Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

9月中旬の庭作業

買ったけど、育てたけど、なんだかうまくいかないとか気に入らないもの、もういいやってものはないだろうか。

 

我が家の暗黒サルガッソー海コーナー。

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上記にあてはまるものが最終的に行きつく場所・・北の庭の隅。9月の今、日照時間は朝の2時間くらい。あとは日陰。そのうち日差しがゼロになり、4月まで日が当たらなくなる。

むやみに植えても枯れるから丈夫かつ日陰でもOKなものだけ。

 

サルココッカ、ヒソップ、アルミケラ(アルミケラモリスのミニ版)、そしてキャットミント

といってもどれがどれやらわかりませんね 笑

 

キャットミントは庭の埋め草として大変重宝していて、水に挿しておくだけでいくらでも増えるので、試験的にサルガッソーにも植えてみた。この環境でも生き延びるようだったら、他の空いているスペースにも埋め込む予定。

 

すっかり忘れていた、アリウムの球根を注文していたのが届いた。

今年大活躍したatropurpureumを5個、これはすでに植えてあるatropurpureumのそばに、定番のギガンチウムを5個(奥様の周りに3個、残り2個をゼラニウムローザンヌの隣に)埋め込んだ。

 

ローザンヌのエリアは先日ニゲラの種まきをしたところだが、土がカチカチに乾いてしまったこともあり、掘り返してやり直したら、水仙・タリアの球根がゴロゴロ出てきた。ここに植えてたっけ??  

 

ギガンチウムを植えてから土を足し、もう一度ニゲラの種をまいておいた。

もうこれで本当にフロントガーデンの第一ボーダー(道路に接している場所)にはスペースがなくなった。これ以上植える場所はない。少し入れ替える予定はあるが・・。

 

やろうやろうと思っていたスイートピーの種もまいた。

トイレットペーパーの芯に湿らせた土をつめ、種を2個ずつ押し込んで出来上がり。発芽して本場が出たら、芯ごと土に埋めてしまう。ご近所さんから、ジャックと豆の木は本当だよ、あっという間に発芽して大きくなる、と聞いたので実証。

 

そしてシキミアをプラスチックの間に合わせ鉢からテラコッタの鉢に植え替え。

引き抜いてみたら根が全然育ってなかった。シキミアは成長が遅いから・・というのもあるけどこれではいかん。シキミアはお気に入りで、冬になったらフロントガーデンに出す予定なので見栄え良くしたい。

 

秋になってからバラの黒点病がひどいので、人体や動物には比較的影響がないというSulpher(硫黄)の散布を行ってみた。

確かに、虫には影響がないようである。しかし、硫黄なのでスプレーが皮膚にあたるとちょっとぴりぴりする。あと匂いが残るので、バラの香りが消えてしまってここは温泉か・・笑

 

しかもこれを散布したらうどん粉病が発生・・涙

硫黄のせいではなく今年の気候のせいだったのかもしれない。丈夫なアイスバーグにまでうどんこ病がでてしまった。

アランデルのお庭のヘッドガーデナー、マーティン・ダンカン氏によると、春先からバラの根元にエプソムソルトを溶かした水(ティースプーン2さじを8リットルの水の割合だそうだ)を継続的にまいておくと、病気が予防できるということだったので、来年試してみるつもり。要はマグネシウムで殺菌ということだ。

 

そうこうしているうちに最後の注文、匂いアイリスがとどいたので、決めておいた位置に植え付けた。さすがアイリス専門のナーサリーだけあって、とても丁寧な植え付けの解説が入っていた。

 

来年は、白とブルーのアイリスが庭に登場し、何とも言えないあの澄み切ったアイリスの香りを楽しめると思うとワクワクする。

 

そして金曜日の夜のお楽しみ番組、ガーデナーズワールドで水仙とヒアシンスの球根も植えどきです、と言われ、急いで片付けた。花が終わってから掘り起こしてしまっておいたのを、水仙は大型のプランターへどさっと、ヒアシンスは3つずつ小分けにして、2個余ったのは1つずつ、鉢植えにした。

 

これで冬までの仕事はバラ以外は片付いた。一安心。

あとは、新苗が来る11月までに例のごとく50センチの深さの穴を3つ掘るのと、12月にバフ・ビューティの掘り上げ作業が残っている。10月になったら着手だ。

 

バラの挿し木は外に出したニュードーン、続いて謎のDAバラ3本もすべて新しく芽を出して、生き残る確率がさらに高まった。気温が下がる前にどこまで成長できるかが勝負だ。

室内に置いているグレイスの挿し木も、10月の頭までに発根していなかったら今年はおしまい。

 

 

秋バラもどんどん咲き始めた。春よりも色が冴え、花も大きくなってさらに美しい。バフ・ビューティの開花も始まった。

花を楽しむときが続く。