Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

バラのお話

祝・1000記事 バラとともに

今回でこのブログも1000記事となりました。 スパニッシュビューティとクレメンティナ・カルボニエリ 部屋に入るとスパニッシュビューティからのかすかな良い香り。 この長細い、ほっそりしたタイプのつぼみがとても好きで、我が家ではミセスハーバートスティ…

不定芽問題

このエリアで一番早く咲くご近所さんの黄色のバラ、今日まぬ犬の散歩で通りがかったらどんどん開花中だった。最速記録。うちもこの調子だと今月中旬ごろから咲き始めるだろう。 去年植えて音沙汰なかったゲウム、トータリー・タンジェリンの花 ぎゃー可愛い…

デヴィッド・オースチンの新作バラ

このタイミングでの新作リリースは珍しい。 ハンプトンコートパレスショーを目指して作ったのだろう。 View this post on Instagram A post shared by David Austin Roses (@david_austin_roses) www.instagram.com ペネロペ・ライブリーさんの Life in the …

ジェネラスガーデナー

謎の挿し木はジェネラスガーデナーで確定でいい。 苗が少し充実して、大きな花が咲くようになったら、ウォールドガーデンのジェネラスガーデナーとそっくりでした。 ウォールドガーデンのGGさん 今日はヘリテージも咲いて、残るはローズ・ポンパドールだけに…

妖しいアルベルティーヌ

夢の宴も終わりに近づいた・・ まだまだバラは咲くのだけど、これから来週いっぱい気温が20度を超え、晴天が続く。 今年の美しさは低温と曇天によるものであった。 すでにシャクヤクは焦げはじめた・・フロントガーデンの植物は特に傷みやすいのだ。 この状…

白い花のバレリーナ

定点観察している公園のバレリーナ、この春、あれ? と・・ なんだかアルバ系の葉の枝が出てきました。 新枝だとこういうこともあるのか、枝代わりかな? 向かいのバレリーナの株にも同じ枝が出ていました。 それが今日見たら・・ 反対側の株にも同じ花が咲…

ピース

メイアンの傑作。戦争でまぎれていたのが戦後名前を変えたところアメリカで人気が出て、世界的なヒットに。 戦後の日本、大学初任給の2倍の値段=当時の価格で1本50万円だったこともある。 でも今ではパテントも切れ、投げ売り状態。ちょっと前までは、安…

アッシュ・ウェンズディ

いよいよほころびはじめた。 この色・・目が離せなくなります。一日に何度でも見に行ってしまう。 遠くから見ると、確かに灰を肌に乗せたような色で、名づけの妙に感心してしまう。 灰の水曜日をめぐって、実際に教会で灰をつけてもらうところを思い出す(我…

ひばりは昇る

ラーク・アセンディングが咲いた。 この花の美しさはウォールドガーデンで知ってはいたが、息をのむ。 実物は写真の何倍も素晴らしいので・・ 花弁数が少なく、光量に応じて花が開いたり閉じたりする。 花が開くとしべがみえるのも素敵なところ。 実はこの花…

何もかも美しい・・

26日 グルス・アン・アーヘン開花 お気に入りのバラです。これがオールドローズとは信じられない。 春の気温が上がらず、全般的に開花が遅くなったせいなのか、今年、本当に何もかもがきれい。開花直前まで雨が多く、そこからは雨が降っていないので花も長持…

ピークを待ちながら・魅惑のティーローズ

環境、とかメンタルヘルス、とかお題目優先じゃ面白くないんだよ・・と思っていたらアラン・ティッチマーシュも同じ意見のようで。 しかし、流行に迎合し、「自然は自然のままが一番、人の手を加えるのは嫌だ」という、植物に対する自由放任主義がガーデニン…

次々に開花

今年のバラはつぼみ数が多い。 摘蕾をしていないせいもあります。 これまでリン酸を多く含む肥料(Fish bone& Blood)を開花前にあげると、虫がやたらつくようになるので敬遠していました。 今年はリン酸を液肥で薄め&こまめに与えたのが良かったのか、アブ…

チェルシーウィーク

今年も始まりました、チェルシーフラワーショー。 メダルを取った企業やデザイナーのポストが上がってきます。 詳細は今週後半あたりからわかることでしょう。 今年のデヴィッド・オースチンのバラの新作 Dannahue | English Shrub Rose | David Austin Rose…

ミセスハーバートスティーブンス

現在、女性が配偶者の名前でしか呼ばれないなんてありえませんが 笑 これは・・・! 純白。曇りのない白。 薄いジャスミンのような香り。本物のジャスミンの香りは苦手ですが、これは透明度の高い良い香り。 どんなに美しい人だったのでしょうね。 本物は写…

お見事、クリムゾン・グローリー

これは見事だ・・直径15センチ以上。 オスカー・ワイルドのナイチンゲールが血で贖ったバラはこんな風だったかもしれない。 クラシックな、陰のある美人で、想像を掻き立てられる。 エドガーやアランが持ち歩くバラのエッセンスの原料はまさにこれしかない!…

スパニッシュビューティ開花

2年越しでやっと花を見ることができました。 これはきれいだ・・写真より実物のほうがずっと美しい。 香りも薄めですが、ダマスクの、これぞバラの香り。この香りは好きだ。 とても素敵です。 いろんな家のバラが咲き始めました。我が家のピークは6月1週…

開花1号、クリムゾングローリー

アンチクライマックスですが、開花1号・・ですね。 少しずつ開いていっていますので、いつが開花かはっきりしない。 写真で赤を表すのは難しいです。本物は深紅で引き込まれる美しさ。 香りも非常に強い。 しかし・・・ 私、ダマスク香は好きではないことが…

バラの開花待ち

去年は4月25日にトーマス・A・ベケットが開花しているのですが、今年はまだ何も咲いていません。 アイリスもつぼみは大きくなってきましたが、開花まであと数日はかかりそう。 雨が多いし、意外と低温の日が続いているので(今日も12度程度)バラの開花は通…

絶不調、ヘリテージ

他人から見たら?? でも、庭にはたくさんのドラマがあることは、それぞれの庭主の皆さんにはわかるに違いない。 ルドベキアを抜く際、何がどれだかわからずついでに抜いてしまったゼラニウム・ローザンヌ。気に入っていたので買いなおそうかと思っていたら…

2大巨頭

どれもこれも大きくなってビックリの2023 去年壁の補修のため、バッサリ切られたウォールドガーデンのバラ。 ジェネラスガーデナー うちの名前不明バラ 写真撮る時期がずれてしまったためわかりにくいがそっくり。 少なくともジェネラスガーデナーの遺伝子を…

芽腐し、という言葉はないようだけど・・

雨ばかりで、予定の作業が全然できません・・ 涙 小さい苗は、これでは腐ってしまうのではないかと心配でもある。 アブラムシも増えてきた。液肥やSB Invigoratorの散布もなかなかできない。 そんなわけで写真もなし。 地植えにしたらいきなりシュートが3本…

え、ジェネラスガーデナー?

暗黒の地にほぼ捨て去られていたご近所さんのバラを挿し木させてもらったもの。 去年最初の花が咲いたのがこれ。 香りとたたずまいからオースチンであることは間違いない。 クレアオースチンと思っていたら実はピンクであることが判明。 それでは、ジェント…

いよいよ植物が活動開始

今年は新しいものには手を出さず、庭主はのんびりと、経過観察をしてさぼるゆっくりする予定でしたが・・ 忘れていたけどそういえば去年に注文をしていたのだった 爆 ダリア3つとユーコミスが間もなく届く。まだ霜が降りることがあるので、3月いっぱいまで…

ロサ・バンクシアエ

冬が終わろうとしている。 朝、暗いうちから鳥がさえずりはじめ、空気が少しずつ軽くなり、光の量が増えて、この、一枚一枚薄い衣を脱ぎ捨てていくような解放感、これから2月下旬ごろまで、私の最も好きな時期。 いろんなものが生まれようとしている。何回…

グレートディクスターのバラ

イギリスの庭園のトレンドセッター、グレートディクスター 写真はいずれも、BBCガーデナーズワールド・ウィンタースペシャル エピソード4より 20年以上も前にバラ園を廃止したときは非難を浴びた。 在りし日のバラ園。 ハイブリッドティーで埋め尽くされて…

衝撃の廃版

先日紹介したお庭のイスパファン、こちらで見ると分かりやすい View this post on Instagram A post shared by Katharine Coulson (@katecoulson) www.instagram.com このやり方はいいですね。サイズを小さくして自分でも作れそうだ。 糸杉との組み合わせが…

英国流バラのお世話と・・

英国のバラのお世話方法はシンプル。 基本は地植え 冬(1月か2月)に、ざっくり剪定&肥料(馬糞とボーンミール、骨粉ですね) 1番花が終わった6月頃にボーンミールをあげる 剪定方法は、 自分が切りたい高さ、大体株の半分から3分の1くらいを目安として…

バラの誘引 

一日め、晴れ。 本日片づけたのはファンタンラトゥールとスパニッシュビューティ。 ジ・インジーニアス・ミスターフェアチャイルド、支柱を立てて横にした。 アイスバーグは前に飛び出してきている枝を針金で抑えて横に伸ばして終了。 ファンタンラトゥール…

ロサ・オドラータ・ベンガルクリムゾン

Nymansで出会ったバラ、ベンガルクリムゾン 金持ち数寄者しかこないチェルシー・フィジックガーデンにてすら「この値札をご覧になって?」と奥様の失笑を買っていた値付け、265ポンド(再掲) でもこれはまれもの。枝ぶりもかなりいいし、鉢もいいのを使って…

初霜、ダリアとユーコミス、そしてポンパドール

12月7日、やっと本格的な氷点下となり、私の庭にも初霜。 まだ咲いているバフ・ビューティ。 このほかにもハーロウカーとパープルスカイライナーも頑張っている。そろそろ切るべきですね。 来年に向け、注文しました。フロントガーデン用。 いつものFarmer G…