Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

小さな庭のオープンガーデン

本日はふと思いついてオープンガーデンに行ってきた。

そんなに遠くないエリアだったので何気なく出かけたところ・・

 

・・夜に歩くのはちょっとはばかられるような場所であった。本当にこんなところにオープンガーデンがあるのか? 警戒しつつ歩いていくと、

 

そこは別世界であった。

 

狭く細長い庭をこれだけ上手にレイアウトするとは、いったいどのくらい年月がかかっているのだろう。

数年程度でこんなに上手に植物を決められる訳がないのは私にもよくわかります。いろんな試行錯誤の結果で今がある。そして来年はまた違うのだろう。

バラが咲く手前で残念。日陰の庭なので通常の庭よりもさらに開花が遅いのだろう。しかしこれだけ場所がないと、直立型のバラしか植えられない。どんな品種を植えているのか聞いて来ればよかった。少なくともHTではないことは見てわかったが・・

なんと鳥小屋までありました。ウズラを飼っているそう。これで虫を食べてもらったりしていると見た。ニワトリだとこんなに家が密集しているエリアではうるさすぎて迷惑だしな・・。

 

 

白藤がとても良い香りを漂わせていた。皆香りのもとに気づかないのか、他の花をかいでみたりしているのがおかしかった。

 

猫氏は15歳。なぜか今日はここの椅子から動かないそうだ。

 

 

皆の注目を集めていたAcer Palmatum Aoyagigawa(写真一番右、シダの上)

庭主も、ずいぶん昔に買ったのでよく覚えていないと言っていた。Acerこと楓はたぶん日本よりイギリスのほうが多く栽培されていると思う。一家に1本あるといっても良い。和風の庭にはしたくないので不要と思っていたが、これは良い。こんなに繊細な葉と花が咲くのなら、うちにあってもいいなあ。

 

そう、この庭は、狭いのに背の高い木がいくつかあるのが印象的だった。

狭い庭のほうが高さを出すことで迫力が増すというというお手本のようなデザインだった。

エリアとお庭のギャップにかなり驚いた体験だった。