Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

気温が下がるとバラがきれいに咲く

去年の日記を見ますと今頃、猛暑だったらしいのですが。

 

madamtortoise.hatenablog.com

寒い・・。

朝晩はジャケットが必要。でもこんなのがイギリスの夏の標準。

ぷぐ子もチビも元気です。ぷぐ子3歳、チビ2歳になりました。最近柴のハチ君とお友達になり、公園を駆け回る日々。誰にでもフレンドリーなぷぐ子と違いチビは犬嫌い。ハチ君はチビの貴重なお友達。チビのほうから一緒に遊ぼう! と誘っています。

 

週末にアイスバーグの夏剪定をした。

それでもなおつぼみがあがってくる。こんなに気温が下がるなら秋の花、間に合う?夏剪定は遅すぎた? インディアンサマーが来ることを期待しよう。夏花を避けたおかげで今年は葉が青々。クロロシスもほとんどなかった。秋の花が咲かなければその分のエネルギーが来年に持ち越しになり、花の爆発が見られるはず。

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ベケット氏2世、細い赤さびだらけの1本の枝だったのがこんなに大きくなってすでに鉢から根がはみ出している。今年の初冬に地植え決定。バフビューティとその周辺の植物の移動と大作業が待っている。真ん中に大きなつぼみがついているのが見えるだろうか?

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 ピントがあわなかった・・↓ 根詰まりで下の葉が黄色くなってきた。早く何とかせねば

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ユキちゃんもこんなに大きくなった。植えかえないと。少し早いがもう花が咲いていいことにする。秋の花は、枝を固めるためにも咲かせたほうがいいらしいので。

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グレイスはちょっと調子が良くなさそう。たぶん、根詰まり。鉢植えって難しい。毎年植え替えるわけにはいかないからなあ。地上部を少なくしてバランスを取るしかない。

 

葉っぱが茂りすぎて株元が見えなくなっていて、それをかき分けてみたら真っ黒いアブラムシにやられていた。道理でアリがうろうろしていたはずだ・・。即、手を打たないとまずいので、今回だけは農薬を使用。申し訳ない。来年は使わなくても良いように、株元をつねに風通し良く見えるように維持しよう。

 

そのグレイスも、グルス・アン・アーヘンもつぼみがぼちぼちとあがってくるが、あまりいい花にならないのでとってしまっている。秋には間に合わないかな。どうだろう。アーヘンさんはそんなに大きくならないタイプなので鉢植えにはぴったり。あと2年くらいはこのままで大丈夫そう。

 

 

1季咲きはその点管理が楽だね~。開花以降基本的に放置のファンタン・ラトゥール。最近またシュートが出てきた。オールドローズなのと、大きくしたいので剪定も不要。冬になったら覆いを外して少しだけ枝の整理をしてから肥料やって終わり。

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我が家のフロントガーデンのほうはというと、気温が下がってきたせいか、すごくいい花が咲いている。

今年のMVPのトーマス・A・ベケット。ここまで活躍するとは正直思ってなかった。6月の開花から基本的にずーっと咲いていて、しかも、質も高い。少し香りが落ちてきたのはあるが。

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ミセス・ジョン・レインは6月は雨にあってしまい開花がきちんとできなかった。2番花はとてもきれいに咲いた。オールドローズらしいきれいな花の形。こんなにきれいなピンク色ならもう他のピンク系のバラはいらないかも。ただ来年は支柱を立てるなど軽い誘引が必要かな。花が重く、下がってしまって見えない。

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フロントガーデンのほうは黒星病に効くという肥料を散布してみた。こういうのは春先からやっておかないと間に合わないから気休めだな。

 

あとはバフ・ビューティ。

春の花はアブラムシがひどくてうんざりしたこともあり、ほぼ咲かせずに来たら、株が一気に巨大になった。これ移植が大変だろうな~。

もうアブラムシの季節も終わりだし、これから開花してもらって楽しむ予定。ピンクの花は今年導入したゼラニウム。この花のおかげでバラのないさみしさがカバーできた。

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かたつむりが大量に生まれてしまい、クレマチスやひまわりが被害にあっております。

とってもとってもどこからかはいあがってきますww やっぱり植物が増えると虫も増えるな。

いままでは気にもしていなかったのですが・・。バラに関してはトゲがあるため、かたつむりも登ってこれない。

 

なめくじならネマトーデスというセンチュウを購入して食べてもらうことができるが、かたつむりには効かない。ブラックバードさんに食べてもらうのがいいのだが・・

 

マイルドな、他の生き物に影響のない専用のスプレーで数を減らすしかないかな。全滅させないのがポイント。というかこの手の自然に優しい系のものでは全滅はできない。かたつむりをねらってくる虫や鳥などのために、残しておかないといけないのだ。

 

バラの挿し木は1本だけ、ご近所さんからの謎のERから根っこが出ていることが確認できた。ここまでで約1か月半。いよいよ鉢上げ。このくらい根っこが出るまでバラの挿し木は待ったほうが良いのだよ!

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残りもまだ死んではいないので、何とか寒くなるまでに根っこが出てくれるといいのだが。

 

 

 

これだけバラとお付き合いすると、1本1本に個性があるのがとても面白い。まるで人間のようだ。

他にもいろいろな植物があるが、ここまではっきり個性を感じるものはなかなかないだろう。

超マイペースな奥様、たくましく信頼できるベケット氏、どこにでもある存在ながらこれぞバラ、のアイスバーグ、美人姉妹、女神級の美しさのグレイス&グルスアンアーヘン(この2つはタイプが似ている)。

 

まだよくわからないものもある。バフビューティはたくましいのはよくわかったが、花をほとんど見ていないのでこれから。ファンタン・ラトゥールは手かがかからな過ぎて、成長もゆっくりめだからおつきあいもたぶんゆっくり。

 

我が家には今つるバラがない。秋にいよいよクライマーがやってくる。義妹からのバラも育てばつるになる。うまくお付き合いできるといいのだが。