今年から、1か月に1回は何かお庭関係の新しいことをする、と決めている。
それで、オープンガーデンに行ってきた。
イギリスに来る前から、1度イエローブックに載っているオープンガーデンに行ってみたいものだと憧れていたのもすっかり忘れて早20年以上・・。
・・・大変見事なお庭でした。個人宅なので写真は控えました。
庭のサイズや形は我が家とそれほど変わらないくらいだと思うのですが圧巻。
芝生がほとんどなく、庭を分割して様々な植物を植えこんでいる。
足元は堆肥のマルチでしっかりおおわれているので、雑草が一つもない。
オープンガーデンに向けてもちろん全てチェックしてきれいにしたのだとは思いますが・・
植物の選択もすごくて、私が気になる大概の植物は庭にあった。300種類くらいは植えこんでいるのではないかと思われる。
また芸が細かい、通常のアルミケラモリスの隣に見たことのない小型の、星形のモリスがあったり、ちょっとしたタイルの隙間に多肉植物が植え付けてあったりと、細部まで手抜きなし。
しかし最も感服したのはシュラブの使い方でしょうか。
やっぱり庭には、木がないといけない。しかもそれがちゃんと剪定されて、いい枝ぶりになっているのだ。木を植えるのは誰にでもできるが維持が難しい。適度なサイズで見栄えよく・・っていうのはどうしているのか。
全くもってみたことがないので、庭主に訪ねて教えてもらった木がこれ。
カエデの仲間なのだけど、こんな模様の木があるなんて!
春はピンクと白で、それからこのように緑になるらしい。枝も赤くて本当に素敵。
これにクレマチス・ベティコーニングがからめてあった。
Acer pseudoplatanus 'Simon-louis Freres'
今年は花が咲くのが早いので、しゃくなげや牡丹の花が終わってしまって残念、ということだった。おいしい自家製のケーキとお茶をいただいて、おみやげに株分けした植物を買ってきた。4つ買って4ポンドは破格だ。
その戦利品はこちら↓
カレックス・エバーゴールド(これはあまり成長しないので大丈夫らしい)
カンパニュラ
アルミケラモリス(もうすぐ注文したのが届くのだけど、まあいいでしょう)
写真で見てもわかる通り、そのへんのナーサリーよりもよっぽど質がいい。ガーデンセンターで買ってきた馬糞とコンポストを使っているということだった。
このオープンガーデン・ナショナルガーデンスキームでは、入場料やお茶、売り上げは全てチャリティに行く。
一つ一つの植物が大きくきれいに育っているのも印象的で、アストランチアも予想外のサイズだし、ホスタもナメクジに食われているものがひとつもない。
ここまでぎっしり植えこんだ上に、欠けた葉ひとつないとは、プロフェッショナルの庭園でもななかなかないことである。どちらかというとイギリスの庭園はおおらかなので・・。
ここまですごいオープンガーデンもなかなかないだろうと思う。
家の近所にこんなお庭があったとは・・ どこをとっても様になるお庭であった。
やっぱり1本、これは、という木が欲しいなあ~。
木は植えたらそう簡単には変えられないからじっくり考えよう。
ストリートパーティは、家の前でお茶する控えめなものから、ライブミュージックで大盛り上がりするところまで、さまざまでした。
我が家のある通りはパーティなし。年齢層がやや高め&子供がすでに中学生以上なので、まとまったお付き合いがあまりない。隣の家も引っ越してきたばかりだし。
個人のお庭が見られる貴重な機会、来週もどこかへ行ってみようかな。