Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

ハーブの苗購入

バックガーデンから持ってきたアリウムと、フロントガーデンに地植えにしておいたアリウムとでは、色や形にかなり差があって、やっぱり植物にとって一番いいのは地植えなんだなあと実感。

 

ビバーナムも地植えにしたら見違えるように葉っぱが出てきたしなあ。鉢植えのバラも来年は地植えに切り替えよう。

 

フロントガーデンは、アリウム、ラベンダー、キャットミント(セブンヒルジャイアント)と赤紫系のヒューケラ(フォーエバーパープル)、そしてゼラニウムローザンヌと間もなく届く予定のピンクのゼラニウム(Geranium endressi) 、これで基本構成が完成。カラースキーム的にはブルー。これらでバラやピオニーの隙間を埋める。どれも株分けが可能だから少しずつ増やしていく。

 

と、なると黄色のルドベキアがちょっと浮く・・植えてみて思ったがまあそんなに気に入っているわけじゃないのだな。違う色にすればよかったと後悔。こういう時って美観を優先して思い切って引っこ抜いてしまうほうがいいのか。少なくとも3株は必要ないから1つだけでもどこかに移植したいが場所がない。無理やりバックガーデンに植えてしまうか。

 

化け物コーンフラワーもつぼみがあがってきた。

これもアブラムシがすごい。しかしちょっとくらい虫がついた程度では死ぬこともないので、天敵であるテントウムシの餌場として活用中。ここにテントウムシさんに来てもらって、バラに移し替えてアブラムシを食べてもらう。これもオーガニック農法の定番方法らしい。

 

さて、散歩がてら我が家から2キロほどのところにあるガーデンセンターでイチゴとローズマリーの苗を買ってきた。2つで5ポンド。まあ安いと言えば、安いのだけど挿し木やランナーからいくらでも増やせるのだし、苗自体もとても小さい。

 

そこで思いついて別のナーサリーに行ってみることにした。ポニーの牧場の隣にある小さなお店で、そこにあるのはもう何年も前から知っていたが一度も入ってみたことが無かった。

 

これが、思いのほか良いお店で、いつものガーデンセンターより品揃えは少ないが、苗がきれいでしかも安い。店先にワイマラナーとニワトリがいる。ディル、ヒソップ、チリを購入したら10ポンドで、まあこんなものかな・・と思ったら、お店の人が追いかけてきて会計を間違えたという。実際は5ポンドもしなかった。ローカルのはちみつやジャムなども売っていた。次はセージを買ってこようかな。これで家でよく使うなハーブはほぼ手に入れたことになる。

 

さて種まき

カレンデュラはたくさん発芽したが、それ以外は変化なし・・ 小松菜とスプリングオ二オンは5~10日で発芽となっていたが、全くもって何も出てこない 涙 困ったものだ。

 

水仙タリアもそろそろ終わりが見えてきた。ピオニーは葉の色が銅色から緑に変わり、つぼみも増えた。

バラはアブラムシ対策として根元にアルミホイルを敷いてみた。見てくれの点ではあまり良いものではないが、光合成の助けにもなるはずなのでプラスにはなるだろう。

あれだけ困っていたベケット氏に関しては、天敵が来てくれたせいかほとんどアブラムシが消えた。

 

バフ・ビューティの株の一部がいまいち元気がない。反対側は元気なのにおかしい。おそらく、調子が悪い側は土が粘土質なので、根っこが伸ばせないからではないかと・・ 

そちら側の土は、ケーブルの埋め込みのため掘り返す予定でわざと粘土質の土を入れている。夫に早いところ片付けてもらいたいのだがなかなかやってくれないんだよなあ。

 

歩く時間を伸ばすようになってから非常に調子が良い。

何しろコロナ前はこれが最低ラインでさらにランニングその他やっていたわけなので、このぐらい動いても疲れなくなってきたら、ランニングを再開できるであろう。

今週末はロングウィークエンドなので、ちょっと足を伸ばして長めに歩いてみる予定。

 

 

12KステップでQoLが向上する話

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うちの近所の森にて。

ブルーベルも今年は開花が早いのですが、さらに今年はブルーベルをけちらして野生のガーリックが爆発的に増えており、あたりがニンニク臭いww これも温暖化の影響なのかな。確か食べられるはず。ブルーベルは食べたらダメだよ! 基本的に球根植物は有毒。

 

もう最近全然時間がありません・・。

春たけなわとなり、ガーデニングもやることだらけ。

バックガーデンで育てていたアリウムをバラのそばに植えこんだ。アリウムはすでにフロントガーデンで3本育っているが、去年は場所が整備されてなかったから別のところで育てていたのだ。

 

アリウムはバラのコンパニオンプランツとして有名。この匂いが虫は嫌いなので虫よけになる。

※10個買って、6個をバックガーデンの鉢で、4個をフロントガーデンに植えたはずだが、フロントで育ったのは3個、バックは4個。鉢を掘ったら1個腐っているのが出てきたが、あと1個は影も形もなし。やっぱりリスにもっていかれたのか?? 掘り上げも必要ないらしいので、これで定着してくれればずーっとお庭のレギュラーとして活躍してもらう予定。

 

トーマス・A・ベケットを中心に今年はバラのアブラムシがひどく、最初は片栗粉を溶かした水で、最近は酢スプレーで落としていた。あまりにひどいので農薬まくかと悩んでいたが、気づいたらいきなり数が減っていた。

 

よくみたら、HoverFly(ヒラタアブ)の幼虫が来ているではありませんか。そしてテントウムシの幼虫も。天敵がやってくるまでに時差があるので我慢比べだったんだな。

 

しかしバックガーデンのバラ4本にはアブラムシは少なく、特にアイスバーグとファンタン・ラトゥールは全く何も虫がついていない。環境の違いか・・。

アイスバーグの挿し木のユキちゃんは伸びがすごいので鉢上げしました。

もう今の時点でどのバラも、挿し木も含めてつぼみがついてきているのでここからは肥料を控える。今年は5月中旬くらいには開花が始まっていそうだ。例年だと下旬からなんだけど・・。

 

その他種まきもろもろ、トマトは外に植えて根付きましたが、アガスタ―シュはうまくいかず、やり直し。スプリングオ二オンや小松菜もどういうわけか芽が出てこないし、全般的に外まき組は苦戦中。しつこく霜がおりたりしてたからかなあ・・。

 

それで時間がなくなりつつある原因が、1日最低12000歩移動するようにしはじめたからで、コロナの前は通勤と犬の散歩でこのくらい達成できていて、さらにフルマラソン用のトレーニングやジム、ヨガもやっていたのが、冬あたりから何もしていなかったのでそれは体調も悪くなるというもの。

 

最近は毎日走っていて・・といっても毎日やる代わりに2キロだけ 笑

それでも、12Kステップやろうと思ったら、朝・昼・夕方と3回は外出しないと達成できない。

いずれランニングを週3回にして、5~10キロ程度走るようになれば、もう少し時間を節約できるようになると思うが、まずは歩いて基礎体力を回復するところから。

 

12Kステップというと1日10キロ以上歩くことになるのだが、これだけでいきなり心身の調子が良くなってきて、やっぱり最低この程度の活動は維持しないと本当にダメだね。夜もすぐに眠くなってしまい、ソーイングや刺しゅうに回す時間がない。

 

5月中にもう少しまともに走れるようになってきたら、6月あたりからフルマラソンを意識したトレーニングを入れていく予定なんだけど、まあ無理せず行きます。本当に開始されるかどうかもわからないし。

 

気候のよい春~秋まではガーデニングとスポーツを、冬はソーイングや刺しゅうをする生活でいいのでは・・という気がしてきました。

 

 

 

 

 

Op.12 コースター

いやー、我が家の最頻出フレーズであるWax on, Wax offが出てくるとは思わなかったww

DIYを10年以上やっているので、何かというとこのフレーズが出てくるのだよ。


www.youtube.com

今観てもやっぱり素直にいい映画だなと思う。家庭環境が変わって転校したばかりの寂しい少年と、成長を手助けする大人という全世界感動フォーマットにもかかわらず、押しつけがましくなくて、アメリカ映画にありがちなヘンな東洋人という扱いでもないし、普通の人々のささやかな物語だ。この男の子がかわいいんだよね~。

 

作品というまでもないんだけど・・

先日のリネンの見本の端切れに刺しゅうして、ほつれ止め液を塗ったもの。コースターとして使用中。影が青く映ってしまってますが。

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白は目立たなくていいのだけど、色付きのものはしみになってしまった。表に出るところには塗ってはいけないのね。

お花と鳥は裏に接着芯を貼っています。

 

このくらい布目が粗いと刺し目も自然にざっくりしたものになる。ざっくりした刺しゅうがしたかったら布選びもそれに合わせる必要があるのだと勉強になった。

そして接着芯も目立たないという効果もある。下手な刺しゅうでも味がありますね~でOKというありがたい効果もww

 

忙しくて趣味活動が進まず。時間があっても何かをやろうという気力が起きない。リモートワークじゃなくなったらやっぱり今みたいにいろんなことはできなくなるんだろうな・・。

 

そうなったら、一番注力しなければいけないのはやはりコンディショニング、トレーニングだ。ランニングが中心じゃなくなったとしても、体調を整えなければ何もできなくなる。

 

オフィスに復帰する前に、早いところ巾着やポーチ、バッグなど、一通り作ってしまわないと、多分ほったらかしになりそう。通勤から戻ってきて平日に庭の手入れをすることはあっても、刺しゅうするイメージは湧かないなあ。

 

次の巾着に向けてパグの刺しゅうはすでに出来上がっており、あとはミシンで縫うだけなんだけど、その時間がなかなか取れないでいる。これが終わったら、次はポーチ。お店でファスナーも買ってきた。現在図案の組み合わせを考え中。

 

 

 

 

 

 

芝生の歴史

ちょっと忙しくてバタバタしております。

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仕事がなくやさぐれていたマネキンさんたちも、この月曜日から復職!

 

 

日曜日はお天気も良くガーデニング日和。

芝刈り、雑草取り、フロントガーデンに積み上げてあった土を片付け、ヒューケラの苗を植え付け・・これだけで3時間経過。急激に生えてきたタンポポを抜くのに時間を費やしてしまった。

 

たまたま先日のガーデナーズワールドで芝生の歴史をやっていたのですが・・

 

昔はすべて手で刈っていたので、メガリッチな人のみが、きれいな芝生を維持できていた。鎌で芝生を数センチの長さに切りそろえるのは重労働。安上がりな方法として、羊を飼って芝生を食べさせていたらしいが、羊が建物の中に入ってこないように、適当な位置に溝を掘っていた。これはうちの近所のウォールドガーデンにもある。その名をha ha という。

 

どうやって羊をこちらに来させないようにしているんだろう? と思って近づいてみると、そこに溝があり、ha ha と笑う・・ からだそうですよ。

1800年代半ばごろに芝刈り機が発明された。これはもともとは紡織機で布をカットするための部品から発想されたものらしい。産業革命や~。

 

初期の芝刈り機は馬に引かせており、馬の蹄が芝をダメにしないように、特注の革の靴をはかせていた。ロンドン動物園では、この仕事をラクダにやらせていた。というのもラクダは蹄が芝をダメにすることが無いからだそうで。

 

まあそんなこんなで・・ 週末になると芝刈り機の音がそこかしこから聞こえてくるのが英国。しかし、21世紀は芝刈りをやめてメドウにするほうが最先端の金持ちの象徴みたいになっているのであった。

 

月曜は朝から雪がちらついてびっくりしたが、そこまで寒いわけではなく植物も無事であった。

火曜日は再び氷点下となり、さくらんぼやアイスバーグの葉がしおれてビックリ。その後気温が上がって無事復活。鉢植えは覆いをしたり、ガレージに移動させておいたりしたので問題なく過ごせた。

 

このあとは、いよいよ次の種まきや、トマトとアガスタ―シュの植え替えを行う。

 

スミレ、イチゴは結局発芽せず・・。土をオリーブの鉢に空けておいた。

イチゴは無理だろうが、スミレはいったん休眠して来年発芽する可能性はある。

アルミケラ・モリスは1つだけ芽が出ているが、もしかしたら雑草の種がまぎれこんだだけかも。今月末まで置いてみて、変化がないようなら失敗だ。

ジャーマンカモミールと、ウサギのしっぽ的な草は外にまいて無事発芽した。もう少し大きくなったら最終地へ植え替え。

 

これからフロントガーデンをもう少し整備して、植物を植えるエリアを拡張したり、土をきれいにしてさらに植えこみするなどする予定。

 

リネンの布見本

ジグザグミシンかけておいた布、重宝している。

机でちょっと何か食べるときにランチョンマットとして使える。布のある生活っていいものだな~。きれいな布でちゃんと作りたいな。

 

さて、リネンの布の見本が届きました。

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いろんな種類があって、どれなら比較的やりやすいのかさっぱりわからないから、端切れ見本を頼んでみた。

リネンの専門会社から、洋服作成可とされているものを注文。端切れ5枚まで1ポンド弱。実際に購入するかは別として、重さ、加工別にどのくらい違いがあるのか知りたく。

 

今日は平方当たり220グラムの見本に刺しゅう。加工については説明なし。

Linnea Pure White, White plain Linen fabric

 

接着芯なしでかろうじて縫える。3本どりのざっくりデザインなのが布にちょうどよかったみたい。

布端がやたらとほつれてくるので、ほつれ止め必至。ほつれ止め液を使ったほうがいいだろう。お値段は、1メートルあたり24ポンドと高め。リネン100%だからね・・今ディスカウント中で18ポンドほど。うーんどうかな、これでないとダメ、という感じではないかな・・。

 

他にあと3つリネンを頼んでいて、ぱっと見て一番使いやすそうなのは、重さ170グラムでダブルウォッシュのもの。これはほつれもなく、目も詰まっていて刺しゅうしやすそう。

Vilgot Mustard 280 cm, Orange, Yellow plain, wide Linen, Pre-washed fabri

お値段は35ポンド! ただし、Double width、つまり通常の布の幅の2倍。カーテン用の布でありますが、裏地をつければ素敵なポーチやバッグになりそう。色も上品なのが色々ある。

 

残り2つは

Carita Off-White 300cm, White plain, wide Linen, Pre-washed fabric

これも目が詰まっていて縫いやすそう。プレウォッシュとなっているのがいいのかな? 重さは259グラム-medium weight

 

Bianco Pure White, White plain Linen, Pre-washed fabric

 重さの表示がない。ストーンウォッシュとなっているが、ちょっと目が粗い。縫えないことはないと思うが・・。CaritaとLinneaのちょうど中間ぐらい。

 

あと一つ、ストライプのコットンを頼んでみた。小物を作る時の裏地をイメージしていたのだが、光沢が足りない感じで却下。かなりしっかりした生地、medium weight.

Helga Sky, Blue striped Cotton fabric

 

 

コースターにちょうど良いサイズなので、裏地をつけて縫い合わせてしまう予定。

適当に刺したのがバレバレww  

チェーンステッチで埋めると編み物みたいな風合いでかわいい。

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あと、練習用で作った巾着にこんなのも。

 

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完成品に刺したので、位置は上にしかできず。

刺しゅう枠をはめられないし、直刺ししたらやりにくく、ネックレスが直線になってもうたww

この巾着、目打ちで角を出しているときに布に穴が開いてしまってます。

 

さらに、下書き線を消そうと中性洗剤で洗ったら、まさかの色落ちでしみができてしまいました。

縫う前に布の状態で洗えば大丈夫だけど、縫ってしまってからだと、ミシンの縫い目に色がついてしまうことがあるみたいです。気をつけよう。

 

そしてこれからは鉛筆で下書きするのはやめようと思い、もはや刺しゅう界の常識となった、フリクションペンを導入。今回のリネンもこれで下絵を描きました。

 

刺しゅうが終わってから、アイロンを近づけるときれいに線が消える。便利~!  

ただ、見えなくなっただけで落ちたわけじゃないから、復活したりすることもあるとか。マイナス10度以下になるとまた線が出てきます。この国で生活していれば問題なしかと・・

 

ちなみに図案はコースターやパグもそうですが、いつものこの本から

はじめてでも上手にできる 刺しゅうの基本

はじめてでも上手にできる 刺しゅうの基本

  • 発売日: 2018/03/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 この本1冊だけで何年も楽しめそうです。

巾着を作る。ミシンであきどまりを縫う時のコツ Op.11 パグ

残りのイースターホリデーは、巾着作りに挑戦。

まず、使用したのはこちら

nunotoiro.net

エコバッグが作れたから、巾着もそれなりに作れるだろうと思ったら甘かった。

特にぐっちゃぐちゃになったのがひも通し口をコの字型に縫うところ。

そして全体的にサイズがまた合わない。冷や汗かきながら折り目を変えたりしてなんとかごまかしたものの・・かわいいパグの刺しゅうが台無し 涙

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娘は喜んでくれたし、ポーチとして使えるには使えるが人前に出すのはいまいちなレベル。そこで巾着だけいくつか作ってみることに。

 

2個目は、あき口のサイズを小さくすればいいのではないかと7センチから6センチにしてみたら、余計に縫いにくくなってこちらは途中で放棄。

 

3個目。このあたりで、この作り方ではうまくいかないのではということに気づいてさらに調べる。

ソーイングに慣れている人ならこれでも形にはなるのだろう。でも自分には技術がなさすぎるので、この簡易版では逆に難しくなってしまう。

 

そこでわかったのが、

ほつれ処理をジグザグミシンでやるのはお勧めしない

布がつれてゆがみ、サイズにずれが生じる(我が家のミシンと今回の布の場合です)

縫いにくいところはしつけや待ち針が必要

ソーイングの基本ですよねえ・・バッグの時も必要なかったし、折るだけでできるとしている作り方も山のようにあるので油断していたが、やっぱり、ずれを防ぐには必要。

 

ひも通し口・あきどまりの処理が難しすぎる

下記の個所です。これはこれまでで一番ましにできたもの。

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これが最大の難関。ここは縫い目が外側に出てしまうこともあり、できるだけきれいに仕上げたいのだが、アイロンで割ってコの字の形に縫う、そもそもここが開かない・・下を切ったほうがいいのではと思い始める。

 

4個目はこちらの動画を見ながらやってみた。


www.youtube.com

  • ジグザグミシンの代わりに袋縫いでひっくり返す。
  • 縫い代に切れ目を入れて、あきどまりの部分を開けるようにする。
  • 待ち針を打つ

この3点の違いが大きい。

 

この方式で作ったらかなりきれいになってきた。やっぱり、ソーイングの基本中の基本にしたがってやるのが早道なのである。

 

それでもやはり、あきどまりの処理が難しい。

コの字の縦の線の部分に当たるところがぐしゃぐしゃになる。

強度をつけるために数回往復して縫わないのといけないのだが、ぎりぎりのところを縫っているせいでこのたてのライン自体の縫い目がほとんどないため、返し縫いが非常に困難。

コの字の縦の長さが均等にならないので出来上がりも左右対称にならない。

左側は布の端ぎりぎりでスタートするも、右側は縦のラインが長くなってしまったことで布の端ぎりぎりではなくなってしまい、非対称のできあがりになる。

 

そこで、今度は、このコの字の部分だけを作って練習してみた。

左から右に向かって次第に上達していっているのがわかるだろうかww

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ここで抽出された課題はずばり

狙った位置で縫う・止めることができない。

これが最大の原因であった 汗 さらに分解すると、

 

押さえがあるから縫い目が見えない

どこまでぎりぎりで縫えるのかがわからないから多すぎたり足りなかったりする

ペダルコントロールができておらず、速くなりすぎる

 

このように重要な部分は、縫い始めのところから細心の注意をはらうべきなのである。

で、縫い始めの位置を決定するのは、今回は、布端からxミリ、ではなくて、コの字の縦線が横線と交わる起点です。ここはあらかじめしるしをつけておく必要がある。

 

そこに向かって縫っていくので、定規をあてて軽く線を確認してから、針をあげて横から見ながら正しい起点の位置におろす。

 

返し縫いは、ボタンを使ってやるのではなく、抑えを上げて布をひっくり返して元に戻って縫う・・という手動型のほうがやりやすい。

 

布端ぎりぎりで縫っておくと縫い目が目立たないので仕上がりがきれいにはなるが、その分、コの字縦線の縫い目が2-3個しかなく、ひきつれやすいので注意。重いものを入れないのなら1往復で十分。

 

 

そして最後はペダルコントロール、これは慣れるしかありません。どうも縫い始め速度が早すぎて返し縫いできなかったり、終点は行き過ぎを恐れて逆に縫い切れていなかったり、ということが多い。ゆっくり踏むときの力加減がまだよくわかっていません。

 

 

 

これはジグザグミシンの練習で作ったもの。縫い目の大きさなどを変えて練習。端からはずれまくりですが・・ 汗 こうやってほつれ処理がしてあると刺しゅうもやりやすい。これはステッチの練習用に使う。こういうのがちょっと作ってあるとすごく便利。

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最初に比べるとだいぶましになってきたので、やっぱりこのシーツの布に新たにパグの刺しゅうをして、巾着に仕立てる予定である。今度こそ・・!!

 

 

 

 

フレームスタンドとチューリップの針

パグと女の子の図案は、どうも何かが欠けており、アイデアを思いつかないからいったん横に置いておくことにして、このようになりました。

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顔のところは内緒。

今の刺繍枠(フレーム)って壁に掛けられるようになっているんですね。便利。

飽きたら中身を変えればいいし。ただし実物はプラスチックで安っぽい。本物の木のフレームでいいものがないかなあ~。

 

そして思い切ってこのようなものも買いました。

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フロアスタンド。これもスタンドにしてはそんなに高くないです。さらにセールで20%オフで買えました。英国メーカーElbeseeのものですが、プラスチックのパーツや、木の部分がきちんと研磨されてなかったりと雑な作りなのはご愛敬。この値段でそこまで求めるのは無理。もっと高級なセットもあります。

Elbesee Products - Floor Frame

 

いやー、いいですよ、フロアスタンド。

刺しゅうのスタンドといえば、デスクに金具で挟んで固定するか、座って自分のももの下に台を入れて自分の体重で押さえる、の大体どちらかです。

 

自分の体重式は、座り心地も悪くなりそうだし、自分の動きがどうしても限定されそう。

 

固定式は便利なようで、金具の不具合でデスクから落っこちるとか、固定されているから別の角度から見たいときなんかに動かしにくくて面倒、という欠点もある。

 

先日買った刺しゅう枠スタンドの足3本はどうなったかって?

机の上に置いて、両手が使えるのはすごくよかったが、刺しているうちに足が1本すぐに外れる。何度閉め直しても外れるのでイライラ・・ また外れるときのがちゃーん! という音もいやだ。そして高さの関係でどうしても前かがみになり、首が疲れる。と、ストレスがたまってきたので使うのをやめた。何か他の使い道があるかもしれない。

 

その点フロアスタンドは

  • これだけで自立しているからとても安定していて刺しやすい。
  • 体の動きが全く制限されない。両手が使える。
  • 裏面の処理も非常に楽で、刺繍枠を上に持ち上げるだけで済む。
  • 視力の良い人だったら立って作業することもできるかも。
  • 360度どこからでもフレームにアクセスできる。
  • 細かい角度の調整ができて非常に快適。

 

ということないです。

欠点はやはり、場所を取ることでしょう。足があるので60センチ四方くらいのスペースが必要。私は仕事部屋に刺繍道具も置いているのでまあなんとかなっている。

 

本当はリビングルームで刺しゅうできればいいのだが、まぬ犬が座ると同時に2匹で膝に乗ってくるから危ない。ダイニングルームも座ると同時にぷぐ子が膝に手をかけて「抱っこして~」と泣くのでやっぱり刺しゅうはできませんww

 

あとは針ですね。

世界のベストセラーであるクロバーの刺しゅう針セット、これで何も問題はないのですけど・・

針界の最高峰、チューリップの刺しゅう針も持っています。

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これがねえ・・ぜいたくではありますが、やっぱり、使い心地は違う。持ってすぐに違いが判る。

よく使う7番の針、クロバー、DMC、チューリップの3本のうち、クロバーとDMCは見分けがつかないが、チューリップは触感で識別できます。

 

芯があります。もしかしたら重さも違うのかもしれない。見た目はかわらないけど、触れるとぴかっとしたものを感じる。静電気じゃないよww

そして刺すときも、ぱすっ、と刺さる。クロバーの針よりも鋭いのでしょう。もしかしたら、日本刀ってこんな感じなのかな・・と思ってしまいます。

 

やっぱり日本のメーカーはすごいわ。こういう細かいものを作らせたら世界一。

 

英国の針と言えば、ジョン・ジェームスかミルワード。うちの裁縫針はジョン・ジェームスだ。ミルワードは20世紀後半に会社の持ち主が何度か代わっている。Royal School of Embroideryで使用しているのもジョン・ジェームスの針。どちらも手芸屋さんで普通に売られている針。そのうち使ってみよう。