Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

PLOT VS FCP 2回戦

前回の続き

 

madamtortoise.hatenablog.com

 

今回はV60

初めての試みとして1杯分の抽出

18グラムで300gのお湯、抽出3分~4分

C2MAXの目盛りは18、Pouroverとしては一番細かい設定

 

先手、FCP

目盛り18はかなり細かいため、湯量の配分が遅すぎて4分以上の抽出となってしまった。

 

前回とは異なる味わい。ちょっと濃いめになってしまったのですが、これはおいしい。

基本的には同じトーンが続く。スーパークリーンで同時に複雑さもある。終わりのほうでシトラス、それからピーチが出てくる。

 

V60での1杯分の抽出は、目盛りを思いっきり細かくしたほうが良かったのだな。今回はエアポケットもなく、非常にきれいに淹れることができた。

 

V60で1杯淹れるのはあまりやってこなかったので、1回別の豆を挟んでみた。

 

PLOTのガテマラ、Maria Eugenia Escobar

Bourbon, Carbonic Maceration, Washed

 

V60だと、クレバーフィルターと異なりトーンがあまり変化しないようだ。

あと挽き目目盛り18だと濃く出すぎる気がした。

 

続いてPLOT

上記を踏まえて挽き目を20にし、ポット温めをなしで湯温を下げてから淹れてみた。

 

飲む前から妙なる香りが・・

果物でも、花でもない、よくあるコーヒーの香りでもないけど素晴らしい香り。

 

・・やはり今回もPLOTの圧倒的勝利。

クレバーフィルターに比べるとトーンの変化が少なめですが、複雑な味わい。フルーツの酸味がずっと続く。底のほうにかすかに前回の石の香り。そして最後のほうでこの石の香りとミルキーさが出てきて終わる、という前回とは逆の流れになった。

 

音楽を聴いている感じで、初めから終わりまでゆっくりと変化していく。ここまでいくと焙煎も芸術に近いかも。

 

やっぱりPLOTはすごいのであった。コーヒーとしてはクレバーフィルターのほうが好み。

 

豆の比較写真。右がPLOT、左がFCP

焙煎の違いにより、深煎りのFCPは豆が小さくなっている。

 

次回は、PLOTは挽き目を上げて25、FCPは20~22くらいでクレバーフィルターで淹れてみる。