Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

開花1号、クリムゾングローリー

アンチクライマックスですが、開花1号・・ですね。

少しずつ開いていっていますので、いつが開花かはっきりしない。

写真で赤を表すのは難しいです。本物は深紅で引き込まれる美しさ。

 

香りも非常に強い。

しかし・・・ 私、ダマスク香は好きではないことが判明 爆

そういえばバラの香水も好きではないのだった。人工のものだからと思っていたけれど。ミセス・ジョン・レインのダマスクベースの香りも苦手です。

 

それでもこの赤の美しさで香りは許容できるな・・。

この花が20世紀の赤いバラの交配親の一つとして、バラの歴史に与えた影響がどれだけ大きいか、そして「ポーの一族」。確かにこのバラのエッセンスは吸血鬼にふさわしいし、香りも、ちょっと頭が痛くなるようなところが逆にお似合いです。魔的。

 

もしこのバラだけのバラ園があったとしたら、満開の時には頭がくらくらするでしょう。中井英夫が佇む薔薇園、のイメージです。

 

 

誰にでもお勧めできる1本ではないですが、「私のバラ」として大事にします。

 

 

ハイブリッドティーは、確かに樹容はシュラブの魅力には程遠いですが、その分、花にすべてのエネルギーが集約されていて迫力があります。このバラは、1つあるだけで周りの空気が変わる、絶世の美人が部屋に入ってきた、って感じですが、美人でも影があるのですね。ポリコレの世界では表現できなくなったものがある気がします・・。

 

次はスパニッシュ・ビューティの番です。今週末あたりかな~。