月が最後のチャンスかな。
2021年はこれで3回目のチャレンジ。
実は・・人に偉そうにアドバイスしておいて 爆 今年は全然うまく行ってないことを告白しますわ。
1回目は5月。ベケット氏と、義理の妹にもらった花束に入っていたバラ。全滅。
切り花種は弱いので、成功しなくても仕方ないが、ベケット氏が1本も生き延びないとは??
2回目。6月中旬。義理の妹宅からもらってきたバラ2種と、日陰で絶賛放置中のご近所さんのバラ(品種不明だそうです。クレアオースチンかジェネラスガーデナー?)。
妹宅からのバラは、最後の1本ずつしか残ってない。可能性はないこともないが・・
ご近所バラは、すでに数本が亡くなったが、まだ生きているものもある。
このとき実験で、外で挿しても本来なら成功するはずであるからと、あまったご近所バラとラベンダーも挿して雨の当たりにくい屋外に置いた。底面潅水も忘れずにセット。
ラベンダーは初回に挿したものは枯れたので、長めに切ったものを挿しなおした。今のところ屋外のバラもラベンダーも生きている。さわってもぐらぐらしないので根は出たようだ。これがポットの外にはみ出してくるくらい伸びてきたら成功。
そして3度目、これが最後。
ご近所さんのバラをもう一度もらってきて、あと、グレイスも挿した。
去年挿したユキちゃんとベケット氏が大成功だったので、何がいけないのか理由を考えてみた。
去年はバーミキュライトに挿した。
今年一回目の失敗の原因ははっきりしていて、パーライトに挿してしまったからである。
バーミキュライトもパーライトも、水はけをよくするために使うもので、どちらでも挿し木はできるはずなのだが、私が買ったパーライトは粒子が大きすぎて、パーライト100%だと水分保持ができないのと、すきまがあるからぐらぐらし、茎の保持が甘かったように思う。
気づいた時にはパーライトの表面と、底面潅水の容器に緑の苔が生えていて、この苔ができたときは、もうダメなのである。引き揚げてみたら根っこができるどころか黒く変色して腐っていた。
そこで2回目は、ココピートというココナツの殻を利用したピートフリーの土に挿した。
こちらも挿し木や種まき用の土としてよく使われるものである。
水の保持力もあり、期待していたのだが、なんだかおかしいなと思って引き揚げてみると、あともう少しで根っこがでるというところでやっぱりダメになってしまったものが何本か出た。
ダメになる時というのは、茎に大きなたてじわが入る、匂いが変、茎が黒く変色する、などで、特に変色してしまったら完全にアウト。
今生き残っているものは、成長点=芽が出るポイントがどうやらなさそうなので、仮に根が出たとしても、植え替えても新しい葉が出てくる可能性が低く、そうなると最終的には枯れるので、もう一度やり直すことに。
今年は雨が多くて、去年とは温度・湿度が違うので、腐りやすかったというのはあるのかもしれない。去年はキッチンに置いてうまくいったが、湿度が高すぎるのかもしれないと玄関に移した。
玄関は南向きで、1日置いておくだけでも底面潅水の水の蒸発量が全く違う。
室内蒔きもここに置いておくと成功しやすい。キッチンは北向きなのと気温が低いのであまり発芽してくれない。
思いつきでやって時々しか成功が得られないというのは気に食わないので、3回目はもう一度バーミキュライトを使うことにして、今年はどうも腐りやすいようだから秘密兵器を導入。
それがこれ
熱帯魚買っている人ならお馴染みの、ゼオライト(写真一番右)
日本だとミリオンという名前で土壌改良剤として使われているもの。根腐れ防止剤として鉢植えにするときに混ぜたりするものである。
eBayで送料無料キャンペーンをやっていたのでお試しで購入してみた。アクアリウムの材料のショップで探せば見つかる。アクアリウムでは、水中の汚れを吸い取り水が腐りにくくなるということで使用される。
バーミキュライトも水はすぐにはけてしまうが、パーライトよりは湿り気を維持できて、かつ細かいので茎がぐらつくことも少なそうだ。
さて今度こそはうまくいくかな~??
追記。
過去の日記をさかのぼって調べてみたら、ポットから根が出るまでに2~3か月。
ラベンダーとか他の植物ならもっと早く成長すると思う。
例えばキャットミントは、切って室内で花瓶にいれておくだけで根が出て、実に簡単に増やせる。
バラの挿し木はやや難易度が高い。
10月に作ったベケット氏は、何も反応がないまま、3月になって捨てるのを覚悟で外に出したら成長をはじめた・・と実に半年かかっている。
気長に待つしかない。
とにかくまだ死んでいない苗に望みをかける。