Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

Chelsea Physic Garden Chistmas Fair

これで2022年のお庭拝見活動も最後。

スローンスクエアにあるチェルシー薬草園のクリスマスフェアに行ってきた。

前回の訪問はこちら

madamtortoise.hatenablog.com

 

いつもなら静かな薬草園も、今日は行列ができていた。

今回はフェアのため、庭園は半分以下しか公開されていませんでした。

 

こんな感じでマーキーの中に100以上のブースがあって、クリスマスプレゼントになりそうな日用品、洋服、アクセサリー、高級食材から植物までいろいろ売られている。

確かにうちのローカルのマーケットに比べると高級な品揃え。

しかし買いたいものは特になく・・ シルバーのアンティークのブースでは何点か気になるものもあったが、購入するまでには至らず。

 

さすが、植物のディスプレイが素敵。

この鉢65ポンドということですが、鉢が30ポンド、苗は全部で10ポンドもしないだろうから4割増しで売っていることになる。

先日ナイマンズで見かけて気になったベンガルクリムゾンの見事な鉢。

こちらは265ポンド。鉢が高価なため150ポンドとして、苗も大苗で50ポンドとしても3割増し。なるほどそんな値付けなのですね。

 

屋外にもナーサリーから苗が出ており、クリスマスツリーの形に刈り込んだローズマリーは大人気であった。マグノリアやツバキなど、状態もよく買ってもいいかなと思ったが、ツバキは酸性土がいるし、マグノリアは・・どこに植えればよいやら 爆 価格は普通だし、うちの近所のガーデンセンターで買っても変わらないだろう。

 

 

クリスマスにちなみ、ジンジャーブレッドラテと、チーズ&ハムのパンを食べて一休み。おいしかった。

 

それにしてもやっぱりここのお庭は立派です。

もう冬だし、庭も放置でいいや、と思った己を深く反省・・相変わらず丁寧な仕事ぶり。

人が入らないようにガーランドを作っているのが素敵。

こんな風に霜よけもするのね。参考になる。

 

もう12月になろうというのに、異彩を放っているリクニス(トウゴマ

このまま冬越ししてしまうかもしれないね。これはニュージーランドパープル。うちの庭でも来年どう育つか楽しみ。

 

とても気に入った寄せ植え。奥の大きな葉、エキウムが咲いたら実に見事になると思われる。あと黒法師が有名なアエオニウム、ゼラニウムフウロソウ)など。葉の形の組み合わせだけでも見事。見どころが長い。

その中の、このお花はジンジャーリリー。これもぜひ育ててみたい1つ。香りもよい。来年どこかで手に入れたい。訂正、Cautleya spicata rubsta、通名Himalayan ginger lilyで耐寒性が強いタイプらしい。

 

さらに訂正。こちらです。

Isoplexis isabelliana Bella

ジギタリスの仲間だそうで。たまたま見ていたガーデンズイラストレイテッドで発見した。2019年にチェルシーフラワーショーで紹介されて人気になった品種とか。

上の二つは、かなり似ているのですが葉の感じが違うのと、茎がダークな色にならないあたり、やっぱり違います。

 

 

暖冬なのでサルビアがまだ咲いている。ほんと、サルビアってこんなに大きくなって花も長く咲いて、丈夫で虫もつかなくて世話もほとんどいらない、香りもあって、素晴らしい植物だと思う。

 

中でもこのタイプは今年の流行らしくてよく見かけた。名前が思い出せない・・汗

 

 

チェルシーはロンドン屈指の高級住宅街。

マーク・トウェインが住んでいたフラット。クリスマス仕様。

 

ゴードン・ラムゼイのレストランの前の寄せ植え。できたばかりのようで植物がなじんでない・・。

 

サーチ・ギャラリーのそばの巨大ツリー。

 

少しわかりにくいですが、沈丁花の寄せ植え。これ、どのくらいの期間鉢で育てるつもりなのかな。調子が悪くなったら処分するのかも。

 

 

ついでにハイドパークの、花がないのはわかっているけどオールドローズのエリアに行ってみることにして歩いた。

しかし、ウィンターワンダーランドのためバラのエリアはクローズになっていた。そうだったのか・・。

ここで有料トイレに行ってみたら、20pのコインは不要で、カードのみでの入場方式に変わっていた。これは便利。もはや現金を持ち歩くことがないので。

 

ハイドパークではすでにスノードロップが咲いていた。

今年の天候は本当に異常。来年はこのつけを払うことになるだろう。うちのバラも葉を落としたと思ったらまた芽吹いてきているので、無駄なエネルギーを使ってしまっていることになる。

 

せっかくだし、Workshopでコーヒーでも飲もうかと思ったら通り過ぎてしまい、そのままメリルボーン・ハイストリートを歩いて、チャリティショップで2冊を購入。高級住宅街の中にあるチャリティショップは掘り出し物が多いので必見です。

 

そこからベーカーストリートにいくつもりが、リージェンツパークまで行ってしまい、ここまで来たのなら・・と、お気に入りのベーカリーMielに寄って、クイニーアマンをかじりながら歩いて、やっと電車に乗った。ざっと7キロくらいは歩いたようだ。まあランナー時代の移動距離を思えばこんなものは何でもないのだが・・

 

Mielに足を運んだのも本当に久しぶり。ちゃんと営業続けていたので、また機会があれば来よう。といっても次は2023年だろうな。

 

なんだかもうすっかりコロナ以前の状態に街は戻っているようだ。たまにマスクをしている人も見かけるがその程度。ただ、ブラックフライデーウィークであることを考えると人通り自体はやや少なめなのだろうな。私のようなイギリス在住の人が中心で、観光客っぽい人が相変わらずいないのであった。

 

今日はお天気も良くて気持ちが良かった。こんな日も今年はもう最後かもしれない。

来週からはいよいよ通年並みの天候に戻っていくらしい。