Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

コーヒー豆から見えてくるもの

生豆。

その後リサーチしたところ、

ある程度は仕方ない。

全く虫食いやカビがない=激烈に農薬を使っている可能性が高い

 

オーガニックが必ずしもいいわけではない

上記とは逆の理由で、虫食いやカビだらけのすさまじい代物もあるとか・・

 

UKでの個人での生豆の入手は非常に限られるため、とりあえずよさそうなところをいくつか試してみて決めるしかない。

 

コーヒー豆に関して、あれやこれやと言っているわけですが、結局何事も同じなのではないかと・・。

 

私には、スーパーで売られているコーヒー豆は、どうも飲めたものではない。

でも買う人がいるからあれだけの量が販売されているわけです。

すぐに手に入って便利だし、そこまで味の差が感じ取れないし、さらに安いから、という理由だと思う。

 

でもそれは肉や野菜も同じ。

去年、ハイストリートの肉屋に初めて入って肉を買いましたが、全く品質が違いました。

野菜もそう。インディアンショップやオーガニックのお店で買う野菜は別格です。

 

しかしデリバリーしてくれる便利さに負けて、野菜はともかく、肉屋には行っていない。いろんな店を回って買うのも面倒ですし、お肉はやはり少し値段が高めです。オーガニックの野菜は自分で買いたいものを選べないことが多いからあきらめました。

 

何故専門店で買わないのだろう?

自分しか飲まないコーヒー豆にこだわりすぎるのもどうなんだという気がしてきたよ・・

 

価格と便利さの折り合いで、基本はやはりスーパーになってしまうのですが、それならスーパーのコーヒーを買う人を嗤うことはできないよなと思います。

 

 

さて、エアフライヤー焙煎2回目。

今回は前回より温度を下げて、205度で10分。

あえて洗っていない(怖い・・)

150グラムの生豆、焙煎後の最終結果は80グラム。

仕上がり。もう少し温度を下げるか、時間を短くしてもいいのかな? 前回よりは浅めにできました。

 

比較のため、同じ条件で選別後、50度洗い1回かけてカビが見つかったものを再選別した焙煎も実施。ちなみに、カビは濡らした後1つしか見つからなかった。濡れているほうがその他の欠点は見つけやすいが・・

 

なんとこちらもぴったり80グラムになりました。

しかし同じ条件なのに煎りが強め、全体に乾燥気味、ムラも多いように見える。

余熱時間が長かったせいだと思われる。濡らした豆の剪定中もエアフライヤーを回していたので。

 

右が洗いなし、左が洗いあり

 

焙煎、面倒なのはやはり選別ことピッキングです。毛抜き的なピンセットがあると便利かもしれないな。1粒ずつつまんで、眼で識別してやっていくので時間がかかります。

 

香りが良かったら癒されたりするのだろうが、倉庫の匂いしかしない。

 

コーヒーに限らず、誰かがこのような作業を低賃金でやっているのです。せめて、手にしたものは無駄なく使い切りたい。そう思うようになったよ。

 

さて、焙煎の試飲の結果です。

 

洗いなし 焙煎後18時間後に淹れたもの

 

コーヒーの香りがほとんどない。飲んでいて物足りないです。

良い点としては、雑味がなく大変クリーン。後味も酸味が残るのみで悪くない。

スーパークリーンなんだけど、フレーバーもない、という結果。

コーヒーなのに、香りがないっていうのも妙なものですよ・・。豆を嗅げばコーヒーの香りはするんですけどね。

 

良いコーヒーは、毎回容器を開けるたびにとってもいい匂いがします。

うちのは鼻を近づけてわかる程度ですね。

 

続いて洗いあり

 

あっ、こっちのほうが確実においしい。

フレーバーがちゃんとある。雑味も全然ない。フルーツの酸味が良く出ている。

この価格でこの味だったら合格だよ‼ 少なくともスーパーのコーヒーには勝ってます。もう少し煎りが浅いほうが良かったかなと思いますが・・

 

やっぱり洗わないとダメなんだな。

自分で、しかもエアフライヤーの適当焙煎でもここまでできるんだ。

これなら自家焙煎ありかも。財布にやさしいしね。一流ロースタリーとは比べ物になりませんが、家庭の乙な趣味としてはいいと思う。

 

ということでしばらく続けてみます。