久しぶりのハイドパーク。
木や草原の美しさに心が洗われるようでした。
でもこれは「究極のナチュラルメイク美人」
何もしていないように見えて実はちゃんと化粧しております。そうでなければあっという間に足を踏み入れられないようになってしまいます。
実は一度も行ったことのない、サーペンタインギャラリー、ザハ・ハディット設計、庭はアラベラ・レノックスボイドでできた当時は大変話題になりました。
・・・しかしそれから何年もたっているので、旬は過ぎたような。
それほど感心はしませんでした。
ナチュラルメイク 笑 の部分が美しいので、ハイドパークにはそんなに花は必要ない気がします。さらにコストの上昇と気候問題で、植え込みもどんどんシンプルに、お金をかけない方向に行っています。
ローズガーデン。オールドローズが主体なので今行っても、あまり見るものなし。
手入れもあまりされていない模様です。バラがないとはいえちょっと残念。
心地よさなら、やっぱりここでしょう。
セントポールの足元にある、トム・スチュワートスミスデザインの庭
この心地よさ、1日中いてもいいほどで、そんなに大きくはない場所ですが、もしロンドンに来ることがあればぜひ体感してほしい。吉谷桂子大先生も絶賛されていましたね。
シティの植え込みは世界に誇れると思う。
珍奇な植物でなくても、かつ比較的ローメンテナンスな植物でも、組み合わせとボリュームでこんなに美しく見える例。街の無機質さに調和しています。
Box(つげ)が枯れてしまっているのが惜しい。でもこれは今のイギリスでは仕方ないです。いずれ別の植物に置き換えられることでしょう。
子供のころから見慣れて古臭い感じがする赤のサルビアやダリアも、このように組み合わせると新鮮。周りが石なのがいいのだと思う。
・・シティの植栽にはまるでかなわないし、いまだ工事現場のようなうちの庭ですが、自分の好きなものをコツコツと集めてお世話しているので、平凡な植栽や手入れのできていない庭園よりは、はるかに見ごたえがあると思う 笑
さて来年はどうしましょうか。
植え込める場所がほとんどなくなってきているので、大胆な見直しか、現状維持か・・。バックガーデンはまだいろいろ改良の余地はありますね。