Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

最後の花・ダリアBelle of Barmera

急激に気温が下がってきました。気づけば9月もあと10日ほど。

このくらいの気温になると花弁数の多いバラはそろそろ咲ききれなくなってきます。

その点、ベンガルクリムゾンのような5弁のあっさりした花は有利。色がなくなってきた庭の中で目立ちます。

 

さて・・今年のオオトリ・ダリアBelle of Barmeraが咲きました。

 

 

これもすごいなあ。インドの織物を思わせるような派手な、しかし嫌みのない豪華な花。オレンジとピンクが交じりあった複雑な色調です。

 

ダリア、はまってしまいそう。バラと同じく大変なバリエーションがあり、素朴で小さなものから、劇的で巨大なものまで、色も青以外はそろっているのも同じ。

大輪の花だとピオニーも好きだけど、意外と花持ちがよくなくて、花の時期も短い。それに比べるとダリアは1カ月以上は咲いているのでそれもありがたい。

 

そういえば連作障害が出るとのことですが、RHSのダリアの項を見ても特に注意書きはない。イギリスでは冬の堀りあげが基本だからでしょうか?

これだけ花が咲く植物なら、土の栄養を使いつくしそうなので、同じ場所で長いこと育てると生育不良になりそうな気はしますね。

 

2023年の庭の季節もいよいよフィナーレ・・

そしてこの時期、強風も吹きます。巨大だったトウゴマの一部や、雲南リコリスも倒伏。すべての植物にサポートはできないので、あきらめて切って処分。

バラ・スパニッシュビューティーは早々に葉が落ち始めました。あと1カ月もすれば、マルチの準備のため庭には何もなくなってしまいます。さびしいけど、来年の春を夢見て大量の球根植えが待っている。