べス・チャトーの有名な言葉としてRight Plant, Right Place があります。
適材適所ならぬ、適植適所、その植物にあった場所に植えること。
これが一口で言うほどやさしいことではないのは、園芸家ならみな知っている。
長年の経験と芸術的なセンスで、絵を描くように作り上げた庭。
どこを見ても勉強になるポイントがいっぱい。花の盛りもよいですが、いつきても、真冬でも、学ぶものがあるに違いありません。
前回はバラにフォーカスしていたので、庭としてのすごさがよくわからないビジュアルだったので、今回は庭の様子を。
こんな風に自然に見えて、かつ美しい光景を実際に作るのがどんなに難しいか・・。見ているだけで胸がいっぱいになる。
今回はほとんど写真を撮っていませんが、水辺のガーデンー入り口から入っていくと、窪地になっていてそこに池があり、木で囲まれた空間になっていますーと、ウッドランド(森)があるのがさらに素晴らしさを増していると思う。静と動、光と影の対比。
特にこの水辺のお庭は、べス・チャトーガーデンのハートのように感じました。
ここがなかったら、このお庭で受ける印象が全く違うものになると思います。ぜひ、足を運んでみて感じてほしい。華やかさだけが庭じゃないのです。写真ではうまく表せませんが・・。
ガーデンの入り口に書いてあるのが
If you love plants, you are in the right place.
全ての植物を愛する人のための庭。というとマニアックな植物園になりがちですが、この庭は生きている絵画、アート。主亡き後も輝きを失うどころかますます輝いています。いつまでもその輝きが続くように祈りたい。