Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

薬用植物の話

我が家の近所の激安ナーサリーの様子。

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夏になると苗も育ってしまい、お買い得商品はあんまりなくなるようだ・・。

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ちゃんとした手入れをしていないお店なので、ぼろぼろの苗ばかりで買いたくなるものがなかった。むしろ可哀そうで買ってあげたくなる苗が多かった。バラとか、クレマチスとか・・ 

 

ほとんど畑

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植物にも暑すぎるので日よけを。

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Ballyrobert Gardensからアイリス・フローレンスを買いました。

今年の春、ウォールドガーデンでアイリスの香りに魅了され、中でもとりわけ香りが高い匂いアヤメを庭に植えてみることにしたのだ。

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フローレンスはあのフィレンツェの都市の花で、匂いアヤメとして、乾燥させた根っこを香水はもとよりキアンティ、ジンの香りづけに使われてきたという歴史的植物。

 

現在は、天然物のアイリスは割に合わないから化学合成のアイリスが香料として使われることがほとんど。アイリスも根っこが分かれてどんどん増える植物。増えすぎたら乾かして自家製香料を作ってみるかな。

 

アイリスを植えるにあたり、フロントガーデンに植えていたチャイブを引っこ抜いて鉢に植え替え。大きくなりすぎたのでナイフで2つに切って株分け。たくさんできたのでもっと積極的にお料理に使おう。

 

今フロントガーデンで咲き誇っているのはカレンデュラ。いわゆるマリーゴールドだ。

これも古くからハーブとして愛用されてきた植物。マリーゴールドもいろんな品種があり、カレンデュラオフィシナリスでないと薬用ではないので注意。

赤ちゃんにも使えるくらいお肌に優しく、おむつかぶれに使うクリームとしてどこにでも売られている。花を集めて乾燥させ、オイルに漬けこむと薬用オイルとしてスキンケアややけどのあとなどに使用できる。

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発芽率が異様に良く、植えきれないのでポットや、バックガーデンの片隅などに無理やり植えて、それでも余ってしまい間引きもしてしまった。隙間を埋めるにも便利。そして花がどんどん咲く。

 

今年はローズウォーターも作った。ベケット氏の一番花を集めてお湯につけておくだけ。簡単。香りはあまり残らなかったものの、イギリスあるある、冷蔵庫の奥に押し込まれて凍結してしまったためww贅沢にお風呂に全部入れてみたら、ビックリするくらい全身がすべすべに! バラもそういえば薬用植物だった。

 

そのベケット氏も、ひっきりなしにつぼみをつける。本当に生命力にあふれているバラ。フロントガーデンに植えて正解だったな。

夏本番、ルドベキアも咲き始めた。こうしてみると結構かわいいかも。

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次の期待の星はヒマワリ。8月には咲くかな?