6月27日はべスさんの生誕100年の日でした。亡くなったのは2018年、つい最近のことです。
私たちは皆、この世を去り、庭は変わり、多くは崩壊し、消えていく。それは重要なことではない。大切なのは、植物について分かち合い、学ぶというサイクルが続くことであり、私たちのほんの一部が植物とともに残ることなのです。
シュラブや樹木など、長年大事にされている植物もある一方で、場所に合わないものは思い切って抜く、移動するなどを相当やってきているのだと思う。
一生懸命考えて、お金もかけて植えたので、どうかな・・と思ってもなかなか抜けないけど、自分が目指したいものが何なのかを考えた時に、そうすべきだと思うなら処分すればよい。ということで今回帰ってきていくつか、思い切って抜きました。場所は無限にはない。べスさんの庭でさえ、適材適所、を原則とするなら、その植物に対し無限の空間があるわけではないのです。
実際の植栽を見て、いろんな人たちがこの庭をコピーしてきたことがよくわかりました。これとこれを組み合わせればよいのね、というのも一つの学びではあるのですが、それよりも、この庭を支えてきたべスさんの思想が知りたい。
幸い本をたくさん書かれていて、今でも手に入るものばかりなので、少しずつ読んでいこうと思います。
もう少し写真を続けます。
こちらはバックヤード・圃場
ドライガーデンは、30年間一切水やりなし。去年はここ数年にないほどのドライサマーでしたが、問題なく夏越しでき、英国の園芸界で話題になりました。
アリウム・クリストフィ。本来はこのくらい引き締まって育つもの。我が家のクリストフィの半分くらいのサイズです。やっぱり肥料をやればいいというものではない・・。
来年植える予定のアリウム・シクラム、花が終わった後も存在感あります。組み合わせをよく考えないといけないな。
心が静まるウッドランド
水辺のガーデン(Damp Garden)
花が終わったバラ・フォークランドにクレマチスを絡めています。なんでもないようですが、実際はこんな風にはなかなかできないものです。
ドライガーデン一帯は、バイカウツギ・ベルエトワールの大株がたくさんあって、あたりが香りに包まれ素晴らしかったです。
ネペタ・シックスジャイアント(多分)の真ん中にシルバーのエリンジウムを植えるとは・・。こういう大胆な植え込みもなかなかできることではない。
同じくエリンジウム&白のカリフォルニアポピー。植え込みすぎないというのが絶妙
どこをとっても絵になるドライガーデン、やっぱりたくさん写真を撮ってしまいます。
ユッカもこうやってみるとしびれるクールさですが、自宅で・・となるとなんだか冴えなくなるのはなぜだろう。
こういう広々した空間に設置して、地面も土ではなくグラベルにして、光を反射する状態で見て映えるものなのだろう。
じっくり見て発見がたくさんあるので、いくら時間があっても足りないです。秋、冬などにもぜひ訪れてみたいです。見どころが少ないからこそ参考になる。
庭から摘んできたお花のディスプレイがあちこちに。今、見どころのお花の展示も。
お手洗いに置いてあったハンドソープもオリジナル。これ、買って来ればよかった。すごくいい匂いでした。花瓶も可愛かった。これもやっぱり買って来ればよかった・・涙
カフェ、ショップ、それからナーサリーと、お買い物するだけでも1時間以上は楽しめます。これらは入場料はかかりません。
なお、庭園内での飲食は厳禁です(水は除く)。
ナーサリー見るのに1時間はほしい。あらかじめオンラインショップでほしいもののリストを作っておくことをお勧めします。珍しい品種が多く、また質もとても良いです。きりがないから我慢しましたが、コロキア、珍しい色のアキレア、やっぱり買って来ればよかった~涙
遠いから、なかなか行けませんが、電車&タクシーで行く方法もあるのでなんとかして再訪したいですね。この庭のお隣が、Chattowoods、という名前で新興住宅地として売られていたので、引っ越すか・・笑