Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

インスタントポット&ニンジャのマルチ・エアフライヤー

イギリスで2022年に最も売れた家電といえば・・

 

エアフライヤー。

 

目玉が飛び出るほど高くなってしまった光熱費の節約になる、との呼び込み。

ついに購入。

 

 

マルチクッカーとしては我が家にはインスタントポットがすでにある。

インスタントポットは結構気に入っており、日替わりで使用中であった。

 

場所をとるので、マルチクッカープラスエアフライヤーを購入し、手持ちのインスタントポットは売る予定にしていた。2台並べると70㎝の幅が必要。

しかし2台とも残すことに決定。

その理由はあとで述べる。

 

レビューの良かったニンジャを買いました。

モデルは

Ninja OP350UK 6L 9in1 Multi Cooker

ブラックフライデーのころにジョン・ルイスで購入して199ポンド(2年間保証つき)、今は値下がりしてますが、このモデルはジョン・ルイスでは現在品切れ。

 

エアフライヤー(あるいは電気機器のマルチクッカー)向けの家庭とは

 

味より時短、便利、片付けが楽を優先したい

 

であろう。

 

 

最大の長所は、

 

セットして、調理が始まったらタイマーが鳴るまで完全に他のことができること。

 

煮込みなど長時間になれば、なおありがたいこの機能。

せわしない夕方、10分手が空けばその間に別のことができるのがどれだけ助かるか。

 

また、オーブンに比べ、余熱が3分。

よしやろう、と思ってからのスタートが早い。これもかなりの時短になる。

まだ試してませんがケーキなども焼けます。

 

味のほうは・・

向いているもの、そうでないものがある。

基本的に、あまり大きくないもので、水分少な目、シンプルな調理がおいしくできる。

 

例:

鶏のから揚げ、てりやき

じゃがいも、さつまいもを焼く(電子レンジで7割調理した後にエアフライヤーに入れるのがコツ)

野菜の素焼き

 

揚げ物にはオイルをコーティングすることで、ドライになりすぎず、おいしくできる。

鳥のもも肉など、もともと油分が多いものは、グリルする感じでさっぱりと食べやすくなる。

 

逆に

鳥の丸焼き は思ったよりパリッとせず。

最初に圧力調理をしてからエアフライヤー、の流れですが、工夫が必要かな。

天ぷらなど衣の厚い揚げ物は不向き。

 

 

 

エアフライヤーは、高温のドライヤーで乾かしているようなものなので、脂分がないものはぱさぱさになる。揚げ物よりもはるかに油の使用量は減るのだから、フライなどは思い切って表面にしっかりと油をスプレーするか、はけで塗るなどしたほうがおいしくなる。

 

通常の揚げ物に比べると、調理後、時間がたつと固くなりやすい。

また、水分を飛ばしている分味が濃いめになるので、塩分は控えめに。

すぐ作って、すぐ食べる。がいいと思う。

 

容量の関係で大量調理はエアフライに関しては難しい。気軽に使える分、こまめに調理するのがよさそう。

 

火入れという点では、レンジやオーブンには劣る。時間がいっぱいあっておいしさにこだわるなら、揚げ物も、煮込みも、伝統的な調理方法のほうが味が良い。

 

同じ圧力鍋でも、レンジで調理するのと電気では、前者のほうが出来が良い。

 

それでも通常の圧力なべを使わなくなってしまったのは、

 

これ1台ですべての調理が完結する、これにつきる。洗い物が激減。

 

炒めるところから保温まで。タイマーをセットして自分の都合の良いときに調理をスタートさせることも可能。

 

あとパスタもソースごと調理してしまうので、ソースを作っている間にパスタをゆでて・・という作業も不要になった。お米も炊ける。

 

 

マルチクッカーじゃなくてエアフライヤー単体を買ってもよかったかも・・。

今回のモデルだとちょっと容量が小さくて、上段で鳥の唐揚げを作って下段でフレンチフライ・・といったことができない。

 

ニンジャブランドについて。

ニンジャはアメリカのブランド。

 

フードプロセッサー&スムージーメーカー&ミキサーの三位一体セットを持っているのだが、使い勝手が大味すぎて、気に入ってません。

 

こちらは、メーカー認定の新中古品を99ポンドで購入。この値段だからまあいいや、と使ってますが、定価の199ポンドだったら絶対返品ww。

 

大変なパワーはあるのですが、仕上がりにむらがあったり、洗いにくかったりするのでお勧めしない。

 

私の購入したモデルに関しては、

 

エアフライヤーとしての機能は良いと思う。ただ圧力なべとしては音がうるさく、インスタントポットよりなぜか味が落ちる。道具として使った感じもやっぱり雑なつくり。

 

最終候補に残っていた、インスタントポットマルチクッカーにエアフライヤーを足したものは、デザインはいまいちですが、全体的に道具としては使いやすくできてます。

 

エアフライヤーがメインのニンジャ、煮込み中心のインスタントポットとして、使い分けることにして、炊飯器は処分することに決定。

 

あと、場所をとるのが注意点か。

幅だけでなく、調理中にかなり蒸気が上がるので、上に棚があるようなところではつかわないほうがよい。そんなに重いものではないから、料理するときは調理台にもっていってそこでやってます。

 

 

この冬、夕飯作るのにほぼレンジもオーブンも使ってないです。お試しあれ。