Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

時代は台形

 

V60が革命的! といわれて久しいのですが、ドリッパーはさらに進化して今は底が台形になるものがメインストリームとなっております。

 

デンマークのロースタリーApril、それに倣って英国のブランドOrea、それから中国のTimemoreもこの手のドリッパーを出してきた(やっとイギリスでも買えるようになった)。

april Plastic Brewer — April Coffee Roasters

 

Orea Brewer V3 — Frost – Assembly Coffee London

環境にやさしい&強化プラスチックで割れないそうだ

 

Timemoreにくわしいいーてんさんの動画

www.youtube.com

 

抽出時間も昔は長かったのがどんどん短くなり、Timemoreは2分で終了という速さ。

 

でも、これらはカリタのウェーブドリッパーが元ネタなんです。

 

V60は私にはあっさりしすぎに感じます(抽出が下手ともいう)。

なので台形への移行を考えました。

 

最も気に入っているクレバードリッパー(湿漬式)は、底のところのプラスチックの玉がだんだん劣化してくるので、いずれは使えなくなる。しかもこの玉がコーヒー色になってきて、風味的にもどうなんだろう・・ というのがある。玉を外して漂白すればいいらしいのですが、それにも限界があるでしょう。

 

それもあって、通常のドリッパー(透過式)で気に入ったものを1つ見つけたかった。

 

湿漬式が好きならフレンチプレスを買えばいいのに、ですが、スペシャリティコーヒーが出てくるつい最近まで、イギリスのコーヒー=フレンチプレスで、これがもうトラウマ級にまずかったので、どうしてもフレンチプレスを試す気になれない。思い込みを捨てるべきだろうか・・

 

さて、April、Oreaは見た目がすごくかっこいいですが高い。

Timemoreはさすが、お財布に優しい。某国出身でも品質はお墨付き。が、抽出が2分ではいくらなんでもあっさりしすぎではないだろうか。

 

 

ということで・・台形の草分けで、抽出時間がやや長めのカリタ・ウェーブドリッパーを買ってみました。

 

こういったものもどんどん値上がりしているのですが、うっかりと値段を上げるのを忘れているお店を探し出し購入。

 

フィルターペーパーは専用のウェーブ型のを買わないといけない。今、普通のペーパー、V60専用と2種類ある上にさらにこれを買うとなると・・ってことで、V60の使用は在庫が切れたところでやめることにする。

 

 

さて届いたので淹れてみよう。

ウェーブドリッパー 155 S | コーヒー機器総合メーカーカリタ【Kalita】

 

あれ・・ フィルターはついてないのね? おまけで数枚くらいは入っているだろうと思って買ってなかったわ。

そこで、いつも使っている普通のフィルターを折って波状にして、上を切って使用ww

 

うん、これはいいかも。V60より風味がある。淹れるのがすごく簡単で、基本は30秒蒸らしたら3~4回お湯を注いで目的の量に達したら終わり。時間測るとか重さを測るとかしなくてもいい。

 

フィルターは・・ これでいいんじゃないでしょうかww フィルターの波型は実は抽出には関係ないという話もあり・・ 専用の道具があれもこれもと増えるのがいやなのです。

 

お湯は2分以内で目的量に達してしまったので、もうちょっと挽き目を細かくしてみてもいいのかもしれない。

ほかにも淹れ方があるそうなので少し遊んでみようと思います。