Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

恐怖の植え替え事件

待ちに待った春~

まぬ犬も眠い。

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ガーデンズイラストレイテッドのおまけカレンダー、今月の写真

 

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肉眼ではこんなふうに見えることはないけれど、この場に立ってみたらそれはそれは素晴らしいに違いない。ピンクはチューリップ。フリチラリアみたいに見える。

 

 

今週は、ナスタチウム、クラリセージ(Sage Blue Denim)、ジニア(Peach&Cream mix)をまいた。

過日買ってきた窓辺用のトレイに、プラスチックポットを並べそれぞれ配置。発芽温度が20~25度のため、とりあえず室内まきとする。

昨年、やたらとジニアを買ってしまったようで、別の品種があと2袋ある。これも今年中にまく。

 

ナスタチウムは昨年じかまきにしたらほとんど発芽しなかった。今年は念のため24時間水に漬けてからのスタート。種からツーンとした独特の匂いがする。

 

スイートピーは全種類発芽。やはり種を水に漬けるほうが発芽率が良い。

スカビオサは鉢がすぐ乾いてしまうのでやりなおし。ダメ元で去年の残りのストロベリーの種もまいた。

 

温度管理できるスペースにも限界があり、1年草は文字通り1年で終わってしまうから損した気分になるなあ(ケチ 笑)。1回につき作成できる種類は8つ、多少時期をずらしながらまいたとしても、1年に購入できる種の上限は15だろう。十分多い 笑

 

ベルガモットの木、レディ・グレイと呼んでいるほうは、我が家に来た当初からなんとなく調子が悪かった。現在もグレイ伯爵と比べると発育が良くない。

 

おそらく根の張りが足りないのではないかと考え、さらに支柱を立ててがっちり固定。

周囲に4本支柱を立て、そこからワイヤーを回して主幹を止めるという方法。

ちょっとゆるんでますけど・・ 汗 まったく動かなくなった。

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ムスカリは少し掘ってみたら地下で発芽していた。

ポットが氷のように冷たい・・地温が低すぎるのだ。もともと、戸外で低温処理をしたら室内に取り込んで家の中で花を楽しむものとして売られていたので、保温性があまりないのだろう。生きていることは分かったので、このままにしておく。

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ゼオライト(ミリオン)をバラの根元にまいておいた。本当は土に混ぜるほうがいい。気休め。

 

 

さて・・ 以下は怖いので虫が嫌いな方はお帰り下さい。

虫の写真はありません。

 

グルスアンアーヘンの調子が去年後半からどうもいまひとつであった。

鉢の周辺を掘って土替えを行ってまだ1か月しかたっていない。芽がたくさん出てきてなんとかなるかなと思っていたところ・・ 鉢の地表にミミズの糞が出てきた。

 

これがですね~私、わりと最近までリスが穴を掘っているのだと思っていたのだ 爆

冬になると芝生がこの盛り土だらけになって汚らしくなる。

この糞自体は、ミミズが体内で有機物等を分解したもので、植物にとって消化しやすいフォームになっているし、土のエアレーションを高める。ミミズ自体は何も悪くない。見苦しいだけ。

 

しかし鉢に入ってしまった場合は問題となる。

入ったら、出ていくことが難しく、特にバラの場合肥料を食い尽くし、食べるものがなくなると根もやられる。

やむなく、鉢から抜いてみることにした。もうこの土は消毒しないと使えないので移植となる。

 

まず、小さめのが2匹。根を引っこ抜くと、大きいのが真ん中に1匹。

とここまではよい。ミミズは見慣れているのでどうということもない。

 

ミミズを退治するには、鉢ごと水にどっぷりつけることだが、鉢が大きすぎるため、バラの苗を水に漬けた・・・ 

 

浮いてきたのが無数のミミズの幼虫・・ これはキツかった。

 

幼虫といっても、白い米粒のような奴で、これが水面いっぱいに広がる光景はおぞましい。何度も水を変えて、ようやく浮いてこなくなった。念のため一晩水漬けにすることにした。

 

問題はこの苗をどうするか。

今年から鉢植えを撤廃する方向で動いているので、いずれは地植えにする予定であったけれど、今すぐと言われると場所を思いつかない。

 

とりあえず少し小さめの鉢に植えなおすことにした。3月この時期の植え替えはバラにとって相当な負担なので、今年春の花はあきらめたほうがよい。というか、現状では生き残れるかどうかも危うい。よく見ると主幹の色も変わっており、瀕死状態。1か月もしないうちにこんなにダメージが出るとは・・ しかしやるだけやればあきらめもつくだろう。

 

さらに・・ 実はこのミミズの糞は、オリーブの木の鉢にも出ている。

この木も、秋あたりからなんとなくあれ? という印象だった。

というわけで大鉢のオリーブも植え替えないといけないのだ 涙  しかも鉢植えにするならどう考えても予備の土がもうない。

 

敗因は、鉢をコンクリートの上にダイレクトに置いていたこと。他の鉢は持ち上げていたのだけど・・そういえばオリーブの鉢も重すぎて、床に直置きにしていたな・・。

 

そしてアイリスが育たなかったのも多分ミミズのせい。地植えにしていたとはいえ、家の入口の近くのため一部コンクリートで仕切られていて、ミミズが地中で移動できる場所が限られ、結局根をかじってしまったのではないか・・・ という仮説。もっともミミズの前からダンゴムシがたかっていたりして、何かおかしかったのだ。

 

 

一晩水に漬け、翌日水を変えてみるとまだ少し浮いてくる。ううっ・・

根の50度洗いを行い、消毒しておいた別の鉢に新しい土を入れ、発根を促す菌をまぶして植えなおした。

 

発根を促す菌とはこちら。ペレット状になっている。バラやシュラブの植え付け時に推奨されているもの。先日戸棚の整理をしていたら出土。

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これから1か月様子見。株の静養につとめる。

 

鉢植えは少数精鋭できっちり管理しないとダメだということが身に染みた。管理できないのなら、買ってはいけない。今年は自分の管理能力を見極め、かつ、何にフォーカスするのかを考える年。ガーデンセンター出入り禁止 爆

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何とか生き延びておくれ~。