なんと挿し木につぼみがついているではありませんか。
根の成長が最優先のためさようなら。
本体のアイスバーグのほうもがんがんつぼみがあがってきています。
バラは芽が出始めてからおよそ60日で開花というサイクルで、これに気温の上下が加わり慣れてくるといつ咲くかを確実に予想できるようになるそうで。
今年暇でヒマダムとなりじっくりおつきあいして思ったのだが、四季咲きのバラはかわいそうだ。5月に花を咲かせ始めて以来、何度もこのサイクルを繰り返すうちに、花の質がだんだん落ちていく。ローズヒップをつけさせれば、バラは仕事が終わったと思い花を減らすが、それでも秋ごろまでは開花が続く。
花を見たいという人間の勝手な欲で働かせ続けているような気がして、なんだか、パピーミルならぬフラワーミルみたいなのです・・きっと今年は手をかけすぎたからだ。来年から放置すればこんなに咲かなくなるからそれでいいのかも・・
四季咲きでもピークを作るようにあえて花をつけさせないという手もありか。
植えたてで保護のためつぼみをつけないようにしてきたトーマス・A・ベケットは今、すごいことになっている。エネルギーを蓄えていたのが今爆発している模様。
さて・・
前々から気になっていた廃園のような家が、ついに売りに出されていた。
やっぱりだれも住んでいなかったのかもしれない。
となるとあのバラもいずれ捨てられてしまうだろう。垣根を越えて道路にはみ出してきているのだし、挿し木にすれば・・これって泥棒か・・でも、何のお世話もしていないのにあれだけ繁殖するとは相当伸びるつるバラなわけで、我が家では育てられないだろう。でも捨てられてしまうくらいなら・・うーむ。
ところで植物のパテントは英国の場合20年で切れるそうで。
それを超えていれば、バラの挿し木も個人間で自由に譲渡が可能。
パテントが登録されていないバラもある。ベケット氏は調べたらパテント登録がありません。ということは個人間での譲渡は可能ということです。うちにあるミセスジョンレインは19世紀作出、20世紀後半に作出のアイスバーグもとっくに切れています。
国により規制が異なるため、例えば日本だったらDAのバラは商標登録されていそうですね・・。
サラ・レーブンから秋のカタログが届いた。
サラさんは貴族で20世紀初頭に超有名であったガーデンデザイナーの血筋で園芸界のサラブレッド。ビジネスセンスもあると見えて、いけてない・リタイアした人がやる趣味であったガーデニングをおしゃれに見せて売るというのをイギリスで先駆けて始めた人である。
さすがに植物の選択がうまくて参考になるので、サイトをよく見ていたんだけど、あれ・・?
メルマガとか住所の登録とかした覚えないんですけど・・ GDPRはどこいったんや・・
何かBBCガーデナーズワールドのサイトが怪しいなww
サイト登録するときにはいつも「パートナー会社等への情報シェアを許可しない」を選択するよう注意しているのだが、ガーデナーズワールドには園芸関連の企業が山のように広告を出しており、クイズ等で誘導して登録させようとしているので、そこから流れたかもしれない。
あとはインスタだな。閲覧専用にアカウントを持っていて、サラ・レーブンもフォローしているのでそこから流れたか・・規約違反のはずなのだが・・ まあいいけど。
しかしこのカタログ良くできてますね。ガーデニングをデザイン・ライフスタイルごと売るようにしている企業はイギリスにはまだ少ない。
品種の独占販売契約を結ぶとか、企業努力もかなりしてます。ここでしか買えない植物があり、それもセンスが良い。値段はその分全体的に高め。ここで植物の目安をつけて、他のナーサリーから買うのがおすすめですww 個人的には昔から頑張っている専門分野のあるナーサリーで買い物したい。
それらを探す方法としては、RHSのサイトに行き、自分の欲しい植物を見つけたら、そのページの下にその植物を扱っているナーサリーのリストが出る。地方にはまだまだマニアックな店とかあって面白い。
今物が売れないので、紙はもちろん、デジタルでの広告攻撃がすごい。だからといって何も使わないわけにもいかない。グーグル先生よりもDuckDuckGoを、せめて英語検索の際は使うべきかな・・。