Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

ピース

メイアンの傑作。戦争でまぎれていたのが戦後名前を変えたところアメリカで人気が出て、世界的なヒットに。

 

戦後の日本、大学初任給の2倍の値段=当時の価格で1本50万円だったこともある。

でも今ではパテントも切れ、投げ売り状態。ちょっと前までは、安売りナーサリーだと1本10ポンドもしなかったような・・バラをよく知らない人が適当に植えてそのままになっているものも多い。

いまさらそんな古いハイブリッドティーなんて・・と思っていたのですが・・ 

 

ピースを近所の知り合いからもらって挿し木で育ててみることにしました。

この株、もうぼろぼろ。最低でも10年は何も手入れされていません。

一本立ちになり、葉っぱは黒点病だらけで、まわりを雑草に覆われています。

 

しかし・・ まともに咲いた時の花の透明さ、虹色に輝くようで、はっとするほど美しい。さすが名花。香りも薄いですがあります。

しかも結構丈夫。肥料すらもらってないのに、シュートがバンバン出てます。

 

ちゃんとお手入れしてあげれば、素晴らしい花が見られるのではないかと・・我が家にはメイアンが1本もないので記念&夫の友人であるこのご近所さん間もなく引っ越すので、捨てられるくらいならと、育ててみることになりました。

ただHTなのでうちの庭でどう折り合いをつけたらいいのか思案中 爆 大きく育ってきたら考えましょうか。

 

我が家の近所で育っているピース(今回もらった株ではありません)

こちらはつるピース かなり大きな壁面が必要ですが、見ごたえがあります。

今年は不調のようであまり咲いていないのが残念

さてどこまできれいに咲かせられるか、腕が試されるところでございます。

結果は3年後・・笑

 

 

ちなみに

ロサ・グラウカの実生は、瀕死の状態からかろうじて生きている感じです。

弱いものは無理やり成長させてもダメなことが多いので見守るのみ。

また別の個所で芽吹いているのを見つけたのでこちらは移植せず、じかに水やりしながら様子を見ています。

 

我が家もこれだけバラが増えれば、他のバラからも、花柄を切り忘れたローズヒップから芽吹いて・・ってことがありそうです。

ピースもいろんな花の親になっていますので、実をつけさせて実生、なんて夢は広がります。