Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

Op.10 テスト刺し2回目

残念ながらここからは、著作権に引っかかるかもしれないので写真はありません・・

どんな図案になるかと言いますと、ハートを背景に、女の子がパグを抱っこしている絵になります。

 

本番図案を写して、実際に刺してみた。

今回の良いところは刺しゅう自体は簡単なので、ゆっくりやっても2日で余裕で終わるところ。

今回で全体のイメージがつかめたので、次は苦手なところを抜き出して練習。

 

うーむ、難しい。

もともと刺しゅう図案でないものを刺すというのは結構難しい。

線の細いイラストであり、使用している色も少なく、刺してみると空白が目立つ。特に女の子の部分。黒一色だとめりはりがなく、寂しい印象。

 

ライトボックスで写そうとするが線が細くて図案が見えないww

部屋を暗くしてなんとか作業したが、絵がずれてしまった。今回は線が全部埋まるので、チャコペンではなくステッドラーシャープペンシルを使ったのだが、それでもうまく写せない。

本番では、窓ガラスに図案を貼ってそこから写すかな・・。

 

パグの耳を黒のサテンステッチで塗ること、背景のハートを赤のステムステッチにすることだけは決まっていたが、それ以外には色味がない。

試行錯誤した結果、ハイライト的に色を使うことにした。使用する布が前回もそうだったが暗めの色なので、彩度の高い色じゃないと沈んでしまう。

 

最終的にパグの鼻の上、口の中、女の子の頬、髪の毛に明るめの線を入れることで、かなり印象が変わった。そして全部のラインを黒で埋めてしまうと、やっぱり黒って結構インパクトがあるので、それなりに見られるものになった。

 

クライアントである娘にお見せしましたところ、気に入っておられたようなので、大体のデザインはこれで完成ということに。

 

本番で気をつけるのは

  • とにかく図案を正確に写す。線が細いので少しずれただけで印象が変わってしまう。
  • ハートのライン。右側の曲線が直線になりがちなので、図案を写す際にも注意を払う。
  • パグの手。上側が丸みが出るように。これも図案がずれたからだが・・
  • 袖。角がちゃんと出るように。つぶれたらかっこ悪い。

 

アップリケのアイデアもあったのだが、今回はあれこれ手をくわえず、少し足りないかな、と思う今の段階でやめることにした。

 

これで次は本番へ・・と言いたいところだが、あともう少しテストするべきことがある。

それは、目。

パグの目は今回失敗。黒目と白目のバランスが取れなかった。

女の子の目。もう少しユーモラスな感じがほしい。

 

目だけ書いて何個か練習すればよいので、今日よりは楽なはずだ。

それと、裏地とひもの発注も必要。

 

巾着はそんなに難しくないので裏地をつけず簡単な刺しゅうだけして、裁縫のための試作品を1個先に作ろうかな。