Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

ぬか漬けとコンポスト

コンポストもぬか漬けも小麦ふすまを使うという点で同じ仲間なのです。

 

ぬか漬け再チャレンジ中。

コロナが始まった年に暇だったので小麦ふすまで作ってみて、まあまあ食べられたのですが、途中で飽きてしまい、当時やっていたコンポストに入れて終了。

 

その時のコンポストは、米ぬかまたは小麦ふすまでコンポストの種を作ればうまくいく・・ということで始めるも、英国の夏ではダメらしく全然発熱せず、結局すべて地面に埋めてしまいましたがちゃんと土にかえりまして、そこでは今バラが元気に育っております。

 

ぬか床は、生き物を育てるのと同じように1日1回のお世話、ってことで、また食べたくなってきたので始めてみた。前回と同じく小麦ふすま(米ぬかは手に入らないので)、これに少しのヨーグルトとドライトマトポルチーニとしいたけの干したののミックスと唐辛子、あとは野菜を入れて1日2回ずつ、途中でマーマイトも入れてみた(邪道)。

 

 

1週間くらいで食べられるようになってきたが、ぬか漬けというより塩漬けだ。酸味がない。しかもちょっとセメダイン臭くなってきた。

この「セメダインの匂い」って本当にセメダインの匂い、としかいいようがないのだけど。食べるのに問題はないが発酵はあまりうまくいっていないサイン。

 

プラスチックのタッパーではぬか床も呼吸できないのでは・・通気のよさそうなテラコッタなど焼き物の入れ物をいろいろと探したが、買うとやけに高い。

 

正月明けのチャリティショップで陶器のなべ、4ポンドを偶然見つけ、喜んで買ってきた。それがこれ

どう考えてもぬか床のためのなべとしか思えない。水漏れしそうだし、火にかけたら割れるのではないか。前世は何だったのだろうか。

 

そしてセメダインの匂いから甘い匂いに・・しばらく漬物生活を継続できそうですね。

 

 

コンポストは、知り合いから、ぼかしを使ってやるといいよ、と教えてもらい、クリスマスのセールでキットを購入して再スタート。

市販のぼかしを使うやり方だと、基本生ごみは生の肉も含めてほぼすべて投入化が可能。しかも匂いが出ないらしい。

 

問題はぼかしを買い続けなければいけないことで、これもできたら自作したいところ。1年運用してうまくいくようだったら自分で作ってみるでいいかもしれません。

 

このぼかし、すごくいい匂いなのです。ほんのり甘い、パンのような匂い。

ぼかしは海外だと、米ぬかの代わりに小麦ふすまにモラセス、EM菌を混ぜたものが普通で、EM菌がなくても作ることは可能らしい。

 

残り物が全てコンポストに行くので、ごみはかなり減りました。容量はともかく、ごみ袋を持ち上げた時の重さが違う。

 

コンポストのケースがいっぱいになったら10日~2週間ほどそのまま寝かして、そのあと屋外のコンポスト置き場に出しておけば土にかえる。

 

このため、もう一つ別のケースが必要になります(生ごみを捨てる場所がなくなってしまうので)。なので通常は2個セットで売られている。

 

で、この屋外のコンポスト置き場・・以前は庭にスペースがたくさんあったので、穴掘って埋めることができたけど、もうそのような空き場所はないので、とりあえず庭の東側の日陰ゾーンの芝生の上に、以前買った安物のコンポスト入れを置き、まわりを金網で囲って固定してまぬ犬やキツネにやられないようにすることにします。

 

外に置くコンポスト入れを買ってもいいのですが、いったん家にあるものでやってみて、必要性が出てきたら買うことにします。手持ちのものはビニール製なのでいずれ劣化して穴が開いてくるでしょうし。

 

うちのカウンシルでは、生ごみコンポスト用として回収してくれるので、自分で作りたくなければ区にお任せするという方法もあります。

 

そういえば家のゴミを埋めたところに植えた植物はバラ以外も育ちが良いので、少しずつまくエリアを増やしたら、もっと元気な植物がみられるかもです。

 

雪混じりの一日。また寒くなりました。いえ、寒くなってくれないと困る。冬は寒くないといけないのです。