Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

庭の球根の芽・いろいろ

本日は灰の水曜日

我が家のアッシュ・ウェンズデイ

今年は大量に球根植物を植えました。芽があちらこちらから出ております。

 

球根ってもともとそんなに好きではなかった。花が咲いた後がだらしない・・

しかし私の庭もそれなりに植物が大きくなり、だらしなさも他の植物に紛れるようになりました。

 

それで気づいた球根のメリット。適応できる範囲が広い。

 

何しろ咲くだけ咲いたら、苦手な季節は地下に潜ってやり過ごしてしまうわけです。

宿根草やシュラブが黙って耐えている間に着々とエネルギーを蓄えるずるい奴 笑

乾燥地を好む、など基本的な性質はあれど、そうではない場所でもそれなりに育ちます。しかもいつの間にか、植えた覚えのない場所に移動していたりして。

 

それぞれの植物の生存戦略、とても興味深いです。

 

ベツレヘムスターことオーニソガラム

原種グラジオラス(写真中央)

この芽がすごく硬いのですよ。触ってビックリ。刀を連想します。

去年は発芽するも途中で黄色くなって全滅。今回は得意の場所を見つけるため、庭のあらゆるところにばらまいてみました。生き残りレース。

 

クロッカス・プリンスクラウス

いい加減に移植しないとね・・ここだと日陰すぎていい花が咲かない。去年もほぼ葉だけで終わった 汗

 

我が家で最も高価な植物、スノードロップ・Primrose Warberg

先日コンポスト用の巨大110リットルバケツをこのエリアに設置しました。

すると突然スノードロップの首がすごい勢いで伸びた。1-2日でこの伸び。明らかに光の方向に向かっています。

 

花が終わり次第移植するので、来年はもっといい場所できれいに見えるでしょう。

日陰が好きなのかと思っていたのですが、日が当たる場所のほうが好きなようです。

 

ゴールド系のスノードロップ、1球が70ポンドとか、それ以上するものもあります。

 

ゴールドのみならず普通のスノードロップも驚くほどの種類がありますが、その差が比較的小さく、それでもその差にマニアは大金を払うのでした。

 

我が家の株は普通のお値段・・17ポンドくらいでしたか。それでもサイズを考えるとこの花が我が家では最も高価です。

 

 

気が早いシャクヤク・コーラルチャームの芽

今年も1つしか出ていないので花が咲かないかなあ~この株は外れだった。忘れたころに何とかなるでしょう。シャクヤクは厳密には球根ではない。

 

チューリップ系いろいろ

原種と、去年の残りのベル・エポックベル・エポックは翌年も一応花が咲くということだったので地植えにしてみた。

こちらはミルフィーユ植え。アプリコットと紫の2色(ナイトアンドデイコレクション/クイーンオブナイトとアプリコットビューティ合計30球)、バケツの上部・中部と2層に分けて植え込んでいる。

発芽したらリスにアタックされなくなるー掘り返さなくなるので、網を外さねば。そしてフロントガーデンへ移動予定です。あと3週間もすれば開花か・・また季節は巡るのね・・

 

 

あとこれは・・

ネイティブアメリカンが薬用・食用にしていた植物、メタリックブルーの花が咲く、専門のナーサリーもある、水辺が好きな植物、などさまざまな付随情報が浮かぶも名前が思い出せない・・なんだっけ・・ 

これも大量に球根があったのでいろんなところに植えたが、フロントガーデンのここだけしか発芽していない。

 

どうしても思い出せないので検索・・あっ、カマシア・ブルーメロディだった。

モンティ・ドンが良く使っている植物ね。モンティのお庭は冬になると水没するエリアができるくらい、湿った土地なので生育がよいのだろう。うちの球根も発芽したエリアは、ロベリア・クイーンヴィクトリアが元気に育っている場所で、確かに水気の多いところだわ。納得。

 

春先の球根花というと他にはムスカリ、イフェイオン、シラーが有名どころか。ムスカリはおととしの春に植えたけど場所を忘れ・・そのくらい我が家では存在感がない。ムスカリは花後のだらしなさ第1位だから、増えてほしくもないのでそのくらいで良い。

 

イフェイオンは花は素敵だがガーリックの匂いがきつい。シラーは私の憎むスパニッシュ・ブルーベルと同類ですから植えません。

 

春咲きのアヤメ。今朝突然咲いた。

アヤメは球根、でいいのかな。アイリスは厳密には球根ではない。

 

ヒアシンス。茎が伸びません 笑 地植えにするとこうなってしまいますね

 

匂いスミレ

これも宿根草ですが、今の花ということで。

 

あとはユリなんかもあるが、夏咲きの球根の発芽はずっとあと。

来年はペチコート水仙を植えたいな。