Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

大事な人のことを何も知らない

 

これから、ますます勉強が大変になっていくDD。自分の経験から言って、勉強には強い動機が必要でそれがないとどこかでやる気がなくなってしまう。

それを探ろうと思い、DDは何で幸せだと思うのか?何がつまらないのか?何が楽しいのか?を聞いてみたのだが、

 

なんと、DDの答えは「今までハッピーだと思ったことはない」

「5歳までの記憶がないから楽しかったという記憶がない・・友達と遊んだのは楽しかったかも」

これにはぎょっとした。確かにここ2年はいろいろと大変であったが、本人も納得した上でのことでそれなりに成果もあった。と思っていたが・・。

 

DDは父親に似てのんびり屋さんで、優しく、思いやりのある性格でよく気がつくのは私にはないところだww その一方でもう少し頑張ったらどうだ!と思うこともある。

親の目から見ても頭は悪くないので、もう少しだけ頑張ればもっと良くなるのにと思うことがしばしばある。

 

でもそれは、私の一方的な意見。

子供の記憶は大人の記憶とは異なるし、言葉通りに受け止める必要もないのだろうが、大人と違い子供は成長していく。いつまでも小さいかわいらしいDDにとらわれているのは自分のほうだろう。

 

自分にとって一番大事な人のことを自分は何も知らないのかもしれない。

これはショックだった・・。

 

勉強は必要だ。基本的に勉強は楽しいものだ。まあ試験の時はしんどいのは確かだ。

その信念についてはDDに伝えるつもりだけど、その一方でDDの望みは何なのか、理解しなければいけない。それも大人じゃないから正面切って聞いても本人が答えられない。いろんな状況にDDを置いてみて、見ていくことで多分わかるのだろう。

 

そのためには時間が必要だ。

大きくなったから親は楽ができるなんてとんでもない。ここから、これ以上にともに時間を過ごさなければいけないのだな。

そのためにも今自分がやっていることを見直して、整理することに決めた。

 

DDがもし遠い大学に行くなら、我が家にいるのはあと8年。そのうち、親と喜んですごす時間は3年がいいところだろう。たった3年。

この3年をどう過ごすのか、よく考えてみることにする。