今年もガーデナーズワールドが始まった。
モンティ・ドンが出てきて「ガーデナーズ・ワールドへようこそ」というのを見て思わず涙が・・。
この1年、いろいろあったな・・。本当にいろいろあったとしか言いようがない。
さて今回のガーデナーズワールドでは、バラの植え替えが出てきた。
ガーデナーズワールドの舞台は、モンティ・ドンのお庭、ヘレフォードシャーにあるロングメドウである。お庭と言ってもそうですね、2エーカーだそうです。2400坪くらい、東京ドームの11分の2だって。荒れた農地だったところをコツコツと手を入れて20年になる。
ツゲのヘッジが虫にやられて上手く育たないので、思い切って抜いてしまい、レイアウトを大幅に変更するに伴いバラも植え替えることにしたそうだ。
しかしこの時期に植え替えとは大胆な・・。 我が家で今植え替えをしたら、新芽が折れまくりになってしまう。モンティの住む場所はロンドンよりかなり北。バラの生育も3週間遅れくらいなのかもしれない。とにかく、今年はいつもより季節が早いから冬の剪定はもう間に合わない。手を入れるなら1番花が終わるまで待ったほうが良い。
また、アロットメントの改良というのもあった。
掘り返したり、雑草を抜かないで上からそのまま段ボール箱を敷いて水をかけ、その上からマルチをして放置しておくと、自然に堆肥ができるし、耕す必要もない、というもの。今アイスバーグが植えてあるエリアならこれでも大丈夫かも。我が家のドライシェードの部分はあまりにも栄養がないのでこの方式ではおそらく何年もかかってしまう。
野菜と言えば、我が家のトマトの発芽がすごい。
一晩明けるごとに変化する。今のこの時期は、植物が爆発的に成長を始めるので、1日でいろんなことが変わる。我が家の近所のソメイヨシノも開花がすでに始まった。
そしてうちのさくらんぼの花、うっとりする甘い良い香りをあたりに漂わせるようになった。
この木を植えて、こんなに香りがあったのは初めてかも。これだけ良い香りならこれまでにも気づいていたはず。サクランボのお菓子の匂いがする。実がならなくてもこの香りだけでも植える価値があるかな。庭に出るたびにくんくんしてしまう。
おまけに今年は気候が良かったようだ。冬の寒波、そして気温が高めだったせいか、いろんな庭のいろんな植物の花つきがよい。これはおなじみウォールドガーデンのTete A Tete(ピオニーじゃないです)。頭を寄せ合っているように見えるからこの名前。
この日ウォールドガーデンのカフェでケーキ頼んだら、どう見ても3人前はあったww
ここのカフェ、採算度外視なのはカウンシルが経営しているからなのか、ベーコンロールも良い材料使っているし、ケーキも大きいし、コーヒーがおいしくないのだけが残念だが、地元民にはとても人気があって、コロナだろうが何だろうかいつも行列。
バラ、グレイスを植えたテラコッタの鉢に苔がたくさんついたのを、サンドペーパーで落としてきれいにした。
テラコッタ鉢は、新品はイケてなくて、通人はweatheringといってヨーグルトを表面に塗って古びた感じを出したりするのである。wethered potといってわざと古っぽくした鉢は値段も高いのだ。
それにしても緑の苔はいかん。なぜグレイスの鉢にだけ苔むしたのかは不明だが・・写真見て気づいたが、鉢の内側も苔が生えている。きれいにしないと。
そして引き続きブルーベルを引っこ抜く作業。だいぶきれいになった。とにかく花が咲いてしまったらアウト。芝生の中にまで入り込んでいるのが厄介。
ニームオイルを散布。もはや濃度は適当 爆 この手のオーガニックのものは、薄めでいいからこまめに散布しておけばOK。
間違ってボトルを使われないように絵を描いた・・何かが間違っているような・・
フロントガーデンにおいているシキミアの花が咲いた。
これが上品ななんともいえない良い香りで、とても気に入ってしまった。シキミアは冬に緑の葉と赤いつぼみの対比が美しく、花の香りも良く、丈夫だし、安いし、優等生。
芝刈りをして、芝刈り機の手入れも行い、フロントガーデンの雑草を抜く。
この化け物のような草はなんと・・コーンフラワー。妖怪みたいになっちゃった。ここの環境がよほど気にいったらしくて、冬越しまでしてしまった。
まぬ犬どもは、どういうわけかこの葉っぱが好きでかじりにくる。ハーブですからね。グラウンドカバーにちょうどいいのでほったらかしてある。去年の種が、家の外やレンガの隙間からも発芽中。
ゼラニウム・ローザンヌは地上部が枯れて久しく、死んだのか? やきもきしていたら・・うっすらと芽が出てきた。これで一安心。
水仙もようやく花芽が上がってきたのが確認できた。
クナウティアは、葉っぱのギザギザが消えて本葉だけになってきた。花がつく準備に入るのかな・・。
外に出ているだけで気持ちが良くて、これからはずっと庭にいて楽しむことができる。