Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

8月の庭

今年は涼しく、夏のバラが大変きれいです。

フロントガーデンではトーマス・A・ベケット、ハーロウカーがたくさん咲いています。ベケット氏は芽がきはほどほどにして本人の自由にさせたほうが、良い花が咲くようです。あと前から言ってますが挿し木株のほうが花の質が良い。

 

アイスバーグも見事。

ヘリテージは盛りを過ぎたようです。2番花からすごくいい花が咲いて、本領発揮。

 

その足元にあるベンガルクリムゾン、このバラ、すごくいいです。写真よりも実物のほうがずっとよい。

赤というより紅、少しピンクが入った濃い色ですが、派手過ぎず庭に調和します。しかも全体の姿が優美。しなやかで風に舞う感じがします。バラっぽくない。

花は3日も持ちませんが、その代わり次々に咲く。まだちびっこなのですが、大株になればそれはそれは見事だと思います。

 

バフビューティーも、6月にあんなに咲いたのに、またしてもたくさんつぼみがついてきました。

 

気づけばセレスティアルもずいぶん大株に。私の背丈を超えそう。

しかし色彩的にはここに、もう少し濃い色のバラがあったほうが良かった・・思案中。

 

ジェネラスガーデナーも夏の花が咲きました。

驚くほど香りが強い。かなり奥に植えているのにそばを通るとすごく良い香りがします。来年は、このバラの前に植えてある雲南リコリスをフロントガーデンに移植するので、もう少しまともな手入れができるかと 汗 今は花もよく見えない状態です。

 

グレート・ディクスターから来た小さな挿し木苗だったバレリーナとザ・フェアリー、花を咲かせないようにしていましたがどうしても咲きたいようで、8月になったし、自由に咲いてもらうことにしました。

 

今年は涼しいので、去年は丸坊主になったロサ・グラウカも葉がほとんど落ちていません。赤い実がいっぱいつきました。つまりこれだけ花が咲いたってことですね。満開にならずちらほらと咲き続けるので気づきにくかった。

 

その足元の実生株もどんどん大きくなっています。親にそっくりだから同じ花が咲くのかな。

 

こう書くと色々順調なようですが、今年ならではの問題も。それがうどん粉病

今まで、9月以降になって少し出る程度だったのですが、どの株も程度の差はありますが出ています。ティーローズや、パープルスカイライナー、スパニッシュビューティー、アッシュウェンズデイの被害がひどい。

秋に咲く予定の株に出てしまうと、花もやられてしまうのが困りもの。

いずれもバックガーデンの東側のバラ、思ったより風通しが悪い? 品種の問題?

ティーローズ組は夏は苦手なのか、2番花はぱっとせず。つぼみをとってしまうことにしました。

 

 

茎が曲がってどうしたものかと思っているひまわり、頂芽優先の法則に従って、面白い仕立てになりました 笑

カルドンの花も咲いた。来年は花数を絞って大きな花を咲かせるようにしたい。

今年はユーコミスは咲かないようです。葉っぱは大きくなって元気なんですが・・気温が足りなかったか、鉢が小さすぎたか。

 

それから種から育てたチョコレートコスモスも開花。株が大きくなるにつれ、周りに植えたコレオプシスを小さくし、最終的には抜いてしまう予定。

クレマチスも返り咲き。やっぱり見事なプレジデント、高いところで咲いて花が見えない 笑 グレーブタイビューティ。クレマチスは、うつむく系で薄紫のものをあと1本追加したいです。

今年の名わき役のトウゴマ

フロントガーデンでも、バックガーデンでも、すごくいい引き締め役になっています。来年も植えるかどうか考え中。2年連続で植えたら飽きることもある(クラリセージがその例)。逆に来年復活させる準備をしているのがアガスターシェ・ナバホサンセットとポピー・アメイジンググレイ。

 

もう秋の気配。今年は暖冬だといいな。