Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

絶不調、ヘリテージ

他人から見たら?? でも、庭にはたくさんのドラマがあることは、それぞれの庭主の皆さんにはわかるに違いない。

 

ルドベキアを抜く際、何がどれだかわからずついでに抜いてしまったゼラニウムローザンヌ。気に入っていたので買いなおそうかと思っていたら、こちらもいつもの場所から発芽していた。

 

いくつか発芽しているので、もう少し大きくなるのを待って1つは残し、残りはバックガーデンに移植する。

 

原種系グラジオラス、苦戦中。10球植えて発芽はわずか3個、5月開花予定なのでそろそろ花芽が見えてもよさそうなのに、どの株も葉が黄色くなってきた。このままだと多分開花はしない。

この場所は合わなかったようだ。グラジオラスって乾燥に強いのだと思っていたけどな・・。ダメもとで一本だけもう少し湿っている場所に植え替えてみる。

 

この、家に近い側のフロントボーダーで活躍しているのは乾燥と低栄養に強いものばかり。サルビア、ガウラ、マケドニア、アイリス。去年種から育てた苗カラミンサも大きくなってきた。これも向いているようだ。同じく原種系のナデシコも元気そう。

 

そんな環境でも平然としているバラ・ハーロウカー・・。恐るべし。先日間違って根っこを切ってしまいましたが、平気らしいです。このバラおすすめ。丈夫で香りもよく、とにかく花がずーっと咲いています。日向でも、日陰でもOK。そんなに大きくならないので花壇の前のほうや鉢植えにするとよい。

 

クリムゾングローリーにも気づけばつぼみがいっぱいついてきました。

側蕾がつくとは知らなかった。つまりフロリバンダと同じく、3つセットでつぼみがつくのです。HTの場合は、真ん中の大きいのを残してあとの2つは取るのが基本。

クリムゾングローリーは意外と丈夫、というのが感想。花も2月頃から咲きそうになってたし。うちの庭ではうどん粉は秋の終わりにしか出ないので、育ちやすいのかも。

 

しかし今年、つぼみがすごいのはスパニッシュビューティです!

下のほうにもつぼみがいっぱい。手に入れたのが2021年の秋、去年は鉢植えで全く咲かなかった&伸びなかったですが、地植えにしてから本領発揮。

一季咲きのバラは、花が終わったら剪定&軽く誘引してあとは冬まで放置でいいし、気楽でよい。

 

そんななか絶不調なのがヘリテージ。芽は出れど、葉が展開しない状態に陥ってます。

こんな感じ。もっと小さいのもある。もう4月も半ばなのにこれは異常です。

 

ちょうどヘリテージの裏側のフェンスに、隣家の人が今年コンポスト置き場を作ったので、そこに伸びていた根が切れた? もしそれが原因だとしたら隣の家に伸びてしまった分はどうしようもない。

 

地植えのバラがこんなに調子が悪くなったのは初めてなのでビックリしています。

 

ほかに考えられるのは・・

これまで育ててきたバラのうち、ヘリテージは、植え付け1年以内で最大に大きくなりました。ほかのバラは1年目の成長はどれもゆっくりでした。

冬の剪定時、もったいない気がして5分の2くらいしか切り戻さなかったけど、まだ苗が若いことを考えて、半分まで切り戻すべきだったのかもです。地上部に対し根の成長が追いつかなかったパターン。

 

さらに、今年の冬は寒く、暖かくなってきてからも寒さの戻りがあったりして、芽がやられた。通常は、バラの耐寒性は非常に高く、うちのバラもどれも元気です。しかしヘリテージはもともとバランスが取れていないところに寒さが来て負けてしまった・・という可能性も考えられる。

 

今日確認したら、まともそうな芽も少し出ていたのでそれは残し、弱い芽は1段切り下げました。

これでもだめなら、全体を地上10㎝のところですべて切り、掘り上げとなります。もう少し様子を見る。

 

ヘリテージ、すでに廃版ですが、DAから許可を得て売っているナーサリーから手に入れました。今はそこでも売り切れなので、枯らしたくないな~。

 

ちなみに庭主も絶不調。風邪ひいた。やりたいことがいっぱいあるのに・・あせる。