Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

コーヒー自家焙煎にチャレンジ その5 エアフライヤーで焙煎

夫に「エアフライヤーで焙煎すればいいのでは?」と言われ一笑に付したのですが・・

 

オーブンで焙煎できるならエアフライヤーでもできるし、実際やっている人もいるようです。

物は試しとやってみました。

網の上にアルミフォイルを敷き、その上に豆100グラム相当(事前選抜したので減っている)を載せ、余熱5分ののち210度、15分をめどにやってみた。

 

結構派手にはじける音が3分くらいでしはじめ、途中でのぞくとかなり早く焙煎が進行しているようなので、11分くらいでやめました。

 

ざる2つもって庭に出て、ガラガラ~ガラガラ~とそれぞれのざるに豆を入れ替えて冷却&チャフの除去。

 

その後さらに選抜しましたが、今回はゆるめにしたので合計48グラムと半分で済みました。

 

 

ちょっと早すぎるのですが1時間後に試飲。

まさに煎りたてなので、ポテトの匂いがきつい=ガス発生中。

手鍋に比べると、ムラが少ない。中煎りプラスになってしまったようで苦みが強めなのと、フルーツのフレーバーが薄めですが、飲み終わった後の苦みがすごく少ない。

好みのテイストではないですが、飲んだ時のフレーバーの推移のバラツキは少なくなりました。つまり、より均一に煎ることができたことになります。

 

 

あとは・・今回3回水で洗った後、50℃洗いを3分やっているのですが、このクラスの品質の豆にはよかったかも。

すごく良い豆ならこんなことしなくてもいいのですが・・

 

それとは別に、手鍋でももう1回やりました。

 

今回は結構振り方を大きくして、やや長めに焙煎しましたが、選別をかなりきつめにやったので、120グラムで最終結果は28グラムと、なんと4分の1になってしまいました。ここまでやらなくてもいいのかなあ・・。

 

こちらは約24時間後に試飲。

ナッツのいい匂いがして期待大・・と思いきや! なんと、挽けない。固すぎて。

ミルが回転しません。少しずつ動かしてなんとか砕きましたがカラカラ。

抽出も、全く膨らまない。

 

そしてできたコーヒーがこちら

ほうじ茶?? 

渋みもなく、意外に飲めましたけど、なんというか・・コーヒーではありません。

豆の写真を撮ればよかった。コンポストに入れてしまいましたよ。

 

エアフライヤー焙煎、18時間後に2回目の試飲。

やはりまだポテトくさいのはもちろんですが・・ 前回より味が明らかによくなり、フルーツのフレーバーも強くなり、今までの焙煎の中では一番まともに近い味。

これならエアフライヤーでいいのでは 爆

 

良い点として、デジタルで温度と時間が調整できるので、好みの加減を再現しやすい。

これで調子をつかんでみるというのも手です。なんといっても簡単なのが良い。

 

手鍋2回目、焙煎時間15分は長すぎた。前回より火力弱かったですし。

 

日本だと焙煎は大体15分くらい、エアフライヤーでも15~20分としているみたいです。こちら火力&電力が強いので、10分前後が目安でいいのかも。なにしろせんべいを放置しておいてもしけらない国、水分保有量も違うのでしょう。

 

フィルターコーヒーは浅煎りが好きなのですが、自家焙煎は中煎り~深煎りのほうが作りやすいです。豆の欠点も分かりにくくなる(でも後味でばれるのですが・・)。

 

浅煎りは手作業だとなかなか難しいです。やっぱりプロはすごいなと。

 

まずはエアフライヤーで遊んでみることにします。

 

あとはできるだけ豆の選別をしなくてよい、良い豆を見つけたい。こんなの英国ではマニア中のマニアがやることなので、あまり選択肢もないのですが。