チェルシーウィークも後半戦、もうすぐ一般公開が始まります。
ネットでも話題騒然のこのお庭
ここ最近、環境保全コレクトネス全開で。
環境に少しでも良いことを願わない人はいないと思うのですが、最近はそればっかりで、反対意見が述べにくい。
去年だったか、フィールドというか里山を再現したようなお庭が出てきて、それなら本物のフィールドに行けばいいではないか、と思ったり・・。
やっぱり庭は人間がデザインした美しいものを見たい。環境保全や庭園の歴史に敬意を払った上で・・。
その頂点ともいうべきこのお庭。素晴らしいなあ~。背景を知らなくても少し見ただけで強く惹かれるものがあります。
19世紀生まれ、20世紀に活躍した有名な園芸家セドリック・モリスに敬意を表し、そのお屋敷&庭であったベントン・エンドにちなんだ品種の植物を植える。
モリスといえばまず何といってもジャーマンアイリスで、ここで生み出されたアイリスは今でもベントンシリーズとして人気が高い。
このアイリスの美しいこと!植えてみたい。少し日陰で見るほうがきれいでしょうか・・。こちらはベントン・オリーブ
もちろん、有名なあのバラ、セドリック・モリスも植えてあります。
Rosa Sir Cedric Morris - Rambling Rosefutureforests.ie
以下はデザイナーのサラ・プライスがインスタで語っていたこと
- カラースキームは、セドリックが描いた絵画にヒントを得て、水彩画のような優しい色使いで統一。
- 廃材を利用した植木鉢をフォーカルポイントに使うなど、あくまでも自然素材を生かす。
- ぎっしり植えないで、それぞれの植物に必要な空間を維持する。
なんとなく和風にも見えるのはそのせいですね。
上記インスタの5枚目、ムタビリスとフジなんて日本画みたい。
こちらでも少し写真を見ることができます
そして、ショーが終わった後、これらの植物はすべてベントン・エンドに移植されるそうです。
ベントンエンドは、持ち主亡き後荒れ果てていたのですが、近年、ガーデンミュージアムによって復興させるべく活動が始まっています。
RHSが決める賞のほか、People's Choiceという一般投票による賞もあり、ぜひこのお庭に獲得していただきたい。
植えてある植物の詳細がこの記事の最後に出ています。
みな考えることは同じらしく、ベントン・アイリスは著名ナーサリーで軒並み品切れ中 笑 私も欲しい。