グラストンベリー2022のハイライトを見て思ったこと。
ロックはもう本当に終わったのね・・ラップ・グライム・ドリルが世界の覇者になった。
大御所も、ライブだと正直観るのがつらい。
プライマルスクリームとか・・ もともと音楽的にはそれほど上手ではないから仕方ないとして、モーツァルト級の天才、ポール・マッカートニーも、1曲目がShe Love youってどうなのか。もう少し頑張って見つづけたら、見どころはあったのかもしれないが、もういいよ、と飛ばしてしまった。生きてステージに上がるだけでもすごいとは思うし、何が1曲目だったらいいのかといわれるとわからないけど。
でもラップやグライムって英語ネイティブではない自分には今一つ意味がつかみきれないし、旋律もとらえにくいしで、積極的に聴く気になれない。
そんな中で一目で気に入ってしまったのがJoy Crookes
グラストンに出るのが夢だった、といって涙ぐむのが愛らしい。「別に・・・」で大問題になった女優さんに似てますね。
暴力、貧困、差別などをテーマに歌う、本人もイーストロンドン出身で説得力がある。メッセージ性が強くて、絶対に消費されない、という強い意志を感じる。
エイミー・ワインハウスと比較されたりしているようですが、エイミーは中毒がテーマで本人もそれで死んだ。ジョイはテーマは重いのですが、本人は健康そうで、それもいいですね。
今年のマーキュリーにもノミネートされた。そういえば今年のマーキュリーはラインナップがとりわけすごくて、やっぱり英国の音楽は奥が深くておもしろい。
そしてたまたまSportifyにMETAFIVEの新曲があがってきて、そういえばアルバムは・・? と思ったら、なんと例の件で発売が「中止」になっていた。なんだかなあ・・。現在は、去年の映像ライブを購入したら特典でついてくる形になっているらしい。
追記 ラストアルバムとしてリリース。高橋幸宏が病気なのでもう難しいのでしょう。
才能があれば何をしてもいい、というわけではなく、個人的にも容認はできないことだけど、罪を犯したら永遠に何もできないようにするのが、果たしていいことなのか。
本当の解決とは、回心して、もっと良い状況を作り出せるような行動を起こすことだろうし、それには、唯一無二の音楽の才能を生かして、メッセージを伝えることが最も良い気がするのですけどね。
くだらなくて笑ってしまったその新曲。くだらないがアツい。