Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

フレームスタンドとチューリップの針

パグと女の子の図案は、どうも何かが欠けており、アイデアを思いつかないからいったん横に置いておくことにして、このようになりました。

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顔のところは内緒。

今の刺繍枠(フレーム)って壁に掛けられるようになっているんですね。便利。

飽きたら中身を変えればいいし。ただし実物はプラスチックで安っぽい。本物の木のフレームでいいものがないかなあ~。

 

そして思い切ってこのようなものも買いました。

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フロアスタンド。これもスタンドにしてはそんなに高くないです。さらにセールで20%オフで買えました。英国メーカーElbeseeのものですが、プラスチックのパーツや、木の部分がきちんと研磨されてなかったりと雑な作りなのはご愛敬。この値段でそこまで求めるのは無理。もっと高級なセットもあります。

Elbesee Products - Floor Frame

 

いやー、いいですよ、フロアスタンド。

刺しゅうのスタンドといえば、デスクに金具で挟んで固定するか、座って自分のももの下に台を入れて自分の体重で押さえる、の大体どちらかです。

 

自分の体重式は、座り心地も悪くなりそうだし、自分の動きがどうしても限定されそう。

 

固定式は便利なようで、金具の不具合でデスクから落っこちるとか、固定されているから別の角度から見たいときなんかに動かしにくくて面倒、という欠点もある。

 

先日買った刺しゅう枠スタンドの足3本はどうなったかって?

机の上に置いて、両手が使えるのはすごくよかったが、刺しているうちに足が1本すぐに外れる。何度閉め直しても外れるのでイライラ・・ また外れるときのがちゃーん! という音もいやだ。そして高さの関係でどうしても前かがみになり、首が疲れる。と、ストレスがたまってきたので使うのをやめた。何か他の使い道があるかもしれない。

 

その点フロアスタンドは

  • これだけで自立しているからとても安定していて刺しやすい。
  • 体の動きが全く制限されない。両手が使える。
  • 裏面の処理も非常に楽で、刺繍枠を上に持ち上げるだけで済む。
  • 視力の良い人だったら立って作業することもできるかも。
  • 360度どこからでもフレームにアクセスできる。
  • 細かい角度の調整ができて非常に快適。

 

ということないです。

欠点はやはり、場所を取ることでしょう。足があるので60センチ四方くらいのスペースが必要。私は仕事部屋に刺繍道具も置いているのでまあなんとかなっている。

 

本当はリビングルームで刺しゅうできればいいのだが、まぬ犬が座ると同時に2匹で膝に乗ってくるから危ない。ダイニングルームも座ると同時にぷぐ子が膝に手をかけて「抱っこして~」と泣くのでやっぱり刺しゅうはできませんww

 

あとは針ですね。

世界のベストセラーであるクロバーの刺しゅう針セット、これで何も問題はないのですけど・・

針界の最高峰、チューリップの刺しゅう針も持っています。

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これがねえ・・ぜいたくではありますが、やっぱり、使い心地は違う。持ってすぐに違いが判る。

よく使う7番の針、クロバー、DMC、チューリップの3本のうち、クロバーとDMCは見分けがつかないが、チューリップは触感で識別できます。

 

芯があります。もしかしたら重さも違うのかもしれない。見た目はかわらないけど、触れるとぴかっとしたものを感じる。静電気じゃないよww

そして刺すときも、ぱすっ、と刺さる。クロバーの針よりも鋭いのでしょう。もしかしたら、日本刀ってこんな感じなのかな・・と思ってしまいます。

 

やっぱり日本のメーカーはすごいわ。こういう細かいものを作らせたら世界一。

 

英国の針と言えば、ジョン・ジェームスかミルワード。うちの裁縫針はジョン・ジェームスだ。ミルワードは20世紀後半に会社の持ち主が何度か代わっている。Royal School of Embroideryで使用しているのもジョン・ジェームスの針。どちらも手芸屋さんで普通に売られている針。そのうち使ってみよう。