Tortoise Bar

英国園芸&珈琲日記

コーヒーの本と、Workshopのエスプレッソ

先日この本を読みました。

 

 

これはお勧めできる。非常にうまく情報が整理されており、読むとスッキリ。

有益な情報がたくさん入っています。

自分がどういうコーヒーが飲みたいのかもはっきりしました。

 

要素分解がうまいのですね。自分の飲みたいコーヒーに対し、優先すべきは豆そのもの? 煎り方? 挽き方? 淹れ方? と迷うところですが、これに対しても回答を出しています。

 

先日Youtubeでのこの方のコーヒーの淹れ方も紹介しましたが、確かにブレなく淹れることができて気に入っています。

 

いまさらながら目からうろこだったのが、

ーコーヒーにもトレンドがある。エスプレッソも今は昔のような濃い苦いものからフレーバー重視に移っている。

ー時間帯によってコーヒーの選び方と淹れ方を変えるとよい。

 

私は朝一番にコーヒーを飲むので、あまりに強烈なタイプではなく、香りがあって優しい感じがやっぱりよかったりする。

 

Hasbeanのメキシコ・自然栽培のコーヒーはその点本当に良かったです。

お高いのでそうめったには買えないですが・・

中国のお話だったと思うのですが、お椀に水を入れて覗いてみるとそこにいろいろなものが映る、というのがあって、このコーヒーは飲みはじめから終わりまで、そんな感じでした。

 

またPLOTのカーボニックマセレーションのコーヒー、最初は香りが強烈すぎて朝飲むのはためらうほどでしたが、開封して2週間過ぎるとまた別の表情が出てきて、これもすごくよかったです。

 

さて・・今年はメインにPLOT、そして自家焙煎で行こうと思っているのですが、Workshopがサイトのリニューアルを記念して全品20%オフだったので、いつもと違うものを買ってみました。

 

こちらはエスプレッソ用です。

エチオピアのシダマ

イギリスでは深煎りでフィルター用というのは基本的に売っていません。

オムニローストというエスプレッソとフィルター両方いけるというものならありますが、取り扱いはそれほど多くないです。

スペシャルティコーヒーは中煎りぐらいまでが基本なので、深煎りのスペシャルティコーヒーっていうのは見かけないのですね。

 

この豆はエスプレッソにしては値段がお高め。エスプレッソ用だと専門店で買っても9ポンドくらいからのところ、これは通常の豆と値段が同じです。深煎りとしてフィルターで飲めば楽しめるのではないかと購入してみました。

 

・・これも衝撃的なおいしさ。

バターの風味がします。ちょっと鉛筆っぽい香りと、お花の香り。フルーツ系の酸味はありませんが、こんなに複雑な深煎りって初めて飲みました。飲み終わってしばらくするとやはり苦みがきますね。エスプレッソで飲んだらどうなんだろう。

 

コーヒーはワインと同じでバリエーションが無限にあります。なのではまるというか、飽きがこないです。

お茶はコーヒーほど複雑なフレーバーのものにあたったことがない。そのようなお茶は私の財布では買えないレベルで存在しているのかもしれませんが・・

 

Workshopの豆、あと2つありまして、これらを使い切るあたりで自家焙煎に取り組む予定です。