Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

UNION COFFEEとV60

インスタ見ていたら、V60をおまけにくれるというのでついうっかり買ってしまったコレ。

いろんな国のコーヒーを飲み比べるっていうのも楽しいかなと思い・・

 

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写真はこちらから。V60オファーはインスタのみ

 

あとでレビュー見たら評価低かったのでしまったなと思ったのですが、何しろ安かった。

200グラム×4でV60がおまけにつく。しかも10%ディスカウントコードで20ポンド。

自分がバカなんです。

モンマスコーヒーやスクエアマイルのようなロースタリーがこんなディスカウントするか? ってことですよ。

 

金曜日に注文して、届いたのが水曜日。

店から出荷されたのが月曜夕方で、届いたのが水曜午前なので、これだけでもう数日ロスト。

 

さっそく開けてみる。ロースト日はパックによってまちまち。これもどうかなと・・。

淹れてみると・・ なんかね、イヤーな匂いがする。味は・・まあ普通?

その次はひどく苦くて、その苦みが数時間口の中から消えなかった。しかもまたあの嫌な匂い。

 

3番目は少し抽出方法を変えることに。

軟水からブリタの水に変え、お湯を入れる頻度を増やしてよくかき混ぜるようにした。

これだと、コーヒーそのものの質はかなり向上した。しかしカップをテーブルに置いてしばらくするとやっぱりあの嫌な匂いが・・

 

あんまりだろうということで、complaintのメールを送ってみた。

UNIONはいまやスーパーに豆を卸す大手になってしまったので、クオリティを期待しちゃいけなかったかな・・。

 

プレグラインドゆえの限界もある。前回のAllPressも3週間たつと明らかに劣化した。これは仕方ない。

でも3週間で飲みきるとなると250グラム2袋は厳しい。前回はエスプレッソのほうがあまってしまって水出しコーヒーにして飲み終えた。それはそれでとてもおいしかった。

 

翌日、V60用のペーパーフィルターが来たので、James Hoffmanのメソッドに沿っていれてみた。

ここまでは、メリタの01を使ってました。

 

いまやハンドドリップといえばほぼV60。私が家でコーヒーでも飲むか、と思った数年前にはまだなかったと思う。あっという間に世界を席巻。やっぱり日本のメーカーはすごい。

 

またしてもJames Hoffmanの受け売りですけど、お高い陶器のものよりも、一番安いプラスチックのほうが熱伝導の面からいっておすすめなのだそうです。そしてペーパーは漂白してあるもの推奨。

 

V60は円錐形をしていて、独特の形にウェーブが入っており、しかも穴が1つだけで、それがビックリするくらい大きい。こんなのでいいの? って感じ。

 

Hario V60 Coffee Dripper Plastic Size 02 (Clear)

Hario V60 Coffee Dripper Plastic Size 02 (Clear)www.hario.co.uk

 

この独特の形状により、コーヒーの粉のお湯との接触面積が大きく、均等になるからうまみの抽出がよりよくできることになる、という理論。

 

湯を注ぐことによる細かいコントロールはきかない。コーヒーの量にかかわらず3分以内にドリップを終了させればよい、という、ハンドドリップ初心者でも一定の味が出せるようになっているのが大ヒットの理由。

 


www.youtube.com

・・ほんまでっか。

じゃあV60だったらこの豆はどうなんだ。 ってことで淹れてみた。

 

 

・・ 味が違う。ビックリ。それぞれのフレーバーもちゃんとわかる。

 

これは衝撃。やっぱりV60でいけるように豆が最適化されているというか、いや逆か。どんなものでもちゃんと抽出できるようになっているのね。すごい。

 

この嫌な匂いの正体だが、一番ひどいのがYayu Wild Forest 

もともとこの豆の持つ特徴的な香りが、焙煎のせいか、それとも豆自体の問題で強く出すぎてしまっているのかも? とも思ったが・・

違うバッグの豆からも同じ匂いがする。コーヒーを淹れた後に出てくる匂いなので、やはり豆の処理自体に問題がある気が。V60にしてから匂いが薄れたがなくなったわけではない。

 

そして全般的に見てあまり鮮度のいい豆じゃないのは確か。それぞれの袋を開けたときにすでに酸化が始まっている匂いがする。いくらプレグラインドとはいえ少し速すぎる。

 

好みじゃない豆というのは必ずあるもの。それでも好みじゃない、というのと、くさい、というのは違う。

 

というわけで(長い)

やはりこのロースタリーは豆の管理が甘いのだろう。次に買うことはないです。

物にはリーズナブルな値段というものがあり、それを守らなかった自分もダメかな・・。

250グラムで7ポンドプラス送料、が目安かな。

 

 

Yayu Wild Forest (エチオピア

こいつが犯人 笑 独特の香りが出すぎると飲めない代物に・・。ちょっと苦手。希少な野生アラビカ種だそうですが、もしかして私アラビカ苦手? クオリティスコアもこれが一番高くて84.5なのだが。

 

Maraba(ルワンダ

これはおいしい。シナモンのような独特の香味があとに残る。別のロースタリーで再訪したい。

  • Citrus , Redcurrant , Toffee
  • Medium Roast

 

Gajah Mountain(インドネシア

  • Grapefruit , Treacle , Cocoa
  • Dark Roast

少しくせがある。お菓子など糖分と一緒にとると真価を発揮して、口の中が楽しくなる。なるほど、コンビネーションの妙というのもあるのだね~。ワインとチーズの組み合わせみたいなものね。

 

 Bobolink(ブラジル)

  • Morello Cherry , Macadamia , Milk Chocolate
  • Light Roast
  • クオリティスコア84

安定のブラジル、突出した感じがない代わりに、毎日の定番として飲めるタイプ。これも悪くない。

酸味があるとなっているがほとんど感じない。

 

自分の好きな傾向をつかむのには良かったのかも。

テイスティングイベントはいろんなロースタリーが時々やっているので、来年はどこかのに参加するのが目標ね。

 

おかあさん、コーヒーばっかり飲んでないでわたしと遊んでよ~ 泣いちゃう。

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