Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

Restrained

RHSチェルシーのお庭から。

 

シルバーメダルだったお庭。

RHS Chelsea 2022 — Richard Miers Garden Design

写真は上記のリンクから借りています。

 

なんだってネオンサイン、しかも青で入れるかな・・・ とは思うのです。フォーカルポイントがどうしても欲しかったということでしょうか。大理石に刻むなどではダメだったのか?

 

しかしやっぱりこういう古典的な庭が良いと思う。

メディアで見ただけだけど、実物はもっと素晴らしいに違いない。

色数を制限してオーダーのある庭。構造をしっかり作る。

 

デザイナーのリチャード・マイヤーは「庭は制限することが大事」(restrained)と言っていて、あの花がいい、この花がいいと植えていたらごちゃごちゃになる。合わないと思ったら抜かないといけない、と語っていた。実際にこのくらい引かないとインパクトがないということだろう。

 

宿根草の庭で、緑が中心。貴族やアッパーミドルクラスの方のお庭を手掛けているので、予算の額は大きいのでしょうが、彼にしては低予算で作ったほうではないでしょうか・・。

 

素人庭主は、あれも欲しいこれも欲しいになってしまうのですが、ホントそれではダメなのです。植えて違うと思ったら変えないといけない。フロントガーデンも来年また手を入れて植え替える予定です。

 

ああーエレガント。オーナーが20世紀の初めに世界一周した時のことを記念して、アジアなどエキゾチックな植物を集めて作ったという旅の庭。さすが宝石商。

 
 
 
 
 
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こういうのはもう、宝石商が家に来てくれて奥様に好みの石を見せてくれるとか、そういう家庭に似合うお庭ですよ。こういう贅の極みの庭はいいです。どうせ見るのなら、隔絶したレベルの庭を見たい。これはゴールドメダルにふさわしい。

 

などといって、今週からキッチンの改修を始めた。夫が自力でやるので2年くらいかかるだろう 爆 タイルをハンマーやドリルを使って外すところからスタート。先は長い。

 

 

あいにくのお天気ですが、ジュビリー記念にデヴィッドオースチンが初めて作ったバラ、ゴールデンセレブレーション@リージェンツパークをどうぞ。