Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

救世主来たれり

今年は久しぶりにマタイ受難曲を聞いております。私のお勧めはこれ

 

テンポが遅すぎず早すぎず、ソロも合唱団もバランスが取れていて美しい。

古楽は珍奇に走りすぎ、かといって古い演奏は重すぎで聞くのが苦しかったりするが、この演奏は何度聞いても飽きない。

 

イースターらしく、庭の救世主やってきました~

ヒラタアブの幼虫です。あちらにもこちらにも。

 

バックガーデンのアリウムを食い荒らしているのはCutwormというらしい。

いくつか種類があるようで、大体、茶色っぽい蛾が成体のようです。

 

この虫、フロントにはほとんどいないのに、バックガーデンのアリウムは被害大。特に白の大玉が食われまくりです。バックガーデンにはこの手のアリウムは不向きだったか・・。

 

今年フロント側は、去年植えたアリウムが発芽したり発芽しなかったりで適度にばらけ、野菜畑感がなくなってよくなった。

そしてカルドンの成長ぶりがすごい。去年から道行く人にこれは何ですか?とよく聞かれる。去年植えつけた時には葉が3枚程度だった。

こんな感じ↓

 

カマッシア、植えたすべての場所で発芽して成長中。

意外と丈夫なのだな。しかも葉っぱが2色で面白い。

鉢植えチューリップは、まもなく開花です。数えてみたら27個花があがっていた。30個植えたのでまずまずの成績ですね。

 

さて、生ごみコンポストつくりの件、現在4サイクル目に入っています。

3つ目のバケツを、大型ポリバケツに移しました。確かに酢漬けが強烈になったような匂いがするので成功しているらしい。この時に出る液体は薄めて庭にまけば液肥になるということで、やってみた。

 

・・薄め方が足りなかったのか、1日中庭中が強烈な匂い・・まぬ犬どもが気にしてかぎまわる。

 

まああれだ、ぬか漬け、キムチにみそしょうゆなど、発酵製品に慣れているから匂いに関してもどこまでがOKか、そうでないかがなんとなくわかるものです。この匂いは私的にはぎりぎり許容範囲かなと。1日で消えますし。

 

しかし・・大型ポリバケツの中で虫は発生します 汗

イギリスの場合気温が低いから、分解が終わるまでにどうしても虫が発生してしまうのだな。

 

耳を澄ますとバケツの中で羽音が聞こえる・・寒い・・今、Silent Witnessをシリーズ1からずっと見ていっているのですけど、現場はこういう感じなんだろうか・・次にふたをあけるのは1か月後、それまでに死滅していることを祈ろう。

 

実はもう底のほうでコンポストができています。

このバケツは底を抜いてあって、軽く地中に埋めてあります。その周りから無理やり黒いものが押し出されてきている。おいおいその辺にまいていくことにしましょう。

 

そして、このバケツを設置した時につぶしてしまったと思っていた、シダ・シルバーゴーストがひよわながら芽を出しているのも発見したので、救出して植えなおしておきました。

 

改めて宿根草の本を読みなおし、思い切って抜いたり植え替えたりすることが肝要である、3年経ったら見直し、ということを思い出して、バラ・トーマス・A・ベケットの手前に植えてあったヒューケラ・パレスパープルを抜いて処分しました。

 

ヒューケラって時間がたってくるとどうしてもワサビの茎みたいなのができてきて見苦しくなります。

 

しかもこの位置、壁に挟まれてカタツムリの巣になってました・・。これで風通しが良くなった。ここには今後何も植えません。

 

次に、カンナ・シュトゥットガルトを1本抜きました。

フロントに植えるにはちょっと線が細くて、葉が日焼けもすることと、色の対比を考えて去年から別の品種に植え替えることを検討していました。

 

これが・・!

カンナってinvasiveですよ。気をつけないと。我が家もたった2株でずいぶん芽が増えていたのですけど、掘ってみるとあちこちに深く根が回っていて、抜くのが大変だった。

 

そして根に水分量が多いことにビックリ。切ると水が噴き出る勢いです。幸い柔らかいので切りやすく、大きい根っこもすぐに外れました。

これだけ水を含んでいれば、凍害もさもありなん。深植え必須です。

これで次のカンナを植え付ける準備ができました。

 

それから移植。

バラ・グレイスの手前にあったヘメロカリス・ハイペリオンをアーチのボーダーへ。

アーチのボーダーも、ラムズイヤーを手前へ、匂いアイリスを後ろへ動かしました。

 

このジャーマンアイリスの系統は雑草かという勢いでいくらでも増える。基本、地表に球根を転がしておくだけ。動かないようにピンで固定しておくのがコツ、その後は放置。ただし毎年分球させないとすぐに花が咲かなくなる。

 

去年からベントン・オリーブが欲しいと思って予約をかけているのですが、ほぼ1年たった現在もまだ入手できていません。

2リットル株で30ポンド払う気があればすぐに買えるのだけど、高すぎでしょ。去年のチェルシーフラワーショーでプレミアがついてしまい、手に入らなくなってしまった。

 

抜き去ったと思っていたムラサキツユクサ・スイートケイトがまた芽を出してきていたので今度こそ抜き取った。去年わざわざ注文したのに、実際に植えてみたらなんだかクモっぽくて気持ち悪かったので夏の終わりに抜いてしまった。こういうこともある。

 

あとは乾かないように、いろんなところにわらのマルチ。

 

リンゴの木もつぼみが色づいてきました。

去年の日記を見ると、なしの花が咲いたのは4月中旬、リンゴは5月はじめ。今年は2週間以上先行している。

昨日3月31日は、近所で早咲きのシャクヤクのつぼみが色づいているのも見かけた。3月ですよ? 今年はうるう年とはいえ早すぎ。

 

これで下準備ができたので、あとは注文した苗が来るのを待つのみ。