いえ、琺瑯です。英語ではEnamel
昭和のコーヒー店といえば、コーヒーポットはホーロー製。
重いし、火にかけると寿命が短くなるし、落下すれば割れるので、最近はあまり人気がないそうですね。
我が家で愛用しているのは去年eBayで買った、1回しか使っていないというキントーのステンレスのドリップポットです。去年買ってよかったもののトップ3に入る品物。
しかし、ステンレスはいわゆる金気くささが微妙にあります。
自分焙煎のコーヒーはともかく、PLOTのような極上コーヒーを淹れるにあたり、ちょっとでも別の匂いがしないほうがいいのではないか。
匂いがつかないのならホーロー一択ということで、出物がないか探しておりました。
コーヒーメーカーが出しているホーロードリップポットはデザインがいまいち。
かわいいものはたくさんあるのですが、ドリップするには継ぎ口の形が悪いし、製品の質もよくわからない割には高い。
ル・クルーゼのドリップポット、これまた1回しか使ってないというのがeBayに出ていて、値段も手頃だったため即決。
見た目より軽いです。
直火にもIHにも対応していますが、火にかける予定はありません。ふたも外れにくい。見た目もまずまず。
しかし欠点は・・キントーに比べると湯量のコントロールが難しいなあ。どうしても出すぎてしまいます。これは自分が道具に合わせるしかありません。
今飲んでいるPLOTのこちらをV60で淹れてみました。
カトゥアイだったのか。。普通はあまりおいしくはないのですが、ちゃんとした豆ってあるんだな。
今回は有名な日本のバリスタ井崎さんが推奨している方法を使ってみました。
ただし豆21グラムは濃すぎます。うちのエリアがとりわけ硬水だからなのかもしれません。豆19グラム、300グラムのお湯で作ってみました。
いつもは2分で落とし切ってしまうのですが今回は3分以上と長くなりました。
60・60・120グラムと落として、最初の蒸らしが1分。あとは湯量が減りすぎないように見ていきます。
ポットのせいで湯量のコントロールもいまいち、じゃぼじゃぼお湯を注ぐような感じになってしまい、300グラムではなくいつもの320グラムになってしまった・・汗
これは驚き。味が全然違う~。今回はフレーバーがすごくよく出ていてビックリ。あと全体的に味が丸いです。まろやか。これはホーローのせいではないかと思ったのですがどうでしょう。
上記の動画で気づいたのが、昔の淹れ方だと壁にはお湯を落とさないようにするところ、最初からまんべんなくお湯を回しかけている。
あとジェームス・ホフマンもいってましたがSwirlーお湯を混ぜるやり方がこれでわかりました。これ、スプーン等で混ぜてもダメだったんですね。
ジェームスはV60をつかんで回していて、真似したらコーヒーをこぼしそうになったので(不器用ww)、スプーンでやっていたところ、動画を見るとV60の根元を抑えてゆすると中に入っているコーヒーが回転することがはじめてわかりました。
こんな小さなことですが、小さいことの積み重ねが結果の違いになるってことですよね。
また豆を平らにならしてからお湯を注ぐのも、この根元を抑えてゆする方法できれいに平面になります。これも知らなかった。
淹れ方で同じコーヒーがこんなに変化するのか・・
まだまだ知らないことがたくさんあります。驚きです。
次回は今までのキントーのポットで同じ淹れ方で試してみます。また道具が増えた、夫に怒られるなあ 爆