Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

5月の王国日誌7日&8日

5月7日

いきなり気温が20度を超えて、アイリスがどっと開花した。すごい匂い。庭にいるとうっとりするくらい。

エッジの整理、チューリップを抜いたのでそのあとの土を新しく作ったボーダーにまく。

スパニッシュビューティーの開花が進む。脚立を出してさび病にやられた枝や葉をどんどん落とした。アーチの真ん中には手が届かないので完全に取り除くことは難しい。

芽が出たポピーや、アガスターシェをボーダーに埋め込んだのだが、目ざとくぷぐ子に見つけられ、掘り返されてしまって死亡。チビは気づかないがぷぐ子はこういうのすぐに見つけるんだよなあ・・。

 

クレマチス・プレジデントが開花。完全に開いてないけどね。

とにかくバラのつぼみ数がすごい。王は金貨を数えている気分 笑

グルスアンアーヘンなんかも、そんなに大きくならないと聞いていたがシュートがバンバン出てつぼみの数がはんぱない。やはりバラは地植えにして3年目から本領発揮である。

 

5月8日

気温が20度を超えた今、水やりが必要だ。結構雨が降ったにもかかわらず、今日で雨水タンクは空になってしまった。

納豆菌をスパニッシュビューティーに散布。枝にまでさび病の斑点が出てきておりかなり重症。

そして1日で開花がものすごい勢いで進んだ。急に暑くなったからとはいえもうすこしゆっくり進んでくれるとよいのだが。

先日のオープンガーデンのチャリティで買ってきた、ペルシカリア・パープルファンタジーを植えてみた。ペルシカリア・レッドドラゴンは欲しいリストに長年掲載中、縁がなくて手に入れられていない。とりあえずこれで試してみることに。

スカイラーク・アセンディングが調子を落としてしまった。バラゾウムシの被害も。

これも大きくなる株なので、いい加減地植えにしないといけないのだよね。フロントガーデンの東のコーナー、ここの鉢は何を植えても虫の被害を受けるので、思い切ってコニファーとかにしたほうがいいのかもしれないなあ。

 

虫といえば、マルタゴンリリーにリリービートルがつきはじめた。

虫が餌を見つける仕組みは不思議である。今まで王国にこんな虫はいなかったのだから・・

バラゾウムシ、リリービートル、RHSのアドバイスは「耐えろ、天敵を呼び込める庭にしろ」

こういうところ、英国はすごいと思う・・ガーデンセンターに行けば専用の殺虫剤も売ってたりはするのですが。庭を見ていると今年は鳥の訪問数が増えているし、テントウムシの数も半端なく増えているので、このまま見守ることにします。テントウムシは甲虫やっつけてくれないし、鳥が食べてくれる確約はないが、今年は国土が豊かなので王は余裕であった。

 

アイリスも一気に咲いてきた。いつもなら一つずつ咲いて、1カ月近く楽しめるのに、今年は大量に咲いて2週間くらいで終わってしまいそうだ。

 

そしてカマッシアがついに開花した。思ったより背が伸びず、あまり目立たない。植えるならもっと大きい品種にしたほうが良かったな。これは花が終わったら抜いて他のものに入れかえよう。

雲南リコリスも一斉に芽吹いてきた。ここからぐんぐん伸びて2メートルくらいになる。それで日陰ができてアストランチアが育ちやすくなる・・と計算しているのだがうまくいくかな。

バフビューティーも開花。